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養護教諭は児童生徒の安全安心の要、仕事が多く超多忙

養護教諭は児童生徒の安全安心の要、仕事が多く超多忙

養護教諭は児童生徒の安全安心の要、
仕事が多く超多忙

 学生時代、誰もがお世話になった保健室。多岐にわたる仕事の内容、さらに児童生徒と密接な関係をもつ養護教諭について、元・公立高等学校校長の廣岡徹さんが教えてくれました。

廣岡徹(ひろおかとおる)さん

廣岡徹(ひろおかとおる)

1947年兵庫県生まれ。兵庫県立高校教諭から県教育委員会、教育事務所長、県立高等学校長を経て2008年から兵庫教育大学教職大学院教授。14年3月退官、現在は講師。

 養護教諭の仕事は大きく6領域に分かれます。

 健康管理=身体測定や健診などの計画の立案、医師との調整、学校行事などを踏まえて年間保健計画を策定します。

 保健指導=保健便りの発行や、感染症対策ほかの案内などの情報発信を行います。健診の結果に基づいて、その後の対応についても指導します。

 応急処置=児童生徒は日常的にけがをしたり熱を出したりします。その応急処置をしたり、症状によっては医療機関への搬送を判断したりすることもあります。保険申請の事務も担当します。

 環境衛生=校内の水道やプールの水質検査、空気検査も行います。室内の照明についてもチェックしています。

 健康相談=児童生徒からの相談はもちろん、保護者や担任からの相談もあります。また、その内容も多岐にわたります。

 心のケア=保健室を訪れる背景に、個々の児童生徒の悩みや葛藤が隠れていることがあります。

 ほかにも、多くの報告や調査の回答などの事務処理があります。実は養護教諭は超多忙で、ときには児童生徒の命に向き合うという点でプレッシャーも大きいのです。

養護教諭の「見抜き」と「気づき」の力

 いじめ、不登校などとともに、児童虐待やネグレクトについても、養護教諭は大変大きな役割を担っています。

 養護教諭による、日々の保健室での児童生徒との交流の中での「見抜き」と「気づき」。これを基に、担任や関係機関との連携で、適切な対応がなされたことが報告されています。表に現れないところで、多くの児童生徒が救われているという側面もあるといえるでしょう。

 校長の間では「新しい学校に赴任したときに、まず最初に訪ねるべき場所が二つある」と、よく語られます。その一つが保健室(養護教諭)です。

 養護教諭が日々接している児童生徒の状況を聞くことで、その学校の生活指導のありようが明確になります。養護教諭は表に現れにくい児童生徒や、その指導に関わる先生の状況を感じ取っているものです。新しい校長は、それが全てではありませんが、まず児童生徒と先生の状況を把握しようと努めるのです。

 二つあるもう一つ? それは校務員室、理由は次の機会に説明します。

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