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平田進也さん 助けて!きわめびと もっと知りたい!フィーチャー“きわめびと”

もっとしりたい!フィーチャー“きわめびと”

「旅の力が夫婦を救う」と旅行会社の平田進也さん

旅の“きわめびと”に聞く、夫婦の絆を深める方法

NHK総合

写真

<プロフィル>
ひらた・しんや。1957年奈良県吉野生まれ。京都外国語大学卒業。1980年日本旅行に入社。37年間にわたり数多くの旅を企画し、“なにわのカリスマ添乗員”として人気を誇る。愛犬と行くバスツアー、高級クラブをめぐるツアーなどユニークな企画も多く、ときには女装して“シンコちゃん”に変身し宴会を盛り上げるなど、そのエネルギッシュな人柄に、ファンクラブの会員は2万人を超える。2009年には新セクション「おもしろ旅企画ヒラタ屋」を立ち上げ。ツアーのほか、社会貢献事業、講演など幅広く展開。

視聴者からのさまざまな悩みについて、解決のヒントを探るNHK大阪発のドキュメントバラエティ「助けて!きわめびと」(毎週土曜日、午前9時30分~9時55分放送)。9月3日の放送では、「旅の力が夫婦を救う」と題して、カリスマ添乗員として知られる旅行会社社員の平田進也さんがきわめびととして登場。「旅には夫婦を仲良くする力がある」という信念を持つ平田さんが、「妻との距離を感じる」というお悩みさんに向き合いました。

旅という“非日常”が思いを伝えるチャンス

 「私の生きがいは、旅を通して人に喜んでもらうこと」と話す平田さん。自身の旅行を企画する際にも、どうしたら参加者に喜んでもらえるかを常に考えるのだそう。“楽しい時間を過ごせた”と思ってもらえる体験の提案こそが、自身の役目だと言います。

今回のお悩みさんは結婚8年目の男性。今年1月に待望の第一子が生まれたものの、妻との距離感に不安を感じ、番組に応募しました。そもそもインドア派というご主人。洋服を買いに行ったり、旅行をするといったおでかけには興味がありません。
一方奥さんは、外出が大好き。新婚当初は買い物に誘ったり、旅行のプランを立てたりと、出無精なご主人を連れ出していたそう。しかし妊娠・出産をきっかけにおでかけの機会が激減しました。

まず、平田さんが奥さんへのヒアリングを実施。一家だんらんの食事でも会話がなく、話をすると夫の否定的な言葉で会話が続かない…。「2人だけだとかみあわない。一緒にいて楽しくない」という奥さんの言葉に、事態の深刻さを感じます。
「思いやりの気持ちの欠如を感じますね。好きなことをさせてあげようという相手への気持ちがないと、やさしくなれない。しかし夫婦になると“慣れ”や“照れ”が邪魔して、日常の暮らしではなかなか表現できないもの。だからこそ、旅という“非日常”がチャンスなのです」と平田さん。

相手を知る、そしてサプライズ、さらに思いを出し切る

 今回は奈良県の信貴(しぎさん)山への日帰り旅。まず、奥さんに喜んでもらうためのオリジナルプラン作りに入ります。

旅のプランニングのポイントは3つあると平田さん。
1つ目は「相手を知り、どのようなことに興味があるかをさぐること」。平田さんは、常に参加者に話しかけ、それを探ると言います。
2つ目は「予想を超えるサプライズ」。例えば、平田さんのツアーでは、旅の途中で突然マグロの解体ショーに。参加者たちは興味津々、笑顔でショーを楽しみます。
3つ目は「思いを120%出し切る」。平田さんの場合、その一例が“女装”。夕食時にテーブルを回り記念撮影に応じると、一挙にその場が盛り上がります。「私だってそんなことはしたくないのです(笑)。でもみなさんが楽しみにしてくださっている。どうにかして楽しんでもらいたいという気持ちを伝えるには、自分の殻をやぶり、思いを120%出し切らないと」

これを踏まえてプラン作りへ。
まずは奥さんが興味を持っていることを考えるご主人。「妻はおいしいものを食べる、動物にふれる、一緒に行動する、お出かけすることが好きですね。食事は…、魚料理が好きかな…」と途中で詰まってしまいます。さらに奥さんからも「自分で考えたら」とつきはなされ、夫婦仲はますますこじれた雰囲気に。
結婚から8年、最近は妻を楽しませることを考えていなかったと、気づくご主人。あらためて妻のことを理解しようと、奮闘が始まります。
夫婦仲がこじれていると感じた平田さんは、非日常の中でも“特別な非日常”のプランを提案。現地の下見に向かうのでした。

