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小学生が盆栽? 聖地から世界へ発信する「BONSAI」の心とは

小学生が盆栽? 聖地から世界へ発信する「BONSAI」の心とは

編集部/渡邊ゆり

28年ぶりにさいたま市で世界盆栽大会開催、盆栽の見方&楽しみ方を知っていますか?

来月27日から、さいたま市で世界盆栽大会が始まります。4年に1度開かれる、日本が世界に誇る「BONSAI」の祭典。アメリカ、インド、南アフリカ、チリなど約40カ国の盆栽愛好家が盆栽の聖地・さいたま市で28年ぶりに開催される大会に参加します。しかし、地元への周知はもう一歩という気も…。こうした中、さいたま市内の11の小学校で「盆栽体験授業」が行われました。その裏には、小さい頃から盆栽に触れて、時を経ても、大人になってから再び興味を持ってほしいという狙いがありました。

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大会のメイン会場のさいたまスーパーアリーナとJR大宮駅の中間にある、大宮南小学校です。先月、3年生の児童が「盆栽体験授業」に参加しました。RIMG0007
先生は大宮盆栽協同組合のメンバーです。授業では大宮と盆栽の歴史の説明を受けたあと、盆栽の見方について学びました。

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「盆栽には“正面”と“裏”があるんだよ」
「正面はおじぎをしているように見える方向だよ」
「枝が格好良く見えるよね」
“盆栽のいろは”も子ども目線で解説してくれるので、興味津々のようです。

盆栽は呼吸をしたり、栄養をとったり、人間と同じように成長していく生き物…長く、深く付き合っていくこと

いよいよ道具を使って作業開始。授業で使われたのは、落葉樹で人気の「長寿梅」です。一生懸命に育てると、年に何回か花が咲くバラの仲間だそう。

子どもたちは木を眺めてはクルクルと回して、正面を見極めます。そんな子どもたちの様子を、孫を見つめるような優しい眼差しで“盆栽の先生”が見守り、アドバイスします。

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さいたま市内では大宮盆栽村や大宮盆栽美術館近くの植竹小学校などで、盆栽を授業に取り入れていますが、市内全域で参加児童も1000人規模の体験授業というのは珍しいということです。
この日仕上げた盆栽は大会まで学校で管理し、期間中会場に展示されます。大会終了後は再び、子どもたちの元へ返され、大切に育てていくということです。

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*男子児童
「盆栽美術館へ2回行ったことがあるので興味があります。展示された自分の盆栽を見に行きたいです」
*女子児童
「もっと大きくして、家でも楽しく育てて、ずっと育てていきたいです」
盆栽を育てることから、相手を思いやる優しさや季節を愛でる心など、日々の生活の中で忘れてしまいそうな大切なことを学んだようです。

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50年後、子どもたちが“盆栽の先生”の年齢になったころ、この日の盆栽が名木に育っていますように…。世代を超えて受け継がれる盆栽の聖地で、子どもたちの中に芽生えた「BONSAI」の心をゆっくりと見届けていきたいですね。

■第8回世界盆栽大会inさいたま
world-bonsai-saitama.jp/

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