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落語家 立川談笑さん 助けて!きわめびと もっと知りたい!フィーチャー“きわめびと”

もっとしりたい!フィーチャー“きわめびと”

落語家 立川談笑さんに聞く NHK総合「助けて!きわめびと」
もっと知りたい!フィーチャー“きわめびと”

落語は客の反応で話題を変える、計算されたコミュニケーション

NHK総合

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≪プロフィル≫
たてかわだんしょう。本名は小田桐英裕。1965年、東京都出身。早稲田大学法学部卒業後、司法試験の勉強をしながら予備校講師として勤務。1993年に立川談志に入門し立川談生(だんじょう)を名乗る。1996年二つ目に昇進、2003年談笑を襲名、2005年に真打ちに昇進。
※用語解説
二つ目…寄席で、二つ目に高座にあがる階級
真打ち…寄席で一番最後に出る階級。弟子をとることもできる。

 NHK大阪発の「助けて!きわめびと」(毎週土曜日、午前9時30分~9時55分)。夜泣きや好き嫌い、介護など視聴者が抱える悩みに、その道の達人「きわめびと」が解決へと導くドキュメントバラエティーです。

 6月13日の放送は、落語家としてだけでなくテレビのレポーターとしても活躍する、六代目・立川談笑さんが“きわめびと”として登場。落語家がコミュニケーションの極意を伝授?と思うかもしれませんが、落語は観客の反応を見ながら噺(はなし)の調子や話題を変えるなど、コミュニケーション技術が必要。落語で得たコミュニケーションの極意を伝授してくれます。

30歳からの人生を模索し、落語が好きだったと思い出す

 談笑さんが落語に出合ったのは、父親が見ていたテレビの寄席番組。なんとなく見るうちに面白くなり、夢中になったそうです。しかし、落語家になろうと考えることはありませんでした。

 大学の法学部を卒業し、司法試験をめざして勉強する中、「司法試験はそう簡単に受かるものでありません。30歳過ぎてもこのままかもしれない。そう思うと、自分にできる仕事はほかにあるかもしれないと、別の道を模索し始めました」。何をやりたいか、何かできるのか見えない中で、ふと、落語のことが頭に浮かんできたそう。

 当時、落語の世界では放送作家の高田文男(立川藤志楼)さんが本格的に落語を始め、話題を集めていました。「古めかしい笑いではなく、スリリングでセンスあふれる新しいスタイルが注目されていました。しかし、それに追随する人が現れない。それなら自分がやろうと思ったのです」

 このとき、談笑さん26歳。落語を始める年齢としては早くはありませんでしたが、後に師匠となる立川談志の著書「あなたも落語家になれる」を読んで決断。「立川流は年功序列ではなく明確な昇進基準を設けていること。入門試験も面接で、一般に広く門戸を開放。これなら自分にもできると挑戦しました」

 まずは二つ目をめざし、その基準となる古典落語50席や小唄、踊りなどをマスター。「努力さえすれば評価してもらえるので、必死にやりましたよ」。そして入門3年で、二つ目に昇進しました。

反応を見ながら噺を変え客を惹きつける

 落語に大切なのは、客の反応を受信しながら噺(はなし)を変えていくことだと談笑さんは言います。「客の雰囲気にあわせ、表現法を変えていきます。たとえば、客が姿勢を変えたりトイレに立つなど、無意識の中でもぞもぞと動き出すのは集中が途切れている証拠。このような場合には、話題を転換し注意をひきつけるんです。客という相手と噺を通じてコミュニケーションをとるのが落語なんです」

 落語だけでなく、テレビでも活躍する談笑さん。師匠から「落語家として真打ちになっても、テレビには出なきゃいけない。落語に興味を持ってもらうには、人に知ってもらうべき。知ってもらうにはテレビが大事だ」と言われた言葉を守っています。今後は「落語が生で見られる場所と機会を増やしたい。落語は聞くだけでストレス発散になります。だからこそ、落語のおもしろさを広めるために尽力していきたいと思っています」

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「お客さまとの会話が弾まず、売り上げ目標を達成したことがない」と悩む相談者(左)

今回のテーマは「話し下手」

 リサイクルショップの店長として勤務する相談者。客との会話が弾まず、入社後、一度も営業数字を達成したことがありません。談笑さんから伝授された極意をもとに接客すると、自然と話が弾み、仕事の面白さ、意欲がわいてきて…。スタジオには相談者も意外なスタイルで登場します。

 同番組ホームページでは、お悩み募集中。
アドレスはコチラ⇒http://nhk.jp/kiwamebito