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計198組の親子が科学実験を体験しました!

親子で実験 リビング子ども科学大学2017 8大学で親子が科学実験を体験しました
 サンケイリビング新聞社では、小学生のお子さんと保護者を対象にした、科学実験と講義、キャンパスツアーなどが盛り込まれたイベント「リビング子ども科学大学」を夏休みに実施しました。
 大阪エリアでは、立命館大学、大阪府立大学、大阪市立大学、大阪工業大学。兵庫エリアでは、神戸学院大学、甲南大学、神戸常盤大学、神戸女学院大学の計8大学での実施で、応募総数は3353組。抽選の結果198組の親子が、講義や実験を体験し、大学の施設を見学するなど、充実の一日を過ごしました。
 それぞれの大学での様子と、実験や講義の内容を簡単に紹介します!

【大阪】

【兵庫】

【大阪】

立命館大学 総合心理学部
「探偵団が事件を推理、真実を探せ!」
見る、聞く、話すの不思議を学ぼう
講 師
総合心理学部教授 北岡明佳先生、若林宏輔先生
 
参 加
小学4・5・6年生のお子さんと保護者30組
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 まずは北岡先生による「だまし絵(錯視)体験」から実験スタート。イラストなのに動いているように感じたり、描かれていないものが見えてきたりする「錯視」。人間の知覚が生み出す、色や形に関する不思議な現象を見た後、実際に錯視図形を作ってみます。できあがった図形を重ねたり、ずらしてみたりした子どもたちからは「動いた~!」と歓声が。錯視図形を使ったうちわも完成。楽しいおみやげができました。

 午後からは、若林先生による心理学を応用した推理ゲームです。子どもたちだけで数人ずつの「少年探偵団」を結成。別室でチームの名前を決めている間に、保護者の部屋では、若林先生の机の周辺から、何かかが盗まれるという事件が発生しました。そこで、犯人と何を盗まれてしまったのかを突き止めるために、子どもたちによる、保護者への聞き込みがスタート。

 全員一致で、部屋にいたある学生が犯人だと特定。何が起こったのかを知るために、部屋に設置されていたビデオカメラを再生してみると、実は違う学生が犯人だったことがわかりました。一人ひとりは確信を持っていない意見でも、数が増えると真実になってしまう。“冤罪(えんざい)”が起こる仕組みを、身をもって体験することができました。


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大阪府立大学 理学系研究科
「光を7色に分けてみよう」
簡易分光器とはりがねモーター作りに挑戦
講 師
理学系研究科教授 久保田佳基先生、同准教授 河相武利先生
 
参 加
小学3・4年生のお子さんと保護者25組
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 まずは、河相先生による、太陽光をプリズムに通したとき、光が7色に分かれることを確認するための実験がスタート。光の色は、赤・だいだい・黄・緑・青緑・青・紫の7色に分かれる…という講義とともに、蛍光灯の光が分かれて見える「分光器」を製作。できあがった簡易分光器をのぞいて、蛍光灯のそれぞれの光(色)の波長を確認しました。

 続いて久保田先生の「はりがねモーター作り」。電気と磁石の関係を説明し、電気が流れる仕組みを教えてくれました。その後、“超強力”なネオジウム磁石と、銅の針金、乾電池を使って、実際に親子ではりがねモーターを手作りしました。電池のプラスとマイナスに、山形食パンのような形に折り曲げた針金が触れると、くるくると回転! 最初うまく回らない参加者もいましたが、最後には全員の針金がくるくる回り、2つの実験は大成功でした。

 大阪府立大学自慢の「電波望遠鏡」見学では、理学系研究科の大学院生のみなさんが、テレビとパラボラアンテナを使って“電波実験”を実施。午後からは大学の学生組織「友好祭実行委員会」メンバーが、府大池~石のモニュメント~ホールや図書館を備えた、学術情報センターを案内してくれました。


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大阪市立大学 医学部
「あつまれ!メディカルキッズ」
病院のお仕事を体験してみよう
講 師
総合医学教育学 栩野吉弘医師、小林正宜医師▽附属病院看護部 平田真由美さん
 
参 加
小学1~3年生のお子さんと保護者18組
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 大阪市立大学医学部の学舎で医師や看護師のお仕事の説明を受けた後、3チームに分かれて「大阪市立大学医学部スキルスシミュレーションセンター」へ。

