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“タンスのこやし”だっていいじゃないか! 下着には女の人生の歴史がある

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インナーウエアについての調査を7月に行いました。今や、楽ちんな「サードウエーブ・ブラ」が主婦界を席巻しそうな勢いですが、一方で下着は実用だけじゃない!という声もたくさんありました。

着る愉しみもあれば、持つことのひそやかな喜びもある、下着にまつわる女ゴコロを、データから紹介します。

使わずにタンスのこやしになっている下着は心のこやしにも

グラフ1 タンスのこやしになっている下着はあるか?は使わないのに持っている理由は、「サイズが合わなくなったり」「ラクな下着を選ぶようになったり」「年齢を重ねたり」したから。
でも、若いときや独身時代に買った下着は「デザインが好き」だったり、「綺麗・可愛い」「高かった」「張り切って買った勝負の下着」。だから、捨てられません。

いつの日か、再び、きっと、もしかしたら・・・。

(捨てられない理由)
・またやせたら着られるんじゃないかと思ったり。その頃の自分が好きだったから?(38歳)
・今は洗濯機でガンガン洗えるものばかり着ているけれど、たまに出して、きれいだなあって触ってます(47歳)
・かわいい柄のものは使用しなくなったが、タンスに可愛い柄がないと寂しい(50歳)
・実は少しばかりこだわりのあるスケスケフリフリの下着を持っています。いつか使う!と想って、今は使っていませんが、捨てられずにいます。タンスのこやしではありますが、心のこやしにもなっています!(60歳)

お気に入りの下着にサードウエーブ系の商品も

グラフ2 お気に入りの下着がありますか?

お気に入りの下着を持っている57%の人に、具体的にどんな下着かを聞いたところ、レースや柄、刺繍などデザイン性はもちろんですが、着心地や肌触り・フィット感などの快適性をお気に入りとして挙げる声も多数。

ユニクロの「ブラトップ」「エアリズム」、ワコールの「サルート」「スハダ」、トリンプの「スロギー」「ワンダーメイク」、グンゼの「キレイラボ」など具体的な商品名も。サードウエーブ系がけっこう挙がっていて、勢いを感じます。

(お気に入りの下着はどんなもの?)
・黒いレースの下着。大人っぽくなりたい自分のイメージを実現してくれる(34歳)
・かわいいの、と答えたいところですが、綿100%のやつ。フィット感がよすぎてお気に入りすぎる。ただし人には見せられない!(36歳)
・シームレスのアウターに響かない超極薄下着(43歳)
・ブラとタンクトップが一緒になっている下着。腹巻付きの下着(59歳)
・シルクで華やかな感じのもの(64歳)
・真紅のブラジャー(65歳)

表1 お気に入りの下着を着けようと思う時

お気に入りの下着を使うシーンは、旅行や温泉など人目に触れるという時はもちろんですが、気分を上げたい時や、自分に気合を入れたい時、おしゃれをする時という声もたくさんありました。

これも一種の“勝負下着”ですよね。昔の男性ならさしずめ「ふんどしを締め直す」というところでしょうか(!?)

ブラジャーは「締め付け感がない」ものが人気

グラフ3 ブラジャー購入時に最も重視するポイントは

ブラジャーは快適性で選ぶ、という声がダントツでトップに。機能性や補正効果は意外に低くて4位で8%。

ただし、年代別にみると、20代は「色・デザイン・素材」が1位。60代以上では「サイズのぴったり感」も重視されています。

次に着け心地のよさについて、具体的な項目を挙げてもらったところ・・・

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「締め付け感がない」が66.7%とトップに。次いで「ズレにくい・動きやすい」「肌触りがよい」ブラが求められています。

こういった女性たちの声に応えて、登場してきたのが、快適さとバストの造形性を両立させた、サードウエーブ・ブラというわけです。

サードウエーブ・ブラに「史上最高に気に入った」の声

グラフ5 サードウエーブ・ブラについて、知っているか、購入したか?

