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子宮内膜症によるつらい生理痛 母娘で低用量ピルの理解を深めて

  • 2017/10/12 UP!

 「つらい生理痛は、お母さんも娘さんも我慢しないでほしい」と話す田辺レディースクリニックの田辺晃子先生に、生理痛の原因の一つ、「子宮内膜症」について聞きました。

閉経するまで自然には治りません

 子宮内膜症とは、子宮内膜に似た組織が、卵巣や腹膜など子宮以外の場所で生育してしまう病気です。子宮内膜と同じように、月経周期ごとに発育・出血を繰り返しますが、血の出口がないため、血腫になったり、周りの組織と癒着を起こし、ときに激痛を伴います。

 月経を重ねるごとに悪化する傾向があり、閉経するまで自然に治ることはありません。良性なので、症状がないうちは放置しておいて大丈夫ですが、痛みを伴う場合は早めに婦人科を受診し、症状をコントロールしながら病気と付き合っていくことが大切です。症状がなくても、40歳を超えた人であれば、ごくわずかですが、がん化の可能性があるので、女性検診は必ず受けてください。

低用量ピルは将来の子宮内膜症、不妊予防にも

 痛みに対する治療は、軽度の場合は鎮痛剤で様子を見ますが、つらい症状が出ている場合は、低用量ピルの服用がいいと思います。ピルは、経口避妊薬として知られていますが、子宮内膜症による生理痛や、子宮内膜症が確認できない生理痛の治療薬としても、健康保険の適用が認められています。ただし、血栓症のリスクが上がるため、40歳以上は慎重投与で、50歳以上は使用できません。

 娘さんのいるお母さんにぜひ知っておいてほしいのは、10代~30代の若い人であれば、低用量ピルは血栓症のリスクはほぼなく、生理痛のコントロールに適しているということ。また、低用量ピルの服用によって、将来の子宮内膜症や、子宮内膜症による不妊の予防にもつながるということです。娘さんに、学校に行くのもつらいような生理痛がある場合は、先にお母さんが婦人科に行って、「ピルがいいと聞いたけれど、怖いので詳しく教えてほしい」「内診はありませんか?」など、聞いてみるのもいいでしょう。

 信頼できる婦人科を見つけて、母娘で生理痛を我慢しない生活を送ってください。

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田辺レディースクリニック
院長 田辺晃子先生

大阪医科大学産婦人科 非常勤講師

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