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  • 2016/10/27 UP!

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秋、読書が楽しみな時期。
私たちが住んでいる千葉が舞台の本を集めました。心にしみる小説から、大人が読んでも楽しい絵本まで。
しっとりとした時間を過ごしてみて。

※価格は税別

心の成長を導く恋

きらきら眼鏡
森沢明夫
(双葉社・1700円)

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2018年夏、実写映画に!

あらすじ 古書店で偶然手にした1冊の本。そこに挟まれていた名刺の人物と出会い惹かれていくが、彼女には余命宣告を受けた恋人の存在があった…

編集部発 ココが好き!

自らが傷ついた過去から、人の心の機微を感じとることが上手な主人公が、物語の終盤には優しいだけでない、勇気を携えた青年に成長。いい意味で人間くさい登場人物たちも、愛すべきキャラばかり。さりげなくほかの作品と絡む仕掛けも楽しみの一つです。いつの間にか、涙がはらり…(M子)

舞台は 船橋

地元の人気居酒屋「一九」を主人公が訪れるシーンでは、名物“小松菜ハイボール”もしっかり登場。「ふなばし三番瀬海浜公園」の海風の香り、夕暮れが美しく暖かく、物悲しい。また主人公の実家がある南房総の潮騒の描写が、心に染みる。

映画「きらきら眼鏡」製作発表の様子は編集ブログで
http://mrs.living.jp/chiba/chibastaff_blog/article/2463173

日常のいとしさに気づく

永遠の出口
森絵都
(集英社文庫・560円)

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新作「みかづき」の舞台も千葉

あらすじ 小さい頃、私は「永遠」という言葉にめっぽう弱い子供だった——。ふつうの少女、紀子の10歳から18歳までの9年間をつづったベストセラー。第一回本屋大賞第四位作品。

編集部発 ココが好き!

普通の少女、紀子は友達ともめるし、小さな嫉妬もし、ちょっとワルになり、幼い恋に破れ、家族同士もフツ~にぎくしゃくする。元少女の私には紀子の痛みや日常への小さなもどかしさがその都度理解できて、心を寄せながら読めました。何気ない日常の感情を丁寧になぞる幸せを感じます。(O)

舞台は 総武線

12歳の紀子は友だちと“国鉄”で千葉駅へ買い物に。老舗然とした千葉そごうに気後れする友だちを励まし、地下で“試食食べ放題”へ(笑)。冒険と称し、八幡宿駅へも。津田沼のシーンが好きです。

優しい町“船橋”

ふなふな船橋
吉本ばなな
(朝日新聞出版・1300円)

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帯をふなっしーが書いて話題に

あらすじ 15歳で一家離散を経験した立石花は、15年たった今も母からもらった梨の妖精のぬいぐるみを大切にしていた。繰り返し夢にでてくる小さな女の子との約束を果たそうとするが…。

編集部発 ココが好き!

主人公・花が大好きなお母さんと別れた日の船橋駅前。今、奈美おばさんと暮らす海老川周辺の町の景色。船橋の町はいつも花を優しく受け入れている。私が住む街はこんなに優しいだろうか。船橋がうらやましい。梨の妖精がこの町にいて、寄り添ってくれる気さえする。とても優しい物語です。(O)

舞台は 船橋

“海の匂いがむんむんと含まれた風や真っ暗な夜のさびれた商店街…”。角を曲がれば、ばったりと梨の妖精に会えるかもと空想する花。海老川、玉川旅館、ららぽーと、IKEAの名も登場。花が今もこの街で生きている気がします。

音楽が家族をつなぐ

カルテット!
鬼塚忠
(河出文庫・630円)

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2012年映画化、DVDに

あらすじ かつては“輪”だった家族が、いつしか崩壊寸前に。周囲の人たちとの関わりを交えながら、クラシック音楽を通して、家族が再生していく様子を描く。

編集部発 ココが好き!

失業中の父、息子に期待する母、劣等感の塊となってしまった姉。そんな家族をひとつにしたいバイオリニストを目指す主人公・開。どの立場に立って読んでもその苦しみが手に取るように。幼少期にピアノを習っていた私も音楽の力を再発見でき、読後には、この“カルテット”に拍手!(Y子)

舞台は 浦安

市営公園近くの開のバイオリン教室、姉・美咲の初登場シーンの警察署、家族が初めて息を合わせた文化センターの練習室、街の人が集まるレストラン「かのん」など、浦安を歩くと家族の誰かとすれ違いそうな気持ちに。

いますぐ行ってみたくなる!

小湊鐡道沿線の旅
出発進行! 里山トロッコ列車
かこさとし
(偕成社・1200円)

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冊子で小湊鐡道を描いた作者が、房総に魅せられ執筆

あらすじ 小湊鐡道の里見駅から養老渓谷駅の約10kmを、2015年から走っている“トロッコ列車”。列車の仕組みや周辺の観光スポットなどを、優しい絵と詳しい文章で解説。

編集部発 ココが好き!

トロッコ列車と旅する懐かしい風景。千葉に住んでいながら、知らなかった伝説や秘密の観光スポットを、この目で確かめたくなります。絵本のような図鑑のような…大人が読んでも「へぇー!」と思える情報がたくさん。何よりも、90歳のかこさとしさんが描く味のある絵で心が和みます。(Y子)

舞台は 里見~養老渓谷

トロッコ列車が走る里見、飯給(いたぶ)、月崎、上総大久保、養老渓谷の5駅。それぞれにホタルが見られたり、77万年前の地層があったり、市原市の指定文化財「真高寺」の山門があったりと、一度は訪れたい名所が満載です。

小説、エッセイ、コミック、ライトノベルまで…
意外とあるある、千葉の本!

江戸時代に書かれた曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」(南房総市)や、芥川龍之介の「海のほとり」(一宮町)などの古典の他に、作家・村山由佳さんの鴨川移住物語「海風通信 カモガワ開拓日記」や、「弱虫ぺダル」(佐倉市)などのコミックも。大人気ライトノベルの「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、千葉市が舞台です。

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の作者 渡 航さんへのインタビューはこちら
http://mrs.living.jp/chiba/a_feature/article/1809886

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