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熱中症だけじゃない!真夏の怖い「低体温症」とは?

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花火大会やフェス、夏休みを利用したレジャー先で、突然のゲリラ豪雨も起こりやすいシーズンですね。びしょ濡れになったまま雨宿りできる場所を探して、冷房のきいた室内で一息ついていたら、体調が悪くなってしまった…という経験はありませんか? 実はそれ「低体温症」かもしれません。

夏に怖いトラブルは、熱中症以外にもあるんです。もともとは登山者に多く発症していたという低体温症とは、どんな症状なのでしょう。今回は、日本赤十字社救急法救急員の資格を持つ筆者が、低体温症について紹介します。

怖い「低体温症」の症状一覧

低体温症は、環境温度の低下によって引き起こされるケースが多いようです。例えばゲリラ豪雨に遭って短時間で急激に体温が低下し、動けなくなってしまうことから、さらに体温が下がっていってしまうような場合が挙げられます。また、低体温症は重症度によって、出る症状も異なってきます。

低体温症の重症度チェック
・軽度低体温(35~32°C)……全身の震え
・中等度低体温(32~28°C)……意識障害
・高度低体温(28°C以下)……昏睡、呼吸停止など危険な状態
※中等度・高度の傷病者は不整脈を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

それでは、上記のような症状が出てしまったら、どのようにケアすれば良いのでしょう。

緊急レスキュー!軽度低体温症の応急ケア

(1)風や雨を避けて暖かい環境に移す

風や雨が激しい場所で低体温症を引き起こした場合、すぐさま暖かい環境へ移動します。もし地面や床の上に直接寝かせている場合は、下からの冷えへの対策も忘れずにしましょう。地面と体の間に新聞紙を敷くだけでも効果があります。

(2)濡れた着衣・靴下を温かい乾燥着衣へ着替えさせる

衣類やベルト、ネクタイなど体を締め付けるものをゆるめ、呼吸を楽にしてあげましょう。濡れた衣類は体温を奪っていく原因にもつながるので取り替えます。

(3)毛布・寝袋で覆う

体温が保たれるように、全身を毛布や大きめの布類などで包みます。この時、肩や足など熱が逃げていきやすい箇所もしっかり包みこむことで保温効果が期待できます。

(4)わきの下やそけい部に湯たんぽなどを当て、体の深部の内臓をゆっくり温める

わきの下には、体表面付近に太い動脈があるので、ここを温めることでからだ全体を温める効果があります。体の深部からゆっくりと温めていきましょう。

これらの応急処置はあくまで、症状の軽い状況で効果的なケアです。中等度・高度の傷病者は不整脈を引き起こす可能性もあるので甘く見ず、すぐさま病院などに相談しましょう。

夏休み本番の8月には家族でレジャーを楽しんだり、いつもと違う環境に出向く機会も増えますよね。局地的豪雨など、自然には予測のつかない事態も起こりやすく、そんな場合でも冷静な判断が重要になってきます。少しでも「変だな」と感じたときは、無理をせず、余裕を持って行動しましょうね。

(文・前濱瞳)


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