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知って身を守る! 犯罪の傾向と対策〈千葉県警察本部 よくし隊レディ「あおぼーし」隊長に聞きました〉

日々聞こえてくる、事件のニュース。怖いなあ、と思いながらも、意外と「自分が被害に合う」ことを想定していないのでは? そこで今回は、女性が知っておきたい犯罪の傾向と対策の最前線を、千葉県警察本部の生活安全総務課に聞きました。

教えてくれたのは…
永田裕子さん 千葉県警部補。県警女性警察官による、よくし隊レディ「あおぼーし」隊長。女性と子どもを犯罪から守るために、駅前での声掛けキャンペーンや学校での防犯講座など、広報啓発活動を展開している。

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「犯人は、プロ。経験と知識と技術を駆使してねらってきます。“私がねらわれるかもしれない”と思い、備えることが大切です。自分の身は自分で守ってほしい、というのが、心からの願い。これからも訴え続けます」

あおぼーし」は、女性を守るための標語です。
あ: 歩きスマホをやめましょう。
お:(危ない目に遭ったら)大声を出しましょう。
遅くなったら迎えやタクシーの利用をしましょう。
ぼ: 防犯グッズを活用しましょう。
ー: エスカレーターやエレベーターでは周囲を警戒しましょう。
し: 下着は室内に干しましょう。
(被害をすぐに)知らせましょう。

不法侵入(空き巣・忍び込み)

実は無施錠が約3割、ガラス破りは約5割。まずは施錠を!

傾向
窓を壊して侵入すると思われがちですが、実は約3割が鍵のかかっていない窓や戸口から侵入しています。
対策
玄関と全ての窓に鍵をかけることを習慣に。家にいる時もです。不在中も電気をつけて在宅を装うことも対策に。泥棒は「光」「音」「時間」を嫌います。窓の二重鍵は、泥棒に時間をかけさせることができます(写真参照)。

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補助錠設置は、窓の上部がおススメ。背伸びして窓を壊すのは目立つので、泥棒は嫌うのだそう!

犯人の心理
「窓の鍵は開けたのに、補助錠が付いているのか。これ以上時間がかかるのはイヤだな。諦めよう…」

ひったくり

犯人はバイクや自転車で近づいてきます。バッグは歩道側に。タスキがけバッグがおすすめ

傾向
被害者は、9割が女性。バイクや自転車で後ろから近づいて、カバンを取って逃げていきます。歩道と車道の間に段差がない道で、帰宅途中の夕方から夜にかけて、歩行者がたくさんいる時に多く発生しています。
対策
カバンはタスキがけにして、歩道側に持つ。後ろからバイクの音がしたら、振り返って。犯人は顔を見られることを嫌がります。自転車の前カゴもねらわれるので、防犯ネットを。

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答えはコチラ

犯人の心理
「カバンは肩掛け、車道側だな。追い越しざまにひったくってバイクで走り去れば、顔を見られることもない」

痴漢・強制わいせつ

痴漢は無警戒な人をねらいます。歩きスマホは絶対にやめて!

傾向
被害者は15~18歳が圧倒的。でも、「年配の女性なら届け出ないと思ってやった」という犯人の供述もあり、誰しも被害に遭う可能性が。手口は、後ろからねらって、抱きついたり倒したりします。車が使われることも。
対策
無警戒な人はねらわれやすいです。特に、歩きスマホは危険。防犯ブザーはヒモなどを引くだけで大きな音が出て、身を守るのに有効です。また、車が近くで急にスピードを落としたり、追い越して止まったら要注意。勇気をもって引き返してください。

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かわいい防犯ブザー。ネット上などで種類豊富にそろっています

犯人の心理
「歩きながらスマホに熱中しているな。気づかれずに近づけるぞ」

インスタグラムやフェイスブック、SNSも要注意!