 チームごとに3つのシミュレーションを順番に体験します。

「車椅子体験」では、乗る人・押す人の両方を体験。坂道を押すとき、止まるとき、どんな注意が必要かを実践的に教えてもらいました。「聴診体験」では、聴診器の付け方からレッスン。呼吸音聴診シミュレーターの肺や心臓の音を聴き、通常の音とどう違うのかを聴き分けました。「腹腔鏡手術体験」では、モニターを見ながら、大小さまざまなビーズを容器から容器へ移す作業を体験。両方の手を使って器用に移す子もいれば、ビーズをつかむのに苦労する子など、それぞれが真剣に挑んでいました。


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大阪工業大学 ロボティクス&デザイン工学部
「コンピュータービジョンの世界を知ろう」
講 師
ロボティクス&デザイン工学部講師 中泉文孝先生、特任技師 三浦慎司先生、事務室ロボティクス&デザインセンター担当課長 北垣和彦先生
 
参 加
小学5・6年生のお子さんと保護者20組
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 ロボットってなに?から始まった前半の講義。ロボットは主に、コンピューター、モーター、センサーの3つからできており、目に当たる「コンピュータービジョン」について、どんな特徴があるのかを中泉先生が解説。コンピュータービジョンが絵を見る仕組みは、数字で置き換えられるということを学びました。

 続いて、北垣先生がコンピューターの情報が2進法で処理されていることを説明。5本の指を使って、2進法を体験しました。親指が1、人差し指が2、中指が4、薬指が8、小指が16。「では1から10まで指で示してみよう!」と北垣先生が超高速で指を動かします。

 後半は、前半の講義を受けて、「コンピュータービジョンの特徴を生かしたロボットを作ろう」をテーマに、4つのチームに分かれてワークショップをスタート。30分間でそれぞれが「こんなロボットがあればいいな」をテーマにアイデアを出しあいます。付箋に書いたアイデアをはりだし、チームごとにプレゼンテーションを開始!

 北垣先生が「こういうワークショップは、大学でも社会でも実際に行われています。アイデアは一人の頭だけでなく、みんなで共有できる形で出し合うと、新しい意見が生まれてくるものです」と話してくれました。

 その後、カラー粘土、紙コップ、割りばし、ブロックなどを使って、自分たちが出したアイデアを形にしていきます。

 中泉先生、北垣先生、三浦先生とサポートについてくれた大学生のお兄さんたちが、それぞれ講評し、終了。

 締めくくりは、キャンパスツアーへ。この4月に開校されたばかりのキャンパスは21階建て。21階からの眺望や、普段は学生さんしか入れない講義スペース、ロボットを使った実験の様子などを見学しました。


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【兵庫】

神戸学院大学 薬学部
「薬剤師を体験しよう」
軟膏づくりや診察にも挑戦
講 師
薬学部教授 福島昭二先生、白川晶一先生、薬学部講師 上町亜希子先生、薬学部実習助手 鳥井栄貴先生、大道真由美先生
 
参 加
小学校5・6年生のお子さんと保護者28組56人
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 神戸学院大学では、3つのグループに分かれて、3つの実験・実習に取り組みます。

 「カプセル・錠剤・粉薬・シロップの実験」お薬の飲み方や使い方について教えてくれるのは、福島先生です。風邪薬のカプセルには、色の違う顆粒が入っています。胃液を加え、色の違いによる溶け方を観察。早く溶けるものもあれば、時間がかかるものも。溶ける時間に差があることを知り、風邪薬の効果が持続することにも納得したようです。ほかにも、薬を使った実験をしたり、飲み方などを聞いたり、薬について学びました。

 「すべすべ軟膏をつくる」では、上町先生が教えてくれます。本格的な調剤室で、2種類の薬を混ぜ合わせての軟膏作り。初めて使う道具に最初は戸惑いながらも、繰り返すうちに軟膏ができあがります。容器に詰め、お薬袋に効能や使い方を記入。最後に薬剤師の欄に自分の名前を書く子どもたちは、いつか薬剤師になる自分を思い描いているようでした。

 そして、「人体の不思議と薬」の実習では、患者役の人形「スタン君」を使って、聴診器で心音や呼吸音を聴きます。さらに、体に刺激を与えると、どんな反応があるかなどを親子で確かめ合い、人間の体について楽しく学びました。

 学食で昼食を食べた後は、キャンパスツアーへ。薬学部の研究室、法学部の法廷教室、図書館などをめぐって、終了となりました。


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甲南大学 フロンティアサイエンス学部
「えっ!納豆でできるの!?」
ネバネバ成分を使ったプラスチック作り
講 師
フロンティアサイエンス学部生命化学科准教授 長濱宏治先生
 
