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ムカつく客から受けたストレスを一瞬でなくす「正しい倍返しの仕方」

第3回 ムカつく客から受けたストレスを一瞬でなくす
「正しい倍返しの仕方」

「やれーっ! 大和田――っ!!」。ドラマ「半沢直樹」で、主人公・半沢直樹が、宿敵・大和田常務に要求した「倍返し」とは、次のうち、どれ?

  • 平謝り
  • 土下座
  • 逆立ち
腹が立った経験を、「仕事に生かす」

「倍返しだ!」。瞬間最高視聴率46・7%を記録したドラマ「半沢直樹」に出てくる有名なセリフです。確かに仕事をしていると、思わず「倍返し」したくなる瞬間って、ありますよね~。
ドラマの中では、銀行員の半沢直樹が上司の不正を暴き、公言通り「土下座」させちゃうわけですが、実際は上司や同僚をそこまでやり込めるのはなかなか難しいもの。相手が顧客の場合はなおさらです。
それでは、「正しい倍返しの仕方」とはどのようなものでしょうか? M子さんの例で考えてみましょう。
駅ビルでお弁当の販売をしている37歳・既婚のM子さんのお悩みです。

お悩み

「店が混んで待ち時間が長くなると、イライラして暴言を吐くお客さんがいます。先日も『こっちが先だろ、このブス!』と、どなられました。お客さんだけに言い返すことができず、ストレスがたまります」

う~ん、まさに「倍返し」したい! 相手の立場が弱いと思うと、途端に暴挙に出る人っていますよね。私も昔、正社員じゃないというだけで、名刺を捨てられたことがあります。当時、雑誌の編集部で業務委託という形で働いていたのですが、トラブルがあった取材先に謝りに行ったら、私の名刺に書かれた「編集スタッフ」という文字を見て、「あなた、社員じゃないの? そんな人が謝りにくるなんて!」と、名刺を床に捨てられました。頭が真っ白になるほど悔しかったのですが、自分で名刺を拾い、「話だけでも聞いてください」と食い下がって、その場を収めました。
こういった理不尽なこと、仕事上では結構あるわけです。そんなときの必殺技は、

腹が立った経験を、「仕事に生かす」こと。

この「捨てられた名刺事件」、セミナーで話すと大ウケします。すると、「ああ、あのとき嫌な思いをしてよかったな」と思えてくる。人の役に立つと、心の傷が癒えてくるんですね。今では、名刺を捨ててくれた人に感謝するレベルにまで達しました。合掌―。
私は勝手に「暴言転じて福となすの術」と呼んでいますが、M子さんも嫌なお客さんに会ったら、その経験を仕事に生かしてみてください。心が晴れるのが実感できると思います。

生かし方は何でもいい。同じように暴言を吐かれた同僚がいたら、「あなたの対応、すごく大人で感激しちゃった。さすが○○さん!」なんてほめてあげるだけでもオッケーです。ほめ合うと職場の空気がぐっとよくなりますから、お客さんにも今まで以上に笑顔を向けることができます。自然と暴言を吐くお客さんも減るのではないでしょうか。嫌な思いをした経験が十分生きる行為です。嫌な経験を仕事に生かし、いきいき働いていることを示すのが「正しい倍返し」なのです。

「お・も・て・な・し」の仕掛けで評判の店になるかも!

ほかには、待っているお客さんをイライラさせないように、壁に駅弁の豆知識を書いた紙を貼っておく、なんていうのはいかがでしょう。「駅弁発祥の地は、どこだかご存知ですか? 正解は宇都宮です。明治18年に、たくあん付きの握り飯2個を竹皮に包んだものをホームで売り出したのがはじまりと言われています」なんて、クイズ形式にすると遊び心が伝わって親近感を持ってもらえます。「明治にタイムスリップした気分で、たくあん付きのおにぎりはいかがですか?」 なんて、ちゃっかり商品の宣伝を入れてみてもいいかもしれません。

そういえば、事務所の近所に、「自分が変われば、他人も変わる」的ないい言葉が壁一面に貼られている和菓子店がありますが、まさに「お・も・て・な・し」の仕掛けですね。面白い店だとよくテレビや雑誌から取材を受けています。アイデア次第では、M子さんの店も評判になるかもしれませんよ。

とにかく何でもいいので、「嫌な経験が仕事の役に立つ方法=正しい倍返し」と考え、実践してみましょう。ささいなことでも「仕事に生かせた」と思うだけで、「得した気分」になれます。忘れられないほどの嫌な経験は、そのまま放っておくと心の中で腐っていくものです。「腐ったミカンの方程式」ではありませんが、心と体をどんどんむしばんでいきます。さっさと仕事に生かして、浄化してしまいましょう!

プロフィール

高嶋ちほ子
キャリアカウンセラー・ビジネス書作家

上智大学文学部哲学科卒業。放送作家として活躍後、角川書店『東京ウォーカー』編集部、リクルート『B-ing』『リクナビNEXT』編集部などに在籍し、3000人以上の会社員をはじめ、料理人、クリエイター、作家、経営者、スポーツ選手など1000人以上の業界のトップに取材。編集・執筆に携わった著名人インタビュー『プロ論。』は累計40万部のベストセラーに。著書に『1日5分で「できる人」になれる!出世ドリル』『○○業界の法則事典』(PHP研究所刊)など。米国cce認定gcdfキャリアカウンセラー。

トピックス・インフォメーション

1月8日に最新刊『○○業界の法則辞典』(PHP文庫、552円税別)が発売になりました。「オレンジ色は食欲を刺激する」(食品業界)「ブームは20年周期で繰り返す」(ゲーム業界)「困ったときは動物と子ども」(広告業界)など、さまざまな業界のセオリーを200個集めた本です。「売り上げを上げたいとき」「仕事の結果が出ないとき」「プロフェッショナルになりたいとき」など仕事のヒントが満載です。ぜひ、手に取ってみてくださいね。

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