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値上げは困るけど仕方ない?再配達や宅配ロッカーなど、変わる宅配便事情

増え続ける取扱個数と再配達件数…宅配サービスの現状は

宅配便再配達問題

昔は、たまに受け取るものだった宅配便。今では回収に出す度、段ボールをまとめるのに苦労するほどに宅配利用が増えた…と感じている方も多いのでは?

日本全体を見ると、直近5年で宅配便の取扱個数は約5億個増加し、2016年度の取り扱いは約40.2億個にのぼるそう。

それを受けて、ヤマト運輸が27年ぶりに宅配便を値上げ。再配達を有料化する動きも話題になりましたよね。宅配便サービスの変化、みなさんはどう感じましたか?

 ネット通販で受け取りが、「メルカリ」利用で発送が急増

まずはみんなの宅配便の利用状況をチェック。

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全体の3分の1が週に1回以上宅配便を受け取っています。

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受け取っているもののジャンルは、「ネット通販」が86.8%と圧倒的。

今、話題のメルカリやネットオークションなど「個人間取引」は、「母の日やお歳暮などギフト」に次いで4位に入りました。

次に、受け取る頻度を3年前と比較すると…

 

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全体では「受け取りが増えた+やや増えた」という人はほぼ半数。

ただし年代別に見ると、20代は75.9%、30代が62.7%が「増えた+やや増えた」と回答。若い世代の宅配利用の頻度の増加が顕著です。

ちなみに、発送頻度が増えているのも20代・30代で、その中身はメルカリなどの「個人間取引」が中心。

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再配達問題の報道に、自分や周囲に起きた変化とは

今年の夏にテレビや新聞、ネットで騒がれていた、荷物の急増と人手不足によって、“再配達時間など従来のサービスの維持が困難”といった報道。その認知を聞くと…

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ニュースの「内容まで知っていた」人が72.3%!

これは通常の社会のニュースや経済ニュースの認知度に比べると、かなり多い印象です。

次に聞いたのは、報道を受けて起きた「自分や周囲の変化」。

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半数以上が、「到着時刻や再配達時間を以前より気にするようになった」、44.5%が「配達員をねぎらう気持ちが強くなった」と回答。

この問題に理解を示す声が目立つ結果となりました。

実は筆者も再配達を依頼したのに、うっかりして受け取れなかった経験があり…。ニュースを見て改めて反省しました。

時間変更・運賃値上げも総じて理解・容認

今回の問題を受けた大手の運送会社の対応は、再配達時間の受け付け時間の変更や、運賃の値上げなど。実質サービスを落とすことになるわけで、消費者の受け止め方が気になります。

そこで、具体的な変更点を挙げ、態度を聞いてみました。

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再配達時間などの変更については、8割弱が「働く人を守ることになるので賛成」と回答。予想より好意的でした。

ただし、運賃値上げは「嫌だが仕方がない」が55.9%と最多。お金は別問題、ということですね。

本音はやっぱり持ってきてほしい…

さて、現状、どのぐらいの人が「宅配便を受け取れない」のかというと…

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20代は7割、30代は6割、40代でも半数が「受け取れない」ことがあると回答。

そんな中、なんとか荷物を受け取れる場を増やそうと、今各地で設置が進んでいるのが、宅配ロッカー。

宅配ロッカーを使ったことがある人は7.0%とまだ少数派ですが、満足度は上々でした(84.2%)。

・自分の都合で気軽に受け取れる(57歳)

・好きな時間に行け、誰にも会わないですむ(44歳)

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一方で未体験者の利用意向を見ると、半数以上が「利用したくない」との意見。

・子どもを連れて車に乗って、駐車場に停めて、子どもを連れてロッカーに行って…等、考えると大変でしかない(34歳)

・セキュリティーが不安(37歳)

・食品類も多いので。自宅に届くということが宅配便のメリットだから(38歳)

・なんとなく不安だし、家まで持ち帰るのはめんどう(40歳)

・駅から歩くので荷物を持って帰るのが大変。

コンビニ受け取りは、「利用したことがある人」が26.1%で、「今後利用したい」という声も56.1%と、宅配ロッカーよりやや優勢でした。

否定的な意見はロッカーと同様の理由が多かったのですが、人が手渡しするのは同じでも、宅配便は「同じ人が届けるので顔見知りの安心感が強い」(36歳)という声もありました。

宅配便、こんなサービスがあったらいいのに!

再配達の課題を理解した上で、今よりもっと、みんなが幸せになる宅配サービスについてのアイデアがいろいろ集まりました。

・クール便の宅配ボックスがあればいいのにと思う(42歳)

・「少しでも早く配達」を売りにしている通販がほとんどですが、個人的にはそこまで急がない物がほとんどなので、「急ぎません便」があればいいと前々から思っていました(33歳)

・ヤマトみたいに、ラインで事前に配送予定を教えてくれると、自分が在宅してる時間帯や日時で変更できるからとても便利。ほかの宅配便も真似してほしい。(36歳)

・ネットでいまどこに配送中かなど、どの運送会社も共通してみることができるアプリがあるとよい。受け取り場所の変更なども簡単だとよい(38歳)

・ネット通販は時間帯指定できないものも多く、受け取る側も不便。宅配便の不在の要因になっていると思う(45歳)

・「玄関前宅配オッケー」のような契約をネット上でして、宅配時に受取人が不在でも玄関前に荷物を置いていってもらえるシステム(33歳)

・夜9時など遅い時間の配達をお願いしたい。値段があがってもいいので(49歳)

・生ものや急ぎでないものは、まとめ配送でも良いと思っています。バラバラと毎日届くよりは、複数のものが同日・同時間に届く方が私はいいと思っています(55歳)


【調査概要】期間: 2017.10.04~10.09 方法: 「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」にてWEBアンケート 集計数 :女性1119人(平均年齢:45.00歳)

筆者画像リビングくらしHOW研究所 副所長 滑川恵理子
サンケイリビング新聞社で主に編集業務に携わり、2017年1月より現職。前職は首都圏のリビング新聞共通編集長。リビングくらしHOW研究所では、女ゴコロと消費がわかるさまざまなデータを収集・分析。
くらしHOWサイトFacebookで紹介しています。

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