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心震えるテノールの響き ~オペラ界の貴公子 金山京介~

2017/7/14

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ボンジュール! みなさま!

Madame Mでございます。

 

素晴らしい芸術に出会うと、

あまりの感動に、心が震え、目が潤んでしまいます。

心の震えとともに、ネガティブなものが振るい落とされ、

心の中に爽やかな風が吹き、清々しくなります。

金山京介さんの演奏も、その1つに数えられます。

7月1日に開催された「金山京介テノールリサイタル」で、

素晴らしい演奏を堪能してきました。

今回は、金山京介さんにフォーカスオン!

 

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「金山京介テノールリサイタル」、

紀尾井町サロンホールで開催されました。

満席のお客様を前に堂々と演奏する姿が凛々しいです。

そのテノールの響きの素晴らしいこと!!

金山京介さんは、オペラにも多数、出演し、

宮本亜門氏に、容姿・実力ともに「オペラ界の貴公子」と

絶賛されました。

 

ちなみに、声楽家が歌うことを「演奏」といいます。

楽器は「身体」ということのようです。

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MCを交えながらのリサイタルです。

<演奏曲>

1部

海に来たれ(作者不詳)

マリウ愛の言葉を(ビクシオ)

朝の歌(レオンカヴァッロ)

オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」より恋のそよ風
(モーツァルト)

オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より恋人を慰めて
(モーツァルト)

オペラ「秘密の結婚」より夜が明ける前に
(チマローザ)

2部

夢見たものは(木下牧子)

鷗(木下牧子)

死んだ男の残したものは(武満徹)

オペラ「ファウスト」よりこの清らかな住まい(グノー)

オペラ「ロミオとジュリエット」より昇れ太陽よ(グノー)

 

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馴染みのある曲とそうでない曲、いろいろありますが、

まずは、その声量に驚かされました。

そして、とても美しい声に鳥肌が立ちました。

 

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MCも楽しく、会場は笑いに包まれました。

背が高くて、イケメンの金山さんに、

お話しを伺いました。

 

――声楽家になったきっかけは?

高校の時に、合唱部に入っていて、

その時の先生に声楽家になるように勧められました。

そして、そのまま音大に行きました。

 

――クラシックが好きになったきっかけは?

好きで楽しくなってきたのが大学生の時です。

ポップス好きの人たちが自分の好きなアーティストで

話が盛り上がるように、

クラシックの音楽で話が合い、

一緒に盛り上がることができる友人ができた時です。

それまでは、なかなかクラシックで盛り上がれなかったので、

とても嬉しく、楽しかったです。

 

――いつ頃から声楽家になろうと思いましたか?

最初は、言われるがままで、軽い気持ちでした。

大学3年の時、オペラソリストコースに選抜されました。

100人の中から5人くらいの優秀な学生が選ばれます。

そこで、オペラの一場面を演奏してみて、

声楽家の道に進めるような気がしました。

 

――曲の情景を浮かべながら演奏しているのですか?

情景を思い浮かべながら演奏することもありますが、

頭の中のどこかには冷静な部分を作っています。

特に気をつけていることは、

悲しい時に悲しい表現をするのではなく、

悲しい時こそ笑って演奏すること。

それこそが、

お客様に感動を与える演奏なのではないかと考えます。

 

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――歌詞を覚えるのは大変だと思いますがコツはありますか?

練習に勝るものはありません。

何回も練習して、口に覚えさせていきます。

そして、自分の練習の演奏の録音を何回も聴きます。

緊張すると忘れそうになりますが、

口に覚えさせると歌詞が出てきます。

 

――よい声を出すためにしていることはありますか?

自宅で練習をします。

自分ではわからないので、客観的に聴いてもらいます。

また、身体も大事なので、

筋トレやウォーキングなどの軽い運動をします。

食事にも気をつけていて、

何々を食べるようにしているとかではありませんが、

腹八分目くらいにしています。

 

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――オペラにもたくさん出演していますが、思い出深いエピソードはありますか?

オペラデビューは宮本亜門さん演出の「魔笛」でした。

初めての舞台でしたので、分からないことばかりで

自分の実力の無さに歯痒い思いをしていました。

経験豊かな共演者の方々に囲まれて、

聴こえて来る音楽は素晴らしいのに、

いざ自分が声を出すと、その水準に達していない、

そういった歯痒さからか、

初日は緊張し過ぎてしまい、家を出る時に涙が出ました。

そして本番が終わってからも

やはり楽屋で泣いてしまいました。

そこで洗礼を受け、次の舞台からは

少しずつ冷静になることができたように思います。

これまで二期会や、日生劇場のオペラの舞台に立たせて頂き、

素晴らしい方々と共演をさせて頂くことができました。

それは1人で練習していても

決して得ることができない貴重な経験となりました。

 

――クラシックは誰が好きですか?

モーツァルトです。

歌うより聴くのが好きです。

自分にはモーツァルトの方があっていると思います。

ロマン派後期(ヴェルディ、プッチーニなど)は、

自分が歌うには重すぎて、物足りなさを与えてしまいます。

 

――オペラで是非、やってみたい役はありますか?

自分のレパートリーはモーツァルトのような、

ロマン派前期のナヨナヨとしたような、

恋する気弱な青年が多いです。

いつかは、ヴェルディやプッチーニのような

ヒロイックで、英雄的な力強い男をやってみたいです。

 

――好きなアーティストはいますか?

特にいません。

時間があるとき、YouTubeでいろいろ聴いています。

ラ・ディル(※)で昭和歌謡なども歌うので、

「少年時代」など、日本語の歌を聴いています。

 

――クラシック以外を歌うことはありますか?