参 加
小学校3・4年生のお子さんと保護者29組58人
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 「身近にあるものから、オリジナルのプラスチックを作ることで、新しい素材を開発する研究を体験してほしい」、長濱先生から子どもたちに送られたメッセージです。本格的な設備が整う教室で、実験の始まりです。

 先生が用意してくれた、納豆は、“粒”“ひきわり”“黒豆”などさまざま。自分の好きな納豆を選ぶと、ガラス棒で混ぜ、ネバネバ成分を出します。これを温めた炭酸水素ナトリウム水に加えたり、ろ過したろ液にクエン酸を加えたり。いくつかの行程を経ると、ビーカーの中に糸状の物質が現れました。これが、ポリグルタミン酸です。触ってみた子どもたちからは、「ゴムみたい」という声も。選んだ納豆によって、取り出されたポリグルタミン酸にも違いがあるようです。このポリグルタミン酸に、砂糖、塩、ゼラチン、でんぷんなどの物質を混ぜると、オリジナルプラスチックの出来上がりです。「混合物、その量や割合もそれぞれだから、今、君たちが作ったものは、世界に一つしかない物質です」と、先生が教えてくれます。違う納豆ではどうなるの? ポリグルタミン酸に加えるもので、どう変わるの? 子どもたちの興味はつきませんが、実験は終了。

 キャンパスツアーでは、最先端の実験装置が整備された研究室などを見学させてもらいました。


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神戸常盤大学 保健科学部
「科学の不思議を体感しよう」
おもちゃ作りにもチャレンジ
講 師
保健科学部医療検査学科教授 栗岡誠司先生
 
参 加
小学校3・4年生のお子さんと保護者26組52人
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 神戸常盤大学では、栗岡先生が、化学の不思議を楽しく教えてくれました。

一見、普通の紙に見えるのに、火を近づけると炎とともに、燃えカスもなく消えてしまった紙。プラスチックのワイングラスは、どんなに強くたたきつけても、壊れることはありません。また、同じように見える緑いろの瓶が2つ。それが、赤外線を当てると1つは発光し、1つは変化なし。同じように見える物質も、配合物によって強度が増したり、燃え方の反応もさまざまです。そこで、目の前に置かれたペットボトル2本。1つは紅茶で、1つはうがい薬、どうすれば見分けることができるのでしょうか。それぞれに、ビタミンCを入れて振ってみると、うがい薬が入ったペットボトルはみるみる透明に。また、2本の試験感に入った液体を混ぜ合わせると、蛍光色の輝きを放ちます。次々に起こる化学反応に、引き込まれていく参加者。さらに、砂糖の実験では炎が高く上がり、粉を混ぜてゴム金槌で触れると小さな爆発音も。大学ならではの数々の実験に、化学の面白さに目を輝かせる参加者の笑顔が印象的でした。

 キャンパスツアーでは同大学にある歯科診療所や看護の演習室などを見学。充実の半日を過ごしました。


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神戸女学院大学 人間科学部環境・バイオサイエンス学科
「色が変わる不思議なハーブティー」
マイクロスケール実験で水溶液の性質を調べよう
講 師
人間科学部環境・バイオサイエンス学科教授 中川徹夫先生
 
参 加
小学校5・6年生のお子さんと保護者16組32人
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 神戸女学院大学理学館で行われたのは、人間科学部環境・バイオサイエンス学科の中川教授指導による水溶液を酸性、中性、アルカリ性に仲間分けする実験です。

 青から赤、赤から青と色が変わることで、水溶液の性質を知ることができるリトマス紙。では、リトマス紙を使わずに水溶液の性質を調べることができるのでしょうか。

 使用するのは、「マローブルー」というハーブティーです。中川先生の実験は、“マイクロスケール実験”。試験管の変わりにペットボトルのキャップや、ヨーグルトのふたを使用。ハーブティー「マローブルー」もデパートやハーブティー専門店で入手可能なので、お家でも実験の続きができます。マローブルーを水に入れ、かき混ぜて出来上がった色水の変化で、水溶液の性質を調べます。

 ペットボトルのキャップを6つ並べ、マローブルーの色水をいれます。それぞれに、6種類の水溶液(レモン水、酢、砂糖水、食塩水、重そう水、アンモニア水を入れ、色の変化を観察。「お家に帰って、ほかの水溶液でも、実験してみよう」と、保護者に話す子どもたちは、実験の楽しさを満喫しているようでした。

 キャンパスツアーでは、ヴォーリズ設計のチャペルや図書館を見学。様式美の美しさに感動して、写真を撮る保護者の姿が多くみられました。


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