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もしかして間違ってない?~女性のカラダの真実~

女性の体は女性ホルモン(エストロゲン)に一生左右されています。しかし、正しい知識を持たず誤解していることも。そこで“女性のカラダの真実”について、婦人科医の谷内麻子先生が解説してくれました。さあ、チェック!

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女性なら、必ずあります「更年期」!
体の中では全員、大きな変化が起こっています

「更年期」は、閉経の前後10年間をさし、誰にでも訪れます。この時期は女性ホルモン=エストロゲンが急激に減少し、ホルモンバランスが崩れることで、さまざまな不調があらわれます(グラフ参照)。個人差がとても大きく、中にはほとんど症状がでない人もいます。

ただ、体の中では全員、確実に大きな変化が起こっています。それまで体を守ってくれていた女性ホルモンが減少し、骨粗しょう症、動脈硬化、脂質異常症(高脂血症)などのトラブルが起こりやすくなっているのです。症状が特にないから、とそのままにせず、きちんと検診を受け、運動や食生活など日常生活を見直す時期が「更年期」です。

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【更年期】 日本人の閉経の平均年齢は約50歳。閉経前後の10年間を「更年期」といいます
【更年期症状】のぼせ、イライラなど、更年期に出やすい症状のこと
【更年期障害】日常生活に影響が出るほど重い状態のこと

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2人に1人はイソフラボンの分解能力がない。
よって、半数は対策になりません

大豆に含まれる大豆イソフラボンが、腸内細菌で代謝されて作られる「エクオール」という物質が“女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをする”と注目されています。ですが、実は「エクオール」を作れる腸内細菌を持っているのは、日本人女性の約半数。腸内細菌を持っていない人は、いくら大豆をとっても「エクオール」を作ることはできず、女性ホルモン対策にはなりません。「エクオール」が作れるかどうかは、尿検査キットで簡単に分かります。

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年齢的に更年期にあたるなら、
更年期症状のうつや不眠かもしれません

初経時、月経前、妊娠産褥(じょく)期、更年期…といった女性ホルモンが変動する時期は、イライラする、不安感が強くなる、憂鬱な気分になるなど、心理的にも不安定になります。特に「更年期」は、最も大きな女性ホルモン変動が起こり、うつになるリスクも高くなります。気分が落ち込む、不眠に悩まされるなどの症状があれば、早目に医師に相談して治療を。

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生活に支障があり、仕事ができないなど
日常生活に支障があるなら、治療が大事

更年期症状の治療の一つであるホルモン補充療法は、5年間行うと、統計的には乳がんにかかるリスクは約1.27倍高くなるといわれていますが、死亡率は変わりません。治療期間が5年以内ならば、乳がんリスクは変わらないとのデータもあります。家事ができないなど日常生活に支障があるならば、ガマンせずに、治療の選択肢の一つとして考えましょう。ホルモン補充療法を始める前には、乳がん検査を受けることが大切。治療中も年に一度は検査をします。万が一異常があった場合でも早期治療につながりますし、検診に行かなければ発見されることがなかった乳がんが、早目に発見できると考えることもできます。

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遺伝はしません。体質やライフスタイルが
似ているかどうかによります

更年期障害は遺伝はしません。ただ、母娘では体質が似るということは考えられます。ライフスタイルや食生活が似ている場合、似た症状が出ることはあるかもしれません。また、母娘で体格が似ている場合は、同じような症状が出やすいといえるでしょう。いずれにしても、母から娘に「女性ホルモン」の正しい知識を伝えることが大切です。

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教えてくれたのは 谷内麻子先生
女性なら避けて通れない「更年期」。目に見えないところで女性の体は大きく変化しています。悩んでいるならガマンせずに婦人科に相談しましょう。
聖マリアンナ医科大学産婦人科学教室 講師

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