この設問は、ユニクロの「ワイヤレスブラ ビューティーライト」、トリンプの「ワンダーメイク」、ワコールの「スハダ」、グンゼの「フューチャーブラ」など代表的な商品名を挙げて聞きました。

サードウエーブ・ブラを使っている人はまだ15%ですが、「どんなものかは知っているが持っていない」「聞いたことはあるが詳しくはわからない」まで含めると認知度は82.7%に。

(使っている人の声)
・普通のブラジャーに戻れなくなると思うぐらい快適(29歳)
・史上最高に気に入り、ほとんどの手持ちと買い換えた(42歳)
・着け心地がよく、その割にバストを整えてくれる(60歳)

(一方で、こんな要望も・・・)
・もうちょっとサイズ幅を広げてほしい(36歳)
・デザインがシンプルすぎるので気分が上がらない(41歳)
・もう少し可愛い色が欲しい(50歳)
・高揚感というか、ゴージャス感はゼロなのがちょっと残念(55歳)。

自分のバストサイズを勘違いしている人多数!

グラフ6 購入時にバストサイズを測ってもらうか?

ブラジャーを買う時にサイズを「必ず+たまに測ってもらう」女性は全体の43.1%ですが、20代はこれが58.0%。

30代以上は「あまり測ってもらわない+一度も測ってもらったことがない」人のほうが多くなり、40代は58.6%、50代では63.3%に。

そのうち、「一度もサイズを測ってもらったことがない」女性は21.0%で、年代が上がるにつれ「一度も測ってもらったことがない」の増加が顕著です。

実は、今回、ワコールさんに話を聞いたのですが、同社のデータでは、なんと女性の71%が自分のバストサイズを勘違いしており、そのうちの54%が小さいブラを着けているというのです!!

今回のアンケートでもワイヤーの締め付け感が苦手、という人が多くいましたが、本来、自分のバストのサイズと形に合っていれば、さほど締め付け感はないそう。

つまり小さいブラを知らずに選んでいて、ワイヤがきついというケースが多いんです。

また、加齢とともにバストのサイズと形は変わるために、以前測ったサイズでは合わなくなっている、ということもあるよう。

ブラジャーって値段もそこそこするもの。せっかくなので、採寸や試着は、面倒がらずに買う度にしたほうがよさそうです。

年代差が歴然!ブラとショーツのセット買い事情

グラフ7 ブラとショーツはセットで買うか?

ブラとショーツをセットで買うかどうかという設問には、全体では「いつも単品で買う」が最も多く32.7%。次いで「どちらかというと単品で買う」で26.7%でした。

ただし、「いつも+どちらかというと」セット買いするのは20代(71.0%)・30代(63.7%)の若い女性に多く、今回の調査で、もっともはっきり年代による違いが見えました。

(セット派の意見)
・セットで着用するのが当たり前。同じデザインのショーツは2~3枚購入する(28歳)
・売っている時に買わないとそろえられなくなる(30歳)
・上下同じでないとなんだか気持ち悪いから(33歳)
・セットのほうが可愛いし、キチンとしていると思うから(41歳)

(単品派の意見)
・セットで買うと高いから(37歳)
・劣化具合がバラバラで結局セットでは着なくなってしまう(41歳)
・ショーツはコットン率高めが好きだが、ブラは逆にコットン率高めのものは選ばないので(42歳)
・セット派の人は生理の時はどうしているの?(44歳)
・ショーツはおなかとヒップをしっかり押さえるものが好き(58歳)
・サイズがぴったりのものや着け心地、履き心地を優先するとそうなる(60歳)

****
下着に歴史あり。

サードウエーブの前の、ブラのセカンドウエーブの時代には、みんな寄せたり上げたり、押し込んだりして、窮屈でも、なんとか美しく見せたいと日夜努力をしたものでした。

タンスに丁寧にしまわれた、華やかなレースの下着をそっと手に取る時、“あの頃”の気持ちがちょっぴり蘇ります。

ブラとショーツはセット買いが常識になったように、今後はもっと着けやすくて、美しく見せる下着が当たり前になっていくのでしょう。

そして、これからも人生の節目には、気合いの入るスペシャルな下着を身に着けて、女性たちは出かけていきます。

価格・機能・使用感・・・だけじゃないんですね、下着って。

もっとイメージ豊かで、女性の気持ちと深く結びついている。皆さんの声から、そのことに改めて気づかされた調査でした。

調査概要 2017.07.05~07.09 リビングWeb・シティリビングWeb・あんふぁんWebのWeb調査 集計数:女性1176 平均年齢44.3歳、

リビングくらしHOW研究所 副所長 滑川恵理子
サンケイリビング新聞社で主に編集業務に携わり、2017年1月より現職。前職は首都圏のリビング新聞共通編集長。リビングくらしHOW研究所では、女ゴコロと消費がわかるさまざまなデータを収集・分析。くらしHOWサイトFacebookで紹介しています。

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