ラ・ディル(※)で歌うような「愛燦燦」など昭和歌謡や、

ミュージカルです。

※ラ・ディルは、金山さん所属のコーラスグループです。

 

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――声楽家にならなかったら何になっていましたか?

サラリーマンでしょう。

 

――気分転換に、何かしていることはありますか?

お風呂が大好きなんです。

スーパー銭湯や、サウナに行きます。

地方公演の時は、温泉には必ず入ります。

 

――好きな食べ物は何ですか?

辛口のワインです。

赤、白、シャンパン、みんな好きです。

甘いものも好きで、

特に、お饅頭や練り物などの和菓子が好きです。

あとは、月並みですが、焼き肉とお寿司です。

 

――理想の女性はどんな方ですか?

一緒にいて落ち着く人、

家にいても、安心できる人です。

 

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――クラシックを楽しむためにできること、何かおススメはありますか?

それは、いつも考えていることですね。

間口の広いコンサートはたくさんあります。

「行ってみたら面白かった。馴染みの曲が聴けた。」などと、

お客様に楽しんで頂けるように考えています。

事前に演奏曲を知っていたら、

コンサートに行く前にYouTubeで聴いてみるのも

いいかもしれません。

オペラも時代に沿うように、演出や演奏は昔とちがいます。

終わって、「声がすごかった!」だけでもいいので、

思ってもらえたらと思います。

気軽に楽しんで頂けたらと思っています。

 

――今後どのような活動をしたいですか?

昨年、日生劇場でのオペラ「後宮からの逃走」に

出演しました。

大きな舞台です。

これからも、そんな大きな仕事がもらえるように

がんばりたいです。

また、ラ・ディル(※)はクロスオーバー的な曲が多いです。

クラシックはハードルが高いと思われる人たちに

気軽に楽しんでもらいたいです。

今後も幅広い活動をしていき、

その時、その時に来て下さるお客様に

満足して楽しんでもらえる演奏をしたいです。

 

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金山さんにお話しを伺っていて、

とても真面目で控えめな印象を受けました。

それは、そのまま演奏に表れていて、

丸いというか、とても優しい声です。

その優しさが心地よく、心にしみわたり癒されます。

そして、とても奥行のある声です。

それはとても頼もしく堂々と感じられます。

聴いていて、あまりの感動に目が潤みました。

演奏も素晴らしいのですが、

お話しの声の美しいこと!

まるで歌うようにお話しをされました。

背が高くて、イケメンで、

まさに、オペラ界の貴公子です!

 

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金山さんは、ソロとしてだけではなく、

コーラスグループのメンバーとしても活躍しています。

それが「ラ・ディル」です。

La Dill」(ラ・ディル)は、

尾崎亜美さんのプロデュースにより、

クラシックとJ-POPの世界を融合させた

新たなる世界観と極上のハーモニーの男性声楽ユニットです。

カウンターテナーからバリトンまで

4オクターブの歌声が紡ぎだす奇跡のハーモニー、

実力派オペラ歌手4人、

彌勒 忠史(カウンターテナー)、坂下 忠弘(バリトン)

金山 京介(テノール)、岩田 健志(バリトン)

による注目の男性オペラユニットです。(敬称略)

既に、メジャーデビューもして、

CD「La Dill 匂い立つ風」がリリースされています。

今回のリサイタルには、

バリトンの坂下忠弘さん、ピアノ担当の吉田貴至さんが

いらしていました。

 

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左より、坂下忠弘さん、金山京介さん、吉田貴至(ピアノ)さん

 

その他、「ARDENTE」(アルデンテ)というコンサートを

同世代の男性歌手達と定期的に開催しています。

クラシックから昭和歌謡を含めたポップスまで

幅広く演奏しています。

 

また、5月に行われた

第35回ソレイユ音楽コンクールで3位入賞、

8月31日には、受賞者全員によるコンサートもあります。

詳しくは、金山さんのブログをご覧ください。

今後の活躍が期待される「オペラ界の貴公子」です!

 

金山京介 プロフィール
島根県出身。国立音楽大学声楽科首席卒業。卒業時に矢田部賞受賞。オペラ・ソリストコース終了。
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程(オペラ)を終了。
二期会オペラ研修所第56期マスタークラス修了。終了時に優秀賞受賞。
『魔笛』タミーノ、日生劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『後宮からの逃走』ベルモンテ、など、国内の主要なオペラに続けて出演。二期会会員。
金山京介ブログ
https://ameblo.jp/kanayama-pooh/

 

コンサート情報

「ARDENTE」(アルデンテ)13回コンサート
日時:7月30日(日)
昼公演: 12:00開場 13:30開演
夜公園: 18:00開場 19:30開演
場所:アート・カフェ・フレンズ(恵比寿駅から徒歩1分)
恵比寿サウス・ワンB1F
東京都渋谷区恵比寿南1-7-8
チケット:3500円(ミュージックチャージ)+500円(1ドリンク)
ARDENTE公式サイト

 

第35回ソレイユ音楽コンクール「’17音楽現代新人賞」
入賞者及び入選者発表コンサート
日時:8月31日(木)
開場:17:30
開演:ピアノ部門18:00~ 声楽部門19:00~
場所:東京文化会館 小ホール
(JR「上野駅」下車 公園口出口正面)
問い合わせ:ソレイユ音楽事務所
http://www.soleilmusic.com/

 

コメント
  1. ☆マーさまへ☆ コメントをありがとうございます。とても嬉しいです!金山さんの素敵な演奏にリハの時からウルウルでした。今後の活躍がとても楽しみです。

    Madame M2017/07/18

  2. 素敵な記事に感謝でした。お写真といい質問事項といい的を得た文章・そして今後の活動宣伝。素晴らしいです!!!

    マー2017/07/17



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