相手に認めてもらう、喜んでもらう姿勢が大切

 いよいよ当日。奥さんは「あまり期待せずのんびりします」と、テンション低めに旅がスタート。
まずは、会話のキャッチボールから。否定的な言葉ではなく、奥さんの言葉に寄り添うように話すご主人。少しずつ会話も盛り上がっていきます。
そして、信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそくしじ)の三寅の胎内めぐりへ。本堂の真下にある真っ暗闇の道を進むときがチャンス! 奥さんがころばないように手をつなぎ、優しくサポートしようとするご主人ですが、あっけなく「前を歩いて」と奥さんに言われて失敗…。それでも日常とは異なるドキドキ体験に、2人とも楽しそうです。

昼食には、豪華な和食が並ぶテーブルに奥さんはびっくり。しかも奥さんの出身地である島根県の泳ぎいか、隠岐の岩がき、のどぐろの煮つけなどが登場。「おいしい」と笑顔の奥さん。「この子が20歳になったらまた来ようかな」という感想も飛び出しました。
実は下見のときに、料理長に奥さんの好きな魚料理を出してもらうようお願いをしていたご主人。そんな相手を思う気持ちが伝わったようです。

最後は特別な非日常のサプライズとして、バラの花束のプレゼントが。奈良県で栽培される「平群(へぐり)ローズ」のずっしりと大きな花束を受け取る奥さん。ご主人が自分の悪かった点を謝り、感謝の気持ちと伝えると、奥さんの目には涙が浮かびます。

旅からもどり、後日、奥さんからは「夫が気を使うようになってくれた」とうれしい報告が。平田さんも「相手に認めてもらおう、喜んでもらおう、そんな姿勢が伝わったのでは。長い人生、いろいろなことがあります。かわいい子どものためにもがんばって、一層幸せになってほしい」とエールを送ります。

暮らしの中に非日常を見つけてほしい

 「旅には夫婦を仲良くする力があります。旅先で美しい景色を見たり体験をすれば、相手をほめる、手をつなぐ、花を贈るなどの普段できないことも自然とできるのです。今回はまさに筋書きのないドラマ、ドキュメンタリーでしたね。お2人にとっても人生のひとつのターニングポインになったのでは」と平田さん。

平田さんのツアーに参加されるご夫婦にも、さまざまなエピソード生まれると言います。たとえばシニア世代のあるご夫婦。夫の妻への言葉遣いがあまりに上からの物言いだったので、思わず平田さんが「もう少し奥さんにやさしくしてあげて」とアドバイス。それを聞いた奥さんは涙して感謝を伝え、ご主人と平田さんはその日、風呂場で背中を流し合い、すっかり意気投合したのだそうです。

「長年連れ添っていれば、大なり小なり問題が起こることもあります。それを情でカバーしましょう。女性は友達がいるから旅行も簡単に出かけられますが、男はひとりぼっち。連れ添う夫を大切にする気持ちを忘れずに。そして男性も、家族のために頑張ってきた奥さんに感謝の気持ちを表してください」

最後に平田さんから「旅の高揚感を味わえる人は、人生の勝利者だと思う」という言葉が。「健康であることに感謝し、どんどん夫婦一緒に旅に出て、楽しい思い出を作ってください。ツアー旅行でもよいし、普段の買い物でも公園を散歩するのでもよい。暮らしの中に非日常を見つけてほしいですね」

夫婦にとって「旅の力」とは

旅には夫婦を仲良くする力がある

旅という“非日常”なら、相手への気持ちを素直に伝えられる

旅のプランニングのポイント3点
その1 相手を知り、相手が興味のあることを探る
その2 予想を超えるサプライズをする
その3 思いを120%出し切る

妻は夫を大切に、夫は頑張っている妻へ感謝の気持ちをもって

買い物でも公園への散歩でも、暮らしの中に非日常をみつけて

次回、9月10日放送は「合気道に学ぶ“争わないチカラ”」

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 コミュニケーションの改善に役立つと、今、注目を集めている「合気道」。世界24か国、3万人の弟子を持つ合気道のきわめびと、心身統一合氣道会会長の藤平信一さんが登場し、ケンカが絶えないという女芸人トリオとともに二泊三日の合宿に挑みます。
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