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手指の腫れも更年期症状の一つ 痛みやしびれはガマンしないで

  • 2017/07/27 UP!

女性の健康情報をお届けする「明日のカラダ」。今回は手指の痛み、腫れについて、平瀬雄一先生に教えてもらいました。

女性ホルモンの急激な変動と深い関係あり

40~50代以降の女性では、手の指の第一関節や第二関節が腫れたり、曲がったり、さらには痛みやしびれ、腫れだけでなく、指の変形に悩まされる人が増えていきます。多くは「使いすぎ」「年齢のせい」とされがちです。しかし利き手ではなくても発症することから、「使いすぎ」だけが原因とはいえません。また、リウマチと勘違いしている人も多いのが実情です。

実は、これらの症状は女性ホルモン(エストロゲン)の急激な変動と深い関係があります。エストロゲンは腱や滑膜(関節を包む膜)の保護作用があり、エストロゲンが急激に変動することで腫れたり、痛みやすくなります。エストロゲンの急激な変動は妊娠時や産後にも起こりますが、減少の度合いが緩やかならば、あまり問題になりません。ところが40~50代では急激に女性ホルモンが減少(ピーク時の3分の1以下)。その変化に体がついていけなくなり、炎症が起こりやすくなります。つまり手指の痛みや腫れも、更年期症状の一つといえるのです。

「年齢のせいだから仕方ない」と諦めないで

治療法としてはテーピングやステロイド注射のほか、初期であればエストロゲンによく似た働きをするサプリメント(エクオール)で症状を抑えたり、サプリメントと注射を併用することもあります。いずれにしても「年齢のせいだから仕方ない」と諦めないでください。腫れをそのまま放置していると、手指は曲がり、変形していきます。変形が進むと、物が持てなくなる、指に力が入らなくなるなど日常生活にも不便を生じます。

大切なのは原因をきちんと医師に診断してもらい、「変形へと進まないように対処、予防し、正しく治療する」ことです。確率は10分の1以下ですが、原因がリウマチである場合もあります。リウマチかどうかは検査をすれば分かります。女性はガマンする人が多いのですが、ガマンは不要です。症状があれば早目に専門医に相談しましょう。

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四谷メディカルキューブ
手の外科・マイクロサージャリーセンター
センター長
平瀬 雄一先生

日本手外科学会専門医、日本形成外科学会専門医

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