1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. おいしいけれど“減塩”の商品、続々! 今、なぜ減塩が大切?

おいしいけれど“減塩”の商品、続々! 今、なぜ減塩が大切?

この数年間で、減塩した調味料や加工品が増えています。塩分は、人間が生きていくのに必要なミネラルですが、必要以上に取りすぎると健康に影響があり、今後も減塩が必要です。日本高血圧学会の減塩委員も務める、市原淳弘先生に聞きました

161013news01

教えてくれたのは
東京女子医科大学
内科学(第二)講座 主任教授
市原淳弘先生

日本人の塩分摂取量は減っていないの?

日本人が摂っている塩分の量はゆるやかに減ってはいます。
「しかし、まだ多いです。厚生労働省の一日のナトリウム(食塩相当量)摂取目標量が、健康な成人男性8g未満、女性7g未満に対し、塩分摂取量は今でも男女ともに2.3gオーバーしています」と市原淳弘先生。
減らせない要因の一つが、外食や総菜などを食べる機会が増えていることです。

「家庭で作る食事では、気を付ける人が多くなっていますが、外食などで塩分を気にしている人がまだ少ないですね。塩分の多い食生活を続けると、高血圧や腎臓病、胃がんなどを引き起こすリスクが高まります。特に高血圧の要因の多くは塩分の取り過ぎ。適切な塩分摂取量まで減らすことが、病気の予防や改善につながります」

日本人の食事摂取基準2015年版より

塩分を減らした食品を活用しましょう

海に囲まれた日本の食事には、昔から塩分が多く含まれます。「そのため、脳は塩分をおいしいと感じるのです。よって、うま味につながる塩分を減らすのはとても難しいことです」と市原先生。
塩を減らしておいしさを保つには、うま味をほかのものに置き換えるとよいそう。

メーカー側も減塩した商品を多数開発。「うま味を工夫して、塩分を減らしてもおいしい商品が増えているので活用してほしいですね」。
また、2020年までにすべての加工食品と添加物に、含まれる塩分の量が表示されることに。これは、国が2015年4月に施行した「食品表示法」に基づくものです(下図参照)。

★表示が「食塩相当量」に

食塩相当量とは、食品に含まれているナトリウムも、食塩由来とみなして換算したもの。食塩を使っていなくても、食塩相当量がわかるように

塩を加えていない食品でも、含まれるナトリウムの量が食塩に換算して表示され、わかりやすくなりました。「表示を見て、塩分が少なく、かつおいしいものをしっかり選択する習慣を身に付けて、無理なく減塩していきましょう」

おなじみの商品も“減塩”タイプあり

「デルモンテ 濃厚ソース ベジタブルリッチ」

従来品※1に比べ、糖質と塩分を50%カット。トマトや玉ねぎ、りんごなど8種類の野菜や果物を、家庭用とんかつソースの約2倍量使った濃厚な味わいで、塩分を大幅に抑えても物足りなさはありません。

※1「日本食品標準成分表2015」濃厚ソースと比較して

「マルちゃん ホットヌードル 塩分オフ 旨みしょうゆ味」

同社従来品に比べ、塩分を減らした代わりに、スパイスや、ポーク・チキンのエキスを増やし、うま味を加え、やさしいすっきりとした味わいに。麺の量はそのままなので食べ応えも十分。旨みしお味もあります。

「ニチレイ 選べるおかず」シリーズ

同社従来品に比べ、塩分を25%カット。有名割烹の料理長監修のもと、レシピを工夫。減塩した分、商品ごとに昆布などの出汁で素材の味を引き立たせたり、ごま、生姜、唐辛子などでバランスのとれた味に仕立てました。

「ミツカン 減塩だしぽん酢」

「味ぽん」に比べ、塩分を30%カット。鰹と昆布のあわせだしと、ゆず果汁をバランスよく加えることで、塩分を減らしてもおいしさを保ちました。大さじ1杯(15ml)当りの塩分量(食塩相当量)は0.8g。

人気記事ランキング

  1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. おいしいけれど“減塩”の商品、続々! 今、なぜ減塩が大切?
大人の女性のための 美・健康・エイジングケア

会員登録・変更