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こう変わる!大学入試 問われる総合的な学力

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こう変わる!大学入試
問われる総合的な学力

 平成32年度から大学入試が現在の“センター試験”から、“大学入学共通テスト”に移行。少しずつ明らかになる新テストについて、元・公立高等学校校長の廣岡徹さんに聞きました。

廣岡徹(ひろおかとおる)さん

廣岡徹(ひろおかとおる)

1947年兵庫県生まれ。兵庫県立高校教諭から県教育委員会、教育事務所長、県立高等学校長を経て2008年から兵庫教育大学教職大学院教授。14年3月退官、現在は講師。

 平成29年7月に文部科学省が公表した、平成32年度から実施される大学入学共通テスト(以下共通テスト)の概略をまとめてみましょう。

 まず共通テストは、現在の学習指導要領で学んだ生徒が受験する平成32年度から35年度までを第1段階、それ以降の新学習指導要領で学んだ生徒が受験する第2段階に分けて検討されています。

 実施時期は現行と同じ1月中旬の2日間。出題も現行と同じ6教科30科目。第2段階では簡素化が検討されています。また現行のマークシート式に加えて、国語、数学1・数学1Aでは一部記述式が導入されます。試験時間も国語が80分から100分に、数学が60分から70分に延長されます。第2段階では地理歴史・公民、理科に、記述式の導入が検討されています。

 特に大きく変わるのが英語です。第1段階では共通テストも実施され、国立大学協会は、民間試験との両方を、全82校の受験生に課すことを基本方針として了承しています。民間試験は、高校3年の4月から12月の間の2回までの試験結果を活用するとされています。

変わる成績の扱い― 詳細化、段階化

 現行の大学入試センター試験では各教科科目について1点刻みの合計点を志望大学に提供、国語のみ「近・現代文」「古文」「漢文」の3分野ごとの点数を提供しています。

 共通テストでは、マーク式分野は領域・分野ごとに成績を提供、さらに段階別表示なども検討されています。記述式分野については段階別に評価して提供。英語については、認定した民間試験の成績とCEFR(外国語の学習・教授・評価のための国際指標)に対応した段階別評価を提供することとされています。

 また、大学個別の試験についても新たなルールが設定されています。一般入試では記述式問題の実施、出題科目の増加などが考えられます。

 AO入試および推薦入試においては、大学の求める学生の資質などを測るため、実技、小論文、口頭試問、教科のテスト、資格、検定試験の成績など、または共通テストのうち、少なくともいずれかの一つを必須化すると記載されています。このように具体化が進んでいますが未確定の所もあります。引き続き、今後の発表に注意しましょう。

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