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更年期症状~気になるホルモン補充療法についてQ&A

  • 2014/11/27 UP!

テーマ:更年期症状[4]

「更年期症状」という言葉はよく聞くけれど、その症状について、対処法について詳しく分からないという人も多いのでは?誰にでもおとずれる更年期。よく分からず思い悩むより、きちんとした知識を身につけ正しく対処していけばうまくつきあえるはず。今回は前回紹介した更年期症状の治療法の中から、HRT(ホルモン補充療法)について、よくあるご質問にお答えします。

黄 聖琥院長今回の担当は
黄聖琥
(こうせいこ)院長

HRT(ホルモン補充療法)のQ&A

Q更年期の症状が全くないのですが、症状が無い人でもHRTを始めた方がいいのでしょうか。

A症状が無い方でも、年齢とともに確実にエストロゲンは減少していきます。女性ホルモンであるエストロゲンは、自律神経、感情の働き、骨、皮膚、粘膜、関節、筋肉、胃腸、脳の働きにも大きくかかわってきます。たとえば10年後には、骨粗鬆症の発症や関節痛が起こったり、また血液中のコレステロールが上昇し、動脈硬化の発症で、狭心症・脳梗塞・心筋梗塞などの原因にもなるのです。よってこの治療は、これから未来の高齢化社会に向けて、寝たきりにならないように元気で生きていく手立てと考えた方がいいでしょう。けして症状がないからと、安心していてはいけません。

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QHRTを始めると出血(生理)はありますか

A閉経後の身体を、ホルモンがあった若いときの状態に戻していくので、もちろん以前の生理と同じように出血があります(周期的投与法)。エストロゲン(卵胞ホルモン)と、プロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類のホルモンを使用し、若いときと同じように5日~7日の生理がありますが、出血をいつ起こすかは計算されていますので、次の出血はいつと予測はついています。HRTを継続して年齢が65歳以上になってくれば、出血をさせない投与方法もあるので投与法については医師と相談になります。出血には個人差があり、まれに出血がない方や出血量が少ない方もいます。出血させることで、子宮体癌のリスクを下げたり、膣の中の病原菌を出してくれたり、メリットもあるので出血を嫌がらす、上手く付き合っていくことをお勧めします。

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Q子宮筋腫がありますが、HRTはできるのでしょうか。

A子宮筋腫の状況に応じて、ホルモン量を調節することができます。子宮筋腫は、ホルモンに影響を受けるので閉経になれば自然と小さくなりますが、HRTをすることで、影響を受けてしまいます。しかし子宮筋腫の大きさや出血の状況で、ホルモン量の調節をおこなえばHRTを行うこともできます。

Qいつまで続けるといいでしょうか。症状が治れば、HRTをやめてもいいの?

A症状が改善したからとHRTを中止してしまえば、以前と同じように再度症状が出現したり、症状がなくとも体は老いるので動脈硬化、骨粗鬆症は遅れながらも出現します。ですから、HRTにいつまでと期限はなく長く続ければ続けた分だけ老化しにくい体と言えます。しかし、始める時期は大切です。閉経前後5年のうちからHRTを始めると、動脈硬化が進んでいないので安心して始められます。

Qピル(OC)との違いはなんですか。

A目的が違います。ピル(OC)避妊のために排卵を抑えるためのもので、HRTは欠乏したエストロゲンを補うもの。もちろん、中に含まれているホルモンの量から種類まで違います。40代でピルを内服している方は閉経後にはHRTに切り替える事をお勧めします。

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QHRTはどれくらい世界で普及しているの

A日本の普及率が低いことがわかります。また認知度が低いので、専門の知識を持った医師も少ないのが現状です。女性が自身の健康のことを考えるきっかけとして、HRT(ホルモン補充療法)を知っていただければ思います。高齢化の社会を救うべくHRTが普及できればと考えています。

オーストラリア 56% カナダ 42%
アメリカ 38% アイスランド 38%
フランス 38% ベルギー 35%
イギリス 30% スウェーデン 29%
台湾 17.4% 韓国 8.8%
イタリア 7.9% スペイン 6.9%
日本 1.7%

黄 聖琥(こう せいこ)院長

黄 聖琥(こう せいこ)院長
女性のライフスタイルの向上を目指して更年期治療と肌のアンチエイジング治療を行っています。疑問に思う事や、不安なことは、お気軽にお声掛け下さい。

【趣味】
・バスケットボール 自転車

【略歴】
平成14年3月 横浜市立大学医学部卒業後、臨床研修医(横浜市立大学附属病院) 
平成16年4月 横浜市立大学形成外科入局 各関連病院 形成外科
平成24年4月 済生会横浜市南部病院形成外科 医長
平成25年4月 横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科 助教
平成26年4月 KO CLINIC for antiagingを開院
平成19年より肝斑の病態、治療法に関して、臨床研究を開始し、現在も病態の解明や治療・対処法などに力を入れている。

【医院紹介】
KO CLINIC for Antiaging
こうレディースクリニック・江ノ島

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