現代では、SNSがきっかけとなった犯罪が増えています。

リアルタイムに海外旅行の書き込みをすれば、数日間は不在となることが明白。空き巣ねらいの被害の危険が。
画像に位置情報が入っていれば行動範囲がわかってしまい、ストーカーのターゲットになることも。

使用するSNSの機能をよく理解して、もし悪用されたらどんな危険が潜んでいるかを知ることが大切です。

Qの答え―彼女が危険なところ 歩きスマホ/イヤホン/カバンが車道側/口の開いたトートバッグ/防犯ブザーを付けていない(Qに戻る


Web+α情報

今や「オレオレ」だけではない! 電話de 詐欺 2017年最新事情

電話でお金の話は詐欺と思って! 家族やまわりの人に、まずは相談を

オレオレ詐欺も、今や手口はいろいろ。「オレオレ」とは言わない電話や、電話だけでなくハガキを使う手口も。最新事情を、千葉県警察本部生活安全部生活安全総務課の樋口友和さんと、柴﨑智央さんに教えていただきました。

傾向
「オレだけど」と、息子が窮地に陥った状況を装って電話をしてくる「オレオレ詐欺」。相変わらず増加しています。被害者の9割は女性。息子を名乗り、「お父さんにも言わないで」「すぐに用意しないと大変なんだよ」などと母性をくすぐり、近親者や公的機関に相談するスキを与えません。
イマドキの傾向としては、それ以外に、警官や公務員、銀行員になりすまして、電話をしてくる手口が増えています。千葉では、銀行員をかたる人がキャッシュカードを受け取りに来る手口も多いです。

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警察や銀行がカードを預かることは、ありません!

手口
(1)銀行員をかたる人がキャッシュカードを持ち去る
銀行員をかたる人が家を訪れて「キャッシュカードが不正に使われています。カードを交換しないと、あなたのカードがこのまま他人に使われてしまいます。新しいカードを作るので、まずはお預かりさせてください。暗証番号を変える必要があるので、暗証番号を教えてください。」と言って、キャッシュカードを持ち去り、そのまま預金を引き出します。
(2)還付金詐欺
「還付金があります」「あなたの年金の未払金があります」などという電話がかかってきます。「今日であれば、特別に手続きができます」「1時間以内なら還付できます」などと言葉巧みにATMに誘導。ATMの操作方法を電話で指示し、「この番号を押してください」と言われた番号が、犯人グループの口座への振込金額だったりします。
(3)架空請求
「有料サイトの未納金があります。このままでは裁判になりますので、至急連絡をしてください」というような内容のハガキやメールを送って、問い合わせの連絡先に電話をかけさせるのが「架空請求」です。電話をかけたら終わり! と思ってください。相手はだますプロ。あらゆる技術、手口を使って、電話で誘導します。
(4)電話での誘導の手口例
コンビニなどで電子マネーを買わせて、その電子マネーを使用できるコード番号を電話で聞きだします。金額は比較的少額ですが(10万円、など)、年配の方だけでなく、若者の被害も多くなっています。

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ポスターで啓蒙中!

対策
「電話de詐欺」は、対策が浸透すると、巧みに手口を変えてくる、いわゆる、いたちごっこです。手口もどんどん複雑化しています。この犯罪のツールは、「電話」。そこでシンプルに、「電話でお金の話は、詐欺!」と思って。相手が誰であれ、お金の話が始まったら、まずは詐欺を疑って、家族や身近な人に必ず相談してください。
電話の機能を使って対策もできます。「電話de詐欺」は家の電話にかかってくるので、留守電にしておく、ナンバーディスプレイにする、などが有効です。

※金融機関では、70歳以上で3年以上ATMで手続きしていない人について、振込限度額を少額に設定するなど、さまざまな協力体制をとり、防犯に努めています。

犯人の心理
「留守番電話か。名簿には電話番号がたくさん載っているから、次の番号にかけよう。声を録音されて、足がついても嫌だし」

「ちば安全・安心メール」を知ってますか?
犯罪の発生状況、不審者情報などを、パソコンや携帯電話に電子メールで知らせてくれます。
詳細、配信登録は千葉県警ホームページ↓
http://www.police.pref.chiba.jp/mailmagazine/index.html

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