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多様な推薦入試をよく理解して 安易な選択は入学後に後悔も

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多様な推薦入試をよく理解して
安易な選択は入学後に後悔も

 兵庫県の公立高等学校の一部では、2月に推薦入試を実施しています。推薦入試を受けるに当たってのアドバイスを、元・公立高等学校校長の廣岡徹さんに聞きました。

廣岡徹(ひろおかとおる)さん

廣岡徹(ひろおかとおる)

1947年兵庫県生まれ。兵庫県立高校教諭から県教育委員会、教育事務所長、県立高等学校長を経て2008年から兵庫教育大学教職大学院教授。14年3月退官、現在は講師。

 推薦入試を実施している高校を、まず、6タイプに分け、その違いをまとめてみました。

 ①実業における専門学科 ― 農業・工業・商業・水産・家庭・看護・福祉
 ②特色ある専門学科 ― 全日制普通科の音楽科・美術科・体育科・演劇科・理数科・国際科・総合科学科・環境防災科
 ③コース ― 全日制普通科の国際文化系・自然科学系・総合人間系・健康福祉系
 ④普通科単位制
 ⑤総合学科
 ⑥特色選抜 ― 全日制普通科の特色ある教育課程を設定する各校

 ほかに、特定の中学校を対象とした連携型中高一貫校が2校あります。

 推薦入試の倍率はこの3年間、多少の変動はあるものの全体として高倍率で、29年度は次のようになっています。
・専門学科 1.39倍
・コース 1.36倍
・単位制 1.46倍
・特色選抜 1.53倍
 推薦全体では、3倍を含めて2倍を超える高校が十数校ありました。

高い倍率―学びたいことを最優先に

 推薦は受検の機会が増えるとも言えますが、専門性が高いほど入学後の進路変更が困難になります。その専門性の高さは専門学科、コース、特色選抜の順となります。

 さらに、推薦入試は「合格者は県内公立高等学校に新たに出願することはできない」と規定されています。まずは、各校の専門性と検査の内容を理解し、「何を、どこで、どう学びたいか」ということを明確にしましょう。

 また推薦入試では、それぞれに定員や試験の内容が定められています。適性検査や実技検査、小論文(作文)が課せられますが、その内容は高校によって違うので確かめておく必要があります。

 推薦入試を受検するなら、遅くとも2年生になった頃にはその内容を理解し、保護者や担任と相談を重ねることが大切です。また、適性の有無を確かめつつ、志望に関連する教科の学力や技能を高めることが求められます。高校の説明会での情報収集も不可欠です。

 なお、特色選抜を除く推薦入試の出願には、中学校長の推薦が必要ですが、どちらにしても一定の条件が求められます。

 中学校での進路指導を通して、推薦の意志を明確にし、そのための準備をしておきましょう。

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