1. 大阪トップ
  2. 街ニュース
  3. 【イチメン】華道未生流 家元 和田髙甫(こうほ)さん

【イチメン】華道未生流 家元 和田髙甫(こうほ)さん

イチメン

華道未生流 家元 和田髙甫(こうほ)さん

心豊かに伝統のお正月を
例えば松は神様を“待つ”と通じます
華道未生流 家元 和田髙甫(こうほ)さん
華道未生流 家元
和田髙甫(こうほ)さん

1971年大阪船場生まれ。1994年明治大学卒業。1998年華道未生流(総家)家元襲名。「花という“自然”に触れ、本来の自己に出会う」生け花をモットーに活動中。展覧会に多数出展。http://www.ikebana.co.jp/

 年始を祝うお正月。「お正月は、家を飾り、年神(としがみ)様という新年の神様をお迎えして、一年を乗り越えていくエネルギーを蓄える行事です」と話すのは、華道未生流家元・和田髙甫さん。

 “お花”を通じ、四季折々の伝統行事にたずさわる和田さんですが、「僕はこの“始まりの季節”が一年の中で一番好きです」と言います。「この季節は“陰”極まって“陽”が生じるとき。一見は寒くて暗い時季ですが、すでに新しい光が芽吹いています」。そして、その“新しい光”を育てるためには「“物事は最初が肝心”と言いますが、この時季の過ごし方が、一年の全体の流れを決定します」とも。「家を清め、良い言葉を発し、おめでたいものを食べる」といった伝統的なお正月の過ごし方を勧めます。

注連(七五三)の伝の若松 作:和田髙甫注連(七五三)の伝の若松
作:和田髙甫

 今回のインタビューに合わせて生けてもらったのは、お正月の定番である“注連(しめ・“七五三”とも書く)の伝の若松”。紙の部分は鶴の形に折り、水引は7本、そして松の生け方など、一見シンプルですが、実は一つ一つに意味があります。

 「例えば“松”は“待つ”と通じ、“神様を待つ”ということ。年神様が新年にお越しくださるのを、松を飾ってお招きします。このように、お正月にまつわるものは、すべて家庭の安泰や長寿、福を願う気持ちが込められています。いわれを心にとどめると、より豊かに季節を感じられるのでは」

 この正月は「しきたり通りでなくても、基本を押さえ、楽しみながら、伝統を取り入れてほしい」と和田さん。一年の始まりの時間を、大切に過ごしてみませんか。

大阪編集部 眞野友里

同じジャンルの記事を読む

人気記事ランキング

  1. 大阪トップ
  2. 街ニュース
  3. 【イチメン】華道未生流 家元 和田髙甫(こうほ)さん


会員登録・変更