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女性ホルモンの減少とストレス過多がアトピー再燃のきっかけになることも

  • 2017/08/31 UP!

女性の健康情報をお届けする「明日のカラダ」。今回は肌の悩みについて、荻野千晶先生に教えてもらいました。

アトピー素因を持っている人は注意しましょう

女性ホルモンが減少する更年期に、乾燥や肌荒れなどの症状に悩まされる女性は多くいます。女性ホルモンのエストロゲンには、皮膚の保水力を維持し、皮膚の厚みを保つ働きが、またプロゲステロンには皮脂分泌を促進するなどの働きがあります。その女性ホルモンが減少することで、皮膚が乾燥しやすくなったり、肌荒れが生じたりするのです。

肌荒れやかゆみなどの症状があると「急にアトピー性皮膚炎になってしまったのでは」と心配する人は結構いるのですが、更年期にアトピー性皮膚炎を突然発症しやすくなるかというと、そういうことはありません。

アトピー性皮膚炎は、自分や家族にぜん息・花粉症・アトピー性皮膚炎の人がいる、いわゆるアレルギー家系であるといったアトピー素因を持つ人に、乾燥や汗、ストレス、ダニや食物に対するアレルギーなどの環境因子が加わることで発症することが多いもの。アトピー性皮膚炎の多くは幼少期に発症します。成人しても続くこともありますが、ほとんどの場合、学童期までに軽くなっていきます。

ただ、アトピー素因を持っている人が更年期を迎えると、肌の変化や乾燥、ストレス過多がきっかけになり、それまで落ち着いていたアトピー性皮膚炎が再燃したり、悪化したりということはあります。大人の場合も、治療法は通常のアトピー性皮膚炎と同じです。早目に皮膚科に相談しましょう。

更年期は皮膚以外にも体も心も変調をきたすことが多く、さまざまな身体症状に加えイライラすることも増え、非常にストレスを感じやすい時期です。ストレスはアトピーを悪化させますし、アトピー自体がまたストレスの原因になって、更年期症状の悪化につながることもあります。

40~50代は忙しい年代ですが、ゆっくり肌をケアする時間やリラックスする時間を持ち、皮膚も、体も、心も元気を目指してほしいと思います。

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湘南かまくらクリニック、湘南鎌倉総合病院
皮膚科
荻野 千晶先生

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

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