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29年度公立高校入試を考える 基礎から応用まで、一部難問も

29年度公立高校入試を考える 基礎から応用まで、一部難問も

29年度公立高校入試を考える
基礎から応用まで、一部難問も

 新学期が始まり、新中学3年生にとっては受験の年となります。元公立高等学校校長の廣岡徹さんに、今春、平成29年度の公立高校の入試を振り返ってもらい、傾向を聞きました。

廣岡徹(ひろおかとおる)さん

廣岡徹(ひろおかとおる)

1947年兵庫県生まれ。兵庫県立高校教諭から県教育委員会、教育事務所長、県立高等学校長を経て2008年から兵庫教育大学教職大学院教授。14年3月退官、現在は講師。

 高校入試における出題傾向は、基本的に大きく変わることはないと思われます。そこには受験生の心理的負担を過度なものにはしたくない、という配慮も働いていると考えられるからです。

 ただ、学習指導要領が改訂された場合などは、出題や解答の形式が変わることもないとはいえません。もっとも、中学校でも傾向に応じた対応がなされるはずですから、大きな混乱はないと思われます。

 では、29年度入試を振り返ってみましょう。

 まず、設問構成、出題配分(得点比率)については、5教科とも前年度から変化はありませんでした。出題分野も大きな偏りはなく、基礎から応用まで幅広く出題され、設問もよく考えられていると言えるでしょう。

 各教科ごとに、今年度の出題の概略と、今後の対策をまとめました。参考にしてみてください。

過去問は対策の要、5年はさかのぼって

 国語=記号選択が多くその分、正解に至る知識と読解力が必要。特に素材の文章そのものが長い問題もあり、日頃から長文の読解問題に慣れておく必要があります。古文・漢文は基本事項を確実に。また、慣用句、四字熟語、敬語ほかの出題もあり、確実に覚えておきたいものです。

 数学=出題は全領域にわたり、出題数も多い。難度の高い設問への対応も必要だが、まず基礎問題を確実に。また、例年図形・グラフに関する出題率が高く、対策が必要。計算力も求められます。

 理科=生物、化学、物理、地学の各分野から幅広く出題。実験・観察に関する設問では、問題文が比較的長いので、しっかり読み取ること。実験の方法、手順、器具の名称などに留意。図表や資料の読み取りにも注意。

 社会=地理、歴史、公民から幅広く出題。重要語句の正確な記述が求められます。統計、資料にも注意。また、現代社会の時事課題に関する新聞報道なども注意が必要。

 英語=リスニングのスピードには慣れが必要。当然ながら語彙力、文法力は不可欠。読解は問題文も長く、解答には一定のスピードが求められ、長文への慣れが必要。日常生活に関する単語や表現にも注意しましょう。

 いずれも、対策の要となるのは過去問、5年はさかのぼりましょう。

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