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伏見行介 作品展 Toward the Landscape -見える時、見えない時-

2017/10/12

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ボンジュール! みなさま!

Madame Mでございます。

 

街の中には、素敵な被写体があふれています。

それに気がつかないで通り過ぎていませんか。

写真にして改めて見ると、

そこには、驚きを発見します。

こんなに素敵なところが、

こんな不思議なところがあったのかしら!

と。

都会のワンシーンを切り取った写真の数々、

そんな素敵な写真展が開催されます。

今回は、伏見行介 作品展

Toward the Landscape -見える時、見えない時-

にフォーカスオン!

 

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伏見行介 作品展
Toward the Landscape -見える時、見えない時-
会場:SONYイメージングギャラリー銀座
住所:東京都中央区銀座5−8−1 銀座プレイス 6F
電話:03-3571-7606
期間 2017年10月13日(金)~26日(木)会期中無休
時間 11:00〜19:00
入場無料

 

東京生まれ、東京育ちの私の「風景」写真です。

「風景」ではなく、スナップだとおっしゃる方も、

いらっしゃると思いますが、

私にとっては、それは、重要なことではありません。

仕事の時もそうでない時も、

私はいつも肩からカメラをぶらさげている

珍しいフォトグラファーです。

何故、毎日カメラを肩からさげているのか、

特別な理由はありません。

たぶん、癖のようなものなのでしょう。

カメラが無いと落ち着きません。

毎日カメラを持っていても、

1枚も写せない日もあれば、たくさん写せる日もあります。

そう、何かが見える時も、見えない時もあるのです。

ここ10年と少しのデジタルカメラになってからの

写真の中から選びました。

世の中、デジタル化が進み、写真を発表する媒体は

紙以外にもありますが、

私にとっては写真とは、紙、プリントで見るものです。

「写真とは・・・」という理屈でなく、

何かを感じていただけたら幸いです。

――伏見行介氏 写真展紹介文より――

 

写真は楽しいです。

撮る人の感じ方、切り取り方で、

そこに写し出されたモノが変化します。

そして、その写し出された作品を見ると、

その中に、ストーリーが広がったり、

頭の中でミュージックが流れたりと

見る人の中でも変化します。

そういう意味で、今回の写真展は、

多くの広がりを見つけることができると思います。

いつもは広告写真を撮っている伏見氏が、

仕事としてではなく撮った写真の数々。

東京育ちのフォトグラファーが撮った東京、

どれを見ても、かっこいいです。

伏見氏に今回の写真展について、

いろいろとお話を伺ってきました。

 

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伏見行介氏

 

――写真を始めたのはいつですか?また、今回のシリーズは何歳から始めたのですか?

写真を撮り始めるようになったのは、

学生時代のフィルムの時代からです。

このシリーズは、50歳くらいから撮り始めました。

 

――きっかけはありますか?

エキサイトのWEBの仕事をしていた時、

WEB上で写真ブロガーのコンテストがあり、

審査員をしました。

その時に、デジタルカメラで日常風景を

感覚的に切り取った写真を

撮り続けている人たちがいるのを見て刺激を受けました。

20代のフィルム時代に、同じような写真を、

浅井慎平さんの影響を受けて撮っていて

写真展も開催しました。

しかし、そういう写真は、自分の内では少し飽きてしまい、

もう古い写真になっていました。

仕事も忙しくなり、写真を撮ることを中断していました。

ところが、エキサイトのコンテストで

デジタルカメラの時代になっても

若い人達も同じような感覚で写真を写しているのを知って、

やる気がおこりました。

デジタルカメラで気軽な気持ちで再開しました。

 

――毎日撮る写真の量は膨大だと思いますが、撮った時のことを覚えていますか?

ほとんど覚えています。どこで撮ったかも覚えています。

写真を見ると、いろいろなことを思い出します。

いわば、撮ったときの思い出の媒体です。

 

――毎日撮っていて気をつけていることはありますか?

無理に作り出さないようにしています。

技巧的になりそうな写真を撮りたいとは思わないし、

義務化されていないので、撮れないときもあります。

何かきっかけがあると撮りたくなります。

今回、ソニーギャラリーでの展示なのですが、

ソニーさんのカメラで写した写真がありませんでした。

ということで、ソニーさんが、カメラを借してくれました。

新しいカメラを買うと、

「使ってみたい」、「撮ってみたいと」と思うように、

カメラを変えただけで、風景の見え方がちがいます。

今回、ソニーさんにお借りしたカメラで撮った銀座の写真も、

急遽、展示作品に入れました。

 

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――景色は、災害や再開発で変わったりしています。中にはとても貴重な写真があるのではないですか?

そのうち出てくるかもしれません。

その写真を見た人が「昔はこうだった」

と思い出すのかもしれませんが、

それは写した人の意図とは関係ないところにあると思います。

そういう意味で、撮る人の意図、見る人の意図は関係ないので

同じ大きさの写真にしました。

 

――写真展での展示のしかたに意図はありますか?

見た時のバランスを大切にしています。

自分が好きなものを大きくすると、

見る人に押し付けることになりそうで、

大きさを同じにしています。

 

――ブログで発表する写真と今回のように写真展で発表する写真に違いがありますか?

数年前まで、今のブログとは別の写真のブログを

開設していました。

そこにアップした写真も今回の展示の中にあります。

撮りっぱなしだった写真もあります。

写真は最終的にはプリントで表現するものだと思っています。

プリントで見てもらいたいのです。

プリントは表現の幅が違います。

そういう意味でも、今回まとめなおして、

プリントでの初めて発表です。

 

――街(東京)に興味があるのですか?

