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‟音のバリアフリーを考える” 福祉にも防災にも効果が期待される「ミライスピーカー®」

3月2日、産経新聞社とニッポン放送主催で「音のバリアフリーを考える」トークイベントが開催されました。高齢者、難聴者、そして健聴者、誰にも聞こえやすい “音のバリアフリー社会の実現”とは?
当日は、障害者差別解消法にも対応した「ミライスピーカー®」という音響機器を開発したサウンドファンの社長や、実際に聴覚障害を持つ方も登壇し、参加者に向けては手話通訳が入る形で行われました。
イベントの模様をレポートします。

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司会を務めたのはニッポン放送の上杉昌彦アナウンサー
ニッポン放送「上柳昌彦 あさぼらけ」毎週月曜 あさ5時~6時 毎週火曜~金曜 あさ4時30分~6時

これからより重要になっていく音の問題

******トークイベントから******
音の情報がうまく聞き取れない、「聞こえ」の問題を抱える日本人は約9人に1人。中でも74歳を過ぎてくると聞こえづらいと感じる人の割合は42%までに上り、難聴問題は高齢化の問題でもあります。(※)
(※)一般社団法人 日本補聴器工業会 JapanTrak 2015調査報告 Page4、Page14に基づく出典

その程度は実にさまざまで、補聴器があれば聞き取れる人もいれば、手話を第一言語としている人もいて、対応策についても一様ではありません。
たとえば、補聴器を使っている人の場合ですと、補聴器の機能は進化していて、今では目の前にいる人の声だけを聞き取ることができるようなものも出てきていますが、基本的にはあらゆる音が同様に耳に入ってきてしまうため、どこもかしこも音で溢れているような現代では、大事な情報を聞きわけるのは困難だったりします。一方でハイブリッドカーなど、本来なら聞こえていた音が静かになりすぎて、容易に車の接近に気付けないというようなことも起きています。

もうひとつの聞こえの問題の重要な側面として、災害時の音の障壁ということがあります。危険を早く察知しなくてはならない場面で、音の情報が聞き取れず判断が遅れると、大きな被害にも繋がります。

音の問題はあまり取り上げられていないかもしれませんが、とても重要な問題なのです。
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こうした背景から、産経新聞社とニッポン放送がサウンドファンと共同で、2017年1月に「音のバリアフリー社会実現プロジェクト」を発足。誰もが聞こえやすい環境を社会全体で考えていこうということで、‟音のバリア”の検証し、公共の場や家庭内でできる工夫、また災害時の対応などについて考え、今後はミライスピーカー®を搭載した「防災ラジオ」の開発などを3社で進めていきます。

これから期待されるミライスピーカー®の可能性

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ミライスピーカー®。左はイベントでも使用されたBoxyタイプ、右は新商品のCurvyタイプ
******トークイベントから******
ミライスピーカー®は、世界初の特許技術『曲面サウンド』により開発された、健聴者も難聴者も一緒に、すべての人の「聞こえる」を目指した「音のバリアフリー」スピーカーです。一点の音源から発せられる従来のスピーカーに比べ、曲面の振動板全体で音を発生させる『曲面サウンド』は、距離による音の弱まりが少ないため、クリアな音で多くの人の耳元まで音による情報を届けます。開発のきっかけは、高齢者の多い集まりで、たまたま蓄音機の音が流れ、「蓄音機は聞きやすい」という声があがったことでした。蓄音機の仕組みを解析し、開発されたのが「ミライスピーカー®」です。

筑波技術大学と一緒に行った実験により、高齢者や難聴者も含む被験者の70~80%にミライスピーカー®からの音は、今までのスピーカーよりも良く聞こえているということがわかりました。しかも、難聴者の場合、加齢性・遺伝性・突発性など難聴の種別を選ばず聞こえていました。健聴者の場合は、いつもより音量を上げなくてもこのスピーカーを通すと、遠くまで明瞭に音が聞こえるので、環境にも優しく省エネだといえます。

現在は、空港や、銀行、病院、老人ホームなど音による情報を多くの人に明瞭に伝えたいシーンでの活用が進んでいます。羽田空港のJALチェックインカウンター・搭乗口・保安検査場・空席待ちカウンターの一部で、お客様アナウンス用に既に導入されていますが、「搭乗15分前アナウンスを聞き逃した」というクレームが減ったという結果が出ています。また、タイの病院では、今まで診察の際に患者さんを3~4回呼んでいたところ、1~2回で気づいてもらうことができるようになり、全体の待ち時間短縮やコスト削減にも繋がっています。
さらに、高齢者と一緒に暮らす家庭への導入も増えています。大音量でないと聞こえなかったテレビにミライスピーカー®を接続することで、普通の音量でも聞き取ることができ、家族と一緒にテレビを楽しむことが可能です。

ミライスピーカー®は「聞こえ」のサポートとして、今までのスピーカーと併用することで、より一層の効果を発揮すると考えています。今のところ製品は据え置きタイプのみですが、今後はより小さく軽量化し、さまざまなシーンで役立つものと期待しています。
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今後も高齢化が進むと予想される日本。3.11の震災から6年経ったいま、2020年にはオリンピックが開催され世界中から多くの人が集まることにもなるので、さまざまな側面から「音のバリアフリー」という課題について、考えていく必要があると感じました。

(リビングWeb編集部)

この記事に関するお問い合わせは、
産経新聞社新プロジェクト本部(電話03-3243-8524)まで

ミライスピーカー® https://soundfun.co.jp/mirais/about_mirais

★リビングメイトもイベントに参加しました!★
 http://mrs.living.jp/livingmate/livingmate013/mate_hobby/2623256

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