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男性更年期の特徴・治療をチェック!妻のNG行動を医師がアドバイス

  • 2017/11/09 UP!

夫の黄昏…コレって男性更年期?

 最近、夫の様子がおかしいと感じているあなた、もしかしたら「男性更年期」かもしれません。妻が知っておきたい症状や対処法を、石蔵文信さんに聞きました。

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石蔵文信さん
大阪大学招聘教授。2001年、「男性更年期外来」を大阪市内に開設(眼科いしくらクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し話題に

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50歳前後に多く、悪化させるのは主にストレス

osk_1109_menkounenki_04 「男性更年期とは、いわば自律神経失調症の一種。仕事で多忙な50歳の前後10歳くらいに多く、定年後、居場所をなくした高齢の方にも発症します」という石蔵さん。
 症状は女性更年期とよく似ていて、気力がわかない、イライラする、眠れないなど人によってさまざま(チェックシート参照)。原因は男性ホルモンの低下とよくいわれますが、「悪化させる原因は主にストレス。調子が悪いのに我慢や無理をして、うつ病など深刻な症状へと移行するのです」。
 女性には閉経という節目があるので、不調を感じたとき「これが更年期か」と自覚しやすいですが、男性にはそれがありません。異変に気づいたら、家族が手を差し伸べることも大事ですね。

セルフケアの方法は? ストレスの見直しと発散

 セルフケアは、まずストレスの根源となっている過度な仕事などを思い切って見直すこと。そして、ストレスをうまく発散することです。多くの男性は、女性に比べてストレス発散が下手。不満を友達にしゃべってスッキリするということがなく、発散する先はお酒やたばこ、ばくち、はたまた女性に走ることも…。それでも発散できる人はまだいいほうで、真面目で人付き合いもせず、仕事以外は家にこもって静かにしている人は、特に危険なタイプです。
 おすすめは、バッティングやボクシング、ジムなどで力を外に放出すること、釣りや山登りなどで環境を変えること、カラオケで歌うことなど。本人の適性に合うものを試してみてください。

何科を受診? 内科、泌尿器科など

 男性更年期を診ているとうたう病院は少ないので、まずは身近で信頼できる内科や泌尿器科に相談するか、心の症状が強いなら心療内科や精神科を受診してください。放置がもっともよくありません。
 男性は、体調でちょっと気になることがあっても受診しません。自分で病院を探して受診するのは、よっぽど限界が来たとき。うつ病などに進行してからです。夫の様子がおかしいと思ったら、子どもをなだめすかすようにしてでも、妻から受診を勧めてください。

治療法は? まずはカウンセリング

 多くはストレスが原因ですから、私の場合、まずはカウンセリングを行います。対話の中でストレスの原因に気づいて対処してもらい、必要に応じて向精神薬やED治療薬を処方しながら、治療を進めていきます。
 病院によっては減少した男性ホルモン(テストステロン)を補うホルモン補充療法を行うところもありますが、一時的に改善したとしてもそれでは不十分なこともあります。長い目で見て、加齢による自身の変化とストレスに向き合うことが、治療には大事です。

石蔵さんから妻に夫にひとこと

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 夫がうつうつとしていたら、「しっかりしてよ」「こっちもしんどいんだから」と言いたくなる気持ちはわかります。でも、叱咤激励は逆効果。自分の心もしんどくなって、共倒れします。とにかく「病院行こう」としつこく受診を勧めてください。
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 調子が悪いときは、我慢せず病院へ行ってください。「もうちょっと辛抱しよう」は、自分がドツボにはまるだけでなく、周りもしんどいもの。加齢による変化に気づき、自分を大事にしてください。それだけで、周りの人間も救われます。

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