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マイホームはいつ買うのがお得?

花輪陽子の失敗しない<おうち×マネー>

おうちは人生の中で大きな買い物。そこでファイナンシャル・プランナー花輪陽子さんに、<おうちとマネー>のアレコレを教えてもらいます。これで失敗しない体質を目指そう!

第1回「マイホームはいつ買うのがお得?」

編集部・シホ
編集部・シホ:住まいに関する大きな話題と言えば、住宅ローン減税(※)。この適用が今年いっぱいですよね。また、平成26年4月から消費税が8%に上がることが予定されています。マイホームを買うとしたら今のうちがいいのでしょうか?
花輪さん
花輪さん:そうですね。ほとんどの方は住宅ローン減税を受けることができ、消費税が上がる前にマイホームを手に入れたほうがよいと思うかもしれませんね。しかし、実は焦らずに、しっかりと頭金を貯めてから購入したほうがおトクなことも。
頭金はないけど急いで購入するか、焦らず頭金を貯めてから購入するかどっちがおトクなのかケーススタディーで考えてみましょう。

ケース1

頭金はないけれど
年内に購入する場合

【総コスト】 約5365万円
(住宅ローンの総返済額5565万円−住宅ローン減税200万円)

頭金はまだ準備できていないけれど、急いで年内にマイホームを購入したいという人もいるでしょう。物件価格4000万円をすべてローンにした場合の総返済額は約5565万円(金利2%、35年返済)になります。ここから住宅ローン減税が最大の200万円控除されるとしても総コストは約5365万円に。

ケース2

頭金を作ってから
5年後に購入する場合

【総コスト】 約5124万円
(住宅ローンの総返済額4524万円+頭金600万円)

5年間貯金をして、住宅ローンの頭金600万円ありでマイホームを購入する場合を考えてみましょう。住宅ローン金額を3400万円に抑えた場合、総支払額は約4524万円(金利2%、30年返済)です。たとえ、住宅ローン減税を受けられないとしても、頭金も捻出していることから、利息が減り、総返済額をおさえることができるのです。

ケース1とケース2の比較から、頭金なしで購入するより、頭金を貯めて住宅購入する方が、住宅ローン減税が受けられなかったとしても総支払金額が約240万円少なくなることがわかります。
編集部・シホ
編集部・シホ:そうなんですね。でも消費税が増税されると支払い額も増えるのでは?
花輪さん
花輪さん:消費税ですが、土地部分には課税されないのですよ。例えば土地部分が2000万円、建物部分が2000万円の物件の場合、消費税がかかるのは建物部分の2000万円のみ。例えば、消費税が10%になると200万円(2000万円×10%)かかるということです。現在5%ですから消費税が100万円分増えるとしても、ケース2のほうがまだ有利です。
※住宅ローン減税
住宅ローンでマイホームを取得し、本年中に入居する場合、一定の条件を満たすと年末ローン残高の1%にあたる金額が10年間、所得税から控除されます。控除対象となるローン残高の上限が25年度は2000万円なので、20万円(1%)×10年間の最大200万円の税控除が受けられます。
今回のポイント

住宅ローン減税、消費増税などの制度がどうなるかも気になるが、自分でできる頭金の準備は、実は住宅を取り巻く外部環境の変化に負けないくらいの効果アリ。
花輪陽子さん(写真)

ファイナンシャルプランナー 花輪陽子さん

CFP認定者。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
三重県出身。外資系投資銀行で8年間勤務するものの、リーマン・ショックの影響で部門が閉鎖となり、早期退職を余儀なくされる。さらに、同時期に夫の会社も倒産。家計の年間支出を160万円カットし、夫婦で大ピンチを乗り越える。ライフプランを軸とし、資産形成、住宅、保険のバランスを考えた不況に打ち勝つお金の提案を得意とする。ライフプランについての執筆、講演を多数行いながら、パートナーとダブルインカムで時代を生き抜くマネースタイルを実践している。

公式サイト: 花輪陽子オフィシャルサイト

「貧困女子」時代をかしこく生きる6つのレッスン(表紙)

2013年1月12日に
『「貧困女子」時代をかしこく生きる6つのレッスン』
(角川書店)が発売に。

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