アメリカのコンテンポラリー写真が好きで、

写真家である自分自身が風景の中に入っています。

たとえば、自然の風景を撮る写真家は、風景の前に立ち、

風景と対峙して写真を撮りますが、

自分は、都会という被写体の中に溶け込んでいます。

今回、撮りに行こうと思って撮った写真は1枚もありません。

70年代に多感な学生時代を過ごし、

「都市」というのが大きな題材でした。

「都市の声を聞け」みたいな、

街からの声に耳を傾けていました。

都市は人の感じ方によって見え方が全く違ってきます。

とても興味をそそられます。

東京に住んでいるということもあり、

毎日見ているものに興味がいっぱいです。

ずっと街を撮り続けたいです

 

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――ご自身にとって「街」とは何ですか?

自分と同化しているもの、

あって当たり前のものです。

都会を離れると寂しくなります。

帰ってきて東京タワーを見るとほっとします。

 

――東京生まれ、東京育ちですが、東京の写真を1枚だけ撮るとしたら、何を撮りますか?

国会議事堂です。

どう撮るかは別として。

70年代安保の頃、学生時代にやったことが

身についているのかもしれません。

そういう意味では、東京のシンボルはスカイツリーではなく、

東京タワーになってしまいます。

 

――カメラをいつも持ち歩くのは重くないですか?

撮るのが楽しくなければ重いカメラを持って歩かないです。

レンズ交換できるカメラでないと、表現ができないので、

重いカメラになってしまいます。

写真での表現の仕方は仕事でわかっているので、

重くても気になりません。

 

――「見える時」「見えない時」とありますが、どういう意味ですか?

一生懸命というのは、疲れてしまって長続きしません。

肩ひじを張らないで、気が向くままに撮っています。

撮った時は、「撮れた」つまり「見える時」

と思って写しました。

しかし、写したすぐ後に見たらそんなに印象に残らないで、

あとになって、時間がたって見たら、

面白くなっていた写真があります。

東京は風景の中にいろいろなものが溶け込んでいて、

偶然を見逃しているような気がします。

そこから何を感じられるか、撮れるか、ということです。

 

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――写真を撮る上で、大切なことは何ですか?

大事なものは、モノを見る目です。

同じモノを見ても人によって、いろいろです。

たとえば、ある建物を見て、

経済を勉強した人は経済的な視点で、

建築を勉強した人は建築学的な視点で見るでしょう。

撮影技術は4年もあれば覚えられますが、

モノを見る目は技術では補えません。

 

――ご自身にとって「撮る」とは、どういうことですか?

仕事が広告写真なので、

クライアントのためにベストを尽くすことです。

今回の写真展のような写真は、

自分の確認のために撮っています。

そして、自分が確認したものを、

自分がおもしろいと思うところを撮り、

表現する人として、共感する人を求めたいです。

 

――今後も撮り続けますか? 

街を撮り続けたいです。

今回の写真展が、自分自身を見つめ直す

よいきっかけとなりました。

仕切り直しができたので、

これからも写真を撮る意欲が湧きました。

魅力あふれる街を撮り続けていきます。

 

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今回の写真展のタイトルに合わせて、

伏見氏の写真を街の中で撮らせて頂きました。

場所は東京、原宿、

伏見氏の会社がある場所です。

伏見氏の身体は街に溶け込んで、

カメラは伏見氏に溶け込んでいるようでした。

何事にも興味深々で、

好奇心旺盛な少年のような瞳は、

ファインダーを通して、輝いていました。

身体の中に東京を感じる、まさにそんな方です。

写真展では、新しい発見がありそうです!

 

写真展は、10月13日(金)から、

SONYイメージングギャラリー銀座で始まります。

ゲストに立木義浩さん、石田立雄さんをお迎えしての

ギャラリートークも開催されます。

 

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◆伏見行介氏プロフィール
東京生まれ、東京育ち。
中学の時から写真をはじめ、和光大学・人間関係学科卒。
在学中より写真家・長友健二氏に師事。
その後、広告写真家杉木直也氏、
熊谷晃氏等のアシスタントを経て、
フリーランスフォトグラファーとして活動。
現在、広告写真撮影プロダクション・マッシュ代表。
ポラロイドギャラリー、キヤノンギャラリーで個展。
広告関係の授賞多数。
日本広告写真家協会会員(APA)/常務理事
日本写真家協会会員(JPS)/広報委員
日本写真協会会員(JPA)
Blog  http://mashtokyo.exblog.jp/
facebook  https://www.facebook.com/mash.boss

 

伏見行介 作品展
Toward the Landscape -見える時、見えない時-
会場:SONYイメージングギャラリー銀座
住所:東京都中央区銀座5−8−1 銀座プレイス 6F
電話:03-3571-7606
期間:2017年10月13日(金)~26日(木)会期中無休
時間:11:00〜19:00
入場無料
https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/171013/

 

ギャラリートーク
入場無料/事前予約不要
会場:ソニーイメージングギャラリー 銀座
☆「立木義浩さんと語る風景・スナップ」
日時:10月14日(土) 17:00~17:45
ゲスト:立木義浩氏(写真家)
☆「編集者はフォトグラファーの何を見ているか?」
日時:10月20日(金) 17:30~18:15
ゲスト:石田立雄氏(フォトエディター、前CAPA編集長)
・ギャラリートークは記録のために撮影する場合があります。
・座席はございません。

 



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