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  3. 必ずしも「好きな色=似合う色」ではない!新たな色にチャレンジしておしゃれ効果UP

40代・50代からの大人女性のおしゃれ10の法則

横森美奈子流「おとな女性のおしゃれ10の法則」。
8回目は「色柄を味方につけて、若見せ&細見せ」。

大人女性には“顔映り”のいい色の服がおすすめ

-横森さんのファッションは、色使いも印象的ですね
はい、派手色好きです(笑)。でもちゃんと根拠があるんですよ。
 
大人になるとだんだん肌がくすんでくるでしょう? 化粧品やスキンケアよりも、私は着るもので“顔映り”のいい色を選んでいます。その方が手間もかからず効果も大きいですから。結果、“きれいな色”の服が多くなっています。
 
小物アクセサリーの回で書いたように「3m離れて見えないものは、無いのと同じ」ですから、顔の細かいシミやシワなどミクロのことを気にするより、ぱっと見のマクロでとらえて、色の効果を味方につけているわけです。 

必ずしも「好きな色=似合う色」ではありません!

長年の店頭アドバイスで、色への好き嫌い、偏見、思い込みはとても強いものと感じました。もし「好きな色=似合う色」なら、誰だってみんなおしゃれで素敵なはず。思い込みなどで、似合う色の可能性をブロックしてしまうのはとても残念です。だんだん似合う色も変わってくるので、それも見逃さないように、色に対する考え方は柔軟でいて欲しいですね。
 
必ずしも「好きな色=似合う色」ではないと言い切れるのは、私のセミナーで欠かせない“カラーレッスン”のデータがあるからです。いろいろな色や柄のストール20~30本の中から、「好きな色」と「嫌いな色」を各3本選んでいただき、それを1本ずつ巻いて会場の方に似合っていると思う色に一回だけの挙手で決を取ります。今まで何百人もの方にトライした結果は……90%以上の確率で「嫌いな色のほうが素敵に見える!」という驚きの結果なのですよ。
 
下の写真を例に説明してみましょう。
 

  • グレイッシュグリーン

    グレイッシュグリーンのシックな色のストール。落ちついた色だし、きっと合わせやすそうで素敵、と手にとる方は多いのでは?

  • ライムグリーン

    さわやかなライムグリーン、きれいな色だとは思うけれど顔が負けてしまうのではないかしらと敬遠しがちでしょうか?

  • コーラルオレンジ

    あざやかなコーラルオレンジ、ええっ、こんな派手な色はちょっと…と、いきなり拒否反応の人も多いことでしょう

 
さて肝心なのは、その色で「顔がどう見える」かです。
 
<グレイッシュグリーン>は、ちゃんとメイクしているのに顔がくすんで見え、もし手抜きメイクやすっぴんだったら、私はソッコー老け込みます(笑)。<ライムグリーン>は、顔が明るく見えます。パステルカラーは白っぽいので光を反射して“レフ板効果”と、グリーン系の補色効果(反対色の顔色の赤みを引き立たせる。化粧品のコントロールカラーと同じ)で美白効果に。<コーラルオレンジ>は、元気で若々しいイメージ。なので私は寝不足や不調の時にこの色系を選びたくなります。じっさい元気にしてくれる色のヒーリング効果も。
 
色によってこんなに見え方が違うのですから、利用しない手はないでしょう?

新たな色にチャレンジしておしゃれ効果を手に入れて

服の色ではリスキーなら、セールの時でもいいので、ストール1枚でも是非試してみて。
 
買い物の時のポイントは以下の4つ。
<1>必ず「好きな色」だけでなく「嫌いな色」も手にとる。<2>鏡の前でなるべく多くの色を当てて見る。<3>思い込みにとらわれず冷静に、客観的に見る。<4>判断が難しければ友達や店員さんの意見も参考に。
 
新たな色のレパートリーが広がる上、着るだけで素敵に見えるうれしいおしゃれ効果も手に入りますよ。

同じ色づかいでも、トップとボトムで見え方が違う!

ベージュと黒、ベーシックで上品な問題ない色の組み合わせでも、面積や位置で受けるイメージが違います。同じデザインで色を入れ替えてみました。
 

  • サンプル
    ボトムは黒なら安心でオールマイティ、と思っている人も多いかと。バランス的に下半身がずっしり重く見えていませんか?
  • サンプル
    逆転させてボトムにベージュ、私のLLサイズのヒップが多少大きく見えても(笑)、全体バランスが軽くすっきりした印象に

 
“着やせ”も“細見せ”も、どこが何cm小さく見えるとかの部分的なとらえ方でなく、イメージやおしゃれ度としても見ないと意味がないですね。

point

POINT

◆必ずしも「好きな色=似合う色」ではないので、色には柔軟に
◆同じ色づかいでもトップとボトムで見え方が違うので、バランスを考えて
<横森美奈子VOICE>
聞かれて困る質問は「好きな色は?」です。見て好きな色なら、花は黄色のとか、シーツはマリンブルーが好きで落ち着くとか。でも着るものは「私をきれいに見せてくれる色なら何でもOK!(笑)」なのですからくくれないのです。地味な色でも引き立たせてくれる場合もあるし、派手すぎて負けてしまう色もある、それをいつもいちいち真剣に吟味して着ています。

その昔、色の染料は、人間が植物の鮮やかな色のエネルギーやパワーに憧れ取り込もうと“発明”したもの。そういう人類の英知の恩恵なんですからもっと真剣に向き合いたいものですね。
(写真/平野晋子)

yoko5

PROFILE
1949年東京生まれ。ファッションデザイナー。DCブランド「MELROSE」「HALF MOON」「BARBICHE」(株・BIGI)のチーフデザイナーを歴任。2002年に大人の女性のためのブランド「smart pink」(株・ワールド)を立ち上げトータルディレクターに。2013年にはジュピターショップチャンネルで「MINAKO★YOKOMORI」ブランドをスタート。ファッションアドバイザーとしても、新聞、雑誌の連載やテレビなどで活躍
※衣装クレジット/ドルマンジャケット(黒、ベージュ)、ワイドパンツ(黒、ベージュ)
詳しくは⇒ショップチャンネル MINAKO★YOKOMORI
◎次回「横森美奈子のリアルクロゼット」は10月4日(水)8:00~9:00放映予定
★NHK Eテレに出演のお知らせ
「あしたも晴れ! 人生レシピ」特集「もう一度 着物にチャレンジ!」(仮題)
・本放送 9月15日(金)20:00~20:45 ・再放送 9月22日(金)11:00~11:45

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