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関関同立 今春の入試を振り返って

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 全国的に私立大の志願者が増え、昨年に引き続き、“文高理低”が顕著になった2017年度の大学一般入試。関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の入試担当者に、今年度の入試動向と取り組みについて聞きました。

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※文中の数字は、2017年2月入試のデータです。

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入試センター所長
北原聡さん

関西大学

文系学部を中心に志願者増
考動力と革新力を備えた人材育成を

 志願者数は7万4977人、前年比101.6%。地元・大阪の志願者数が、前年比104.4%となりました。

 志願者が増えた学部は、文・経済・商・社会・政策創造・社会安全・システム理工学部で、昨年からの文高理低傾向が続いています。また、グローバル人材育成の一環として、実践的な外国語運用能力を測る意味合いから、文・外国語学部で英語の外部試験を利用する方式を新設しました。

 本学は大阪で130年の伝統を持つ大学ですが、新しい領域にも常に挑戦し続けています。文部科学省の事業に選定された「KU‐SMARTプロジェクト」は、医学と工学の連携による、未来医療の創出に寄与する大阪医科大学との共同事業です。また、昨年開設の「梅田キャンパス」は、在学生の就職活動支援だけでなく、異業種交流や起業支援の場。千里山キャンパスの「イノベーション創生センター」は、企業と連携し、文理融合でのイノベーションの創出を目的としています。

 このように関西大学では、その研究力と先進性を生かして、専門領域や立場が異なる人と交わるチャンスを豊富に学生に提供し、地域社会や世界に貢献する人材を育成しています。

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高大接続センター長
北原和明さん

関西学院大学

文理10学部で志願者大幅増
SGUと高大接続で教育改革を展開

 志願者数は4万1207人、前年比112.5%。法学部を除く10学部で志願者が増えました。中でも経済学部は前年比131.2%、社会学部は同136.8%と大幅増。要因としては、大阪大学の後期日程が廃止され、その受け皿として受験生に支持されたこと、入学金を30万円から20万円に引き下げたこと、スーパーグローバル大学(SGU)としての取り組みが、全国レベルで認知されたことが考えられます。特にSGUに関しては、首都圏の志願者増が顕著なことから、手応えを感じています。

 このSGUの取り組みと、高大接続を意識した高大連携の展開をする中、文部科学省大学入学者選抜改革推進委託事業に採択され、「主体性等の分野」で入試改革への取り組みを始めました。そして、スーパーグローバルハイスクール指定校との連携を深め、課題研究の発表の場である「SGH甲子園」を、3月19日(日)に初開催します。

 180超の海外協定校と、質の高いプログラムで留学希望者をサポートするとともに、4月から、大学院副専攻プログラム「国連・外交コース」を創設。外務省とも連携し、キャリア支援を提供し、グローバルリーダーを育成していきます。

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入学センター所長
多久和英樹さん

同志社大学

大都市圏からの志願者増
創立150周年に向けて新展開も

 志願者数は、前年比110.8%となる4万5395人。センター試験利用入試も前年比117.1%で、2年連続の増加となりました。最近の受験動向が「文高理低」志向があるといわれており、これに沿う形で本学でも、神・文・社会・法・経済・商・政策学部などの文系学部を中心に、志願が集まったものと考えられます。

 理系学部でも理工・生命医科学部は増加しているため、理系全体の数を減らすことなく、例年と大差のない結果に。

 また、志願者の増加は全国で見られ、中でも東京が前年比122.7%、名古屋が同109.5%と、大都市圏の増加が顕著でした。

 本学は、「良心教育」という建学の精神と、人を敬い愛する「キリスト教主義」、個人を大切にする「自由主義」、広い視野で世界を見つめ、理解する「国際主義」の理念に基づき、140年を超える歴史と伝統の中で、教育を展開してきました。

 創立150周年である2025年に向けて、教育・研究・卒業生との連携・社会貢献という、大学の社会的使命を同志社らしく果たしていくべく、「ALL DOSHISHA」で取り組んでいきます。

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入試広報課課長
熊谷秀之さん

立命館大学

実学系の文系学部に人気集中
2018年度BKCに「食科学部」開設構想

 志願者数は、8万7975人。前年比100.1%と、わずかですが伸び、これで4年連続の増加となりました。

 人気は経営学部(前年比120.8%)、産業社会学部(同111.8%)、経済学部(109.4%)と、文系でも、これまで人気だった学際系ではなく、実学系路線に寄った結果に。一方、昨年新設された総合心理学部は、前年比69・2%と苦戦。初年度の倍率が30倍を超えたことで、敬遠された結果になりました。

 本学は、“多様性”を重んじる学風。実際、関西の私大の中では、近畿圏外の学生率が約50%と高く、留学生約1200人が、衣笠、草津、茨木の各キャンパスで学んでいます。スーパーグローバル大学(SGU)認定校でもあり、より一層、大学として国際化を推進する一環として、2018年度から、衣笠キャンパスにある国際関係学部に「国際連携学科」を設置予定です。

 同じく2018年度を目指し、びわこ・くさつキャンパス(BKC)に、約240人規模の「食科学部」設置構想を打ち出しました。食を、人文科学、社会科学、自然科学にまたがって総合的に学ぶ、非常に興味深い学部となる予定です。

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