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冷えは“心”が原因の場合も 胃腸を冷やすと悪化させます

  • 2017/07/06 UP!

 更年期世代の女性の体は冷えやすく、夏こそ油断大敵。冷え専門外来を開設する近畿大学東洋医学研究所の武田卓(たかし)先生に、原因と対処法を聞きました。

更年期はつらい冷えにつながりやすい

 意外かもしれませんが、冷えは“心”と深く関わっています。落ち込みやイライラ、ストレスがあると、血流が悪くなり、冷えやすくなります。「全身が冷えて仕方ない」と言って受診した人が、実はうつ病だったというケースもゼロではありません。

 こと更年期の女性においては、女性ホルモンが激減して自律神経が乱れる上に、子どもの独立、親の介護といった環境の変化、職場のストレスなどが重なり、つらい冷えにつながる場合が多くあります。

 東洋医学は、冷えに対して様々なアプローチができます。たとえば、漢方薬に「四逆湯(しぎゃくとう)」「四逆散(しぎゃくさん)」というものがありますが、前者はショウガなどを配合した純粋に体を温めるもの、後者はサイコなど精神を安定させる配合で、名前は似ているものの別物です。一口に冷えと言っても原因によって処方は変わり、メンタルからくる冷えには、四逆散が効きます。

 更年期の場合、冷えと同様に「のぼせ」も起こりやすいですが、のぼせだけであれば、西洋医学のホルモン補充療法(HRT)が効きます。「冷えのぼせ」ならばHRTと漢方薬を組み合わせるなど、双方のよいところをとり入れ、症状を改善するのがよいと思います。

冷たいものの摂り過ぎには十分注意

 また、夏場は冷たいものの摂取にも注意が必要です。胃腸を冷やすと、自律神経が乱れて冷えを助長する上に、だるさや頭痛など体全体に不調を引き起こします。熱中症対策でこまめに水分補給する人が多いですが、今はコンビニにも常温ドリンクがありますので、冷たい飲み物の摂り過ぎには十分注意してください。

 つらい冷えには、対処法があります。夜眠れなかったり、夜中に目が覚めるくらい冷えがひどい場合は、我慢せず、婦人科に相談しましょう。

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近畿大学東洋医学研究所
所長・教授 武田卓先生

漢方専門医・産婦人科専門医・内分泌代謝科専門医・婦人科腫瘍専門医

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