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映画音楽に心震える時間を。ピアニストの加古隆さんが紡ぐ美しい旋律

映画音楽に心震える時間を。ピアニストの加古隆さんが紡ぐ美しい旋律

「曲作りで大切にしているのは“美しさ”」。
「パリは燃えているか」などで知られる作曲家でピアニストの加古隆さんが名古屋を来訪。来年2月12日(祝、月)三井住友海上しらかわホールで開催される、加古隆コンサート2018「クァルテット・ベスト」〜加古隆クァルテットが奏でる映画音楽セレクション〜の見どころや、音楽との触れ合い方などを聞きました。 


まずは、代表作の「パリは燃えているか」を。一度は耳にしたことがあるのでは? 

 

アイコン

1973年、パリでフリージャズピアニストとしてデビュー。その後、美しい世界観を生み出すピアニストとして世界中で活躍。2000年代には映画音楽にも携わり受賞経験も。2月のコンサートでは映画セレクションとして、これまで手掛けた映画音楽をクァルテットで演奏。
※第26,35,38回 日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受賞(映画『阿弥陀堂だより』『最後の忠臣蔵』『蜩ノ記』の音楽で)
※第21回 ATP賞・個人賞を受賞(フジテレビ『白い巨塔』の音楽で)

「映画音楽の作曲で大切にしていることは、必ず映画に貢献すること」と話す加古さん。「映画の世界観がより広がっていくような聴く人の心に響く音楽かつ、映画館を出て映像を離れても、独り立ちできるような音楽を作ることを宿題にしています」 

2月のコンサートでは、夏公開予定の映画「散り椿」(木村大作監督、岡田准一主演)のテーマ曲を公開に先立ち初演奏。「黒澤明監督の系譜を継ぐ木村監督が、王道の日本映画を作りたいと言われた。メロディーが心に焼き付く、シンプルだけど強い音楽を作り上げました」 

人生の“厳しさや愛”を描いた台本を最初に読んだとき、真っ先にチェロが浮かんだといい、自身のピアノではなくチェロがメインの曲を紡ぎました。また、必ず撮影現場に赴き、俳優の雰囲気や空気感、自然、時代感覚などを吸収。全体の音楽を後押しするきっかけにしていると言います。 

kakosan01「ものづくりの現場にいるスタッフや俳優さんと話すと、刺激的で勉強になります。主演の岡田准一さんの佇まいが美しくて、その様を音でも感じられるように工夫しました」と話す加古隆さん 

音楽が生み出される瞬間
〜作曲家としての一面〜 

曲作りにはいつも心のエネルギーを最大限にフル活用。「映画音楽の場合は台本を読んでぐっと感情移入。心のエネルギーを集中させながら音を見つけていきます。音に憧れるといった方が良いかもしれません」 

2006年公開の映画「博士の愛した数式」の音楽を手掛けたときは印象的な経験も。「台本を読み終えて心が震えるほど感動。そのままピアノに向きあい、ワンフレーズがすっと浮かんできました」と振り返った加古さん。すぐに音が見つかる場合もあれば、作品のテーマを見つけるまで苦労することもあるのだそう。 

「博士の愛した数式」(2006年)当時の予告動画。優しくもドラマティックな音楽が印象的

「2002年公開の映画『阿弥陀堂だより』のときは“風”が大切だとお聞きして、素朴な音色を持つパンフルート(パンパイプ)を選びました。作品のサインを楽器に置き換えて曲作りを行う経験をした初めての作品です」 

コンサートで演奏される映画音楽 
♪散り椿
♪阿弥陀堂だより
♪エヴェレスト〜神々の山嶺~
♪最後の忠臣蔵
♪大河の一滴
♪太平洋の奇跡
♪博士の愛した数式
♪蜩ノ記   

クァルテットならではの音楽を楽しむ
〜演奏家としての一面〜 

現在は、ソロ活動と2010年に結成した「加古隆クァルテット」の両軸で演奏。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4人からなるクァルテットは「ピアノソロだけでは演奏できない曲もあり、最小限の人数で最大限の音楽表現を可能にするために結成。一人一人の演奏家の個性と、一つ一つの楽器の個性が際立つよう、演奏するときの立ち位置も工夫しています」。ソロとアンサンブルを行き来することで「音楽の楽しさが広がりました。グループは各々の人間らしさも見えて、音を通してコミュニケーションしています」 

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すべてのコンサートで、暗譜してのぞむ事で有名な加古さん。「家でCDを聴くのではないライブ感を体験してもらいたいから必ず暗譜して、体で音を出すようにしています。人生のなかで、挫折や成功などその人なりの経験や心の状態によって同じ音楽でも感じ方は一緒ではないはず。それは私たち演奏家も同じ。ロシアで演奏すればロシア的なロマンティシズムに影響を受けます。演奏者も観客のみなさんも心が震え、楽しめるのがライブの魅力なのではないでしょうか」  

加古隆concert2018 『クァルテット・ベスト』~加古隆クァルテットが奏でる映画音楽セレクション~

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日程/2月12日(祝、月)開演14:00、開場13:30
会場/三井住友海上 しらかわホール
出演/加古隆クァルテット
加古隆(ピアノ)、相川麻里子(ヴァイオリン)、南かおり(ヴィオラ)、植木昭雄(チェロ)
前売料金(全席指定・税込み)/6480円
中京テレビ事業チケットセンター/Tel.052-320-9933
コンサートのチケットはWebから▼
http://cte.jp/wp_detail/180212/

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