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美しさにため息、宝塚歌劇団花組「ポーの一族」制作発表会を徹底レポート

美しさにため息、宝塚歌劇団花組「ポーの一族」制作発表会を徹底レポート

リビングさいたま45周年記念特別企画「宝塚歌劇花組リビング貸切公演&パレスホテル大宮ランチ会」を2018年3/3(土)ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』で実施します(応募終了)。漫画史上の傑作「ポーの一族」(原作/萩尾望都、小学館フラワーコミックス)を初舞台化した話題の作品。11/16、都内で制作発表会が開催されました。

編集部/相野智佐

    s-_AAA2547 撮影/吉原朱美

漫画史上の傑作を初舞台化
「イメージを超えた美しい世界」
原作・萩尾望都さんも感激

1972年に「別冊少女コミック」に第1作目を発表以来、少女まんがの枠を超えて幅広い読者を獲得した「ポーの一族」。18世紀〜19世紀のヨーロッパを舞台に永遠に年を取らず生き永らえていくバンパネラ“ポーの一族”に加わったエドガーが、アランやメリーベルを仲間に、哀しみをたたえつつ時空を超えて旅を続けるゴシック・ロマンです。

制作発表会には、エドガー役の明日海(あすみ)りおさん、シーラ役の仙名彩世(せんな あやせ)さん、アラン役の柚香光(ゆずか れい)さんに加えて、原作者の萩尾望都(はぎお もと)さん、宝塚歌劇団演出家の小池修一郎さんが出席しました。冒頭、明日海りおさん、仙名彩世さん、柚香光さんによる劇中歌2曲が披露され、息を飲むほど美しい幻想的なシーンに会場全体が魅了されました。

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明日海りおさん(中央)、仙名彩世さん(左)、柚香光さん(右)

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原作者の萩尾さんは舞台衣装姿の3人を見て「この世のものとは思えない美しさ。頭がどこかに行ってしまいました。心臓がバクバクしています。言葉になりません」と興奮しきり。「原作者として舞台化に当たり何か要望を伝えたのですか」という質問に対して「注文はまったくないです!」。それでも、「イメージ以上の世界が目の前に広がる」と予感する舞台に感激を抑えきれない様子でした。

hagio萩尾望都さん

koike小池修一郎さん

「ポーの一族」の原作を読んで以来、いつか宝塚で舞台化したいという思いを30年来抱いていたという演出家の小池さんは、「ポスター撮影で衣装をつけた明日海を見て、スタッフから『何十年も待った甲斐がありましたね』と言われて。私もそう思いました。この日のために、彼女がやるために今まで運命の神がそれまでやれない状況を作られたのかなと思ったくらいです」と話します。

また、萩尾さんとの運命といえるエピソードも披露。「1985年、宝塚の公演後に打合せに訪れたホテルの喫茶室で隣の席が偶然、萩尾先生でした。こんなチャンスは2度とないと名刺をお渡しし、初めてのご挨拶をしました。その時確か、ぜひいつか舞台化をさせてくださいとお願いしたかと思います」。「花に囲まれた男性から名刺をいただいた覚えがあります」と笑う萩尾さん。「当時は公演でいただいた花を持ち帰っていたので。先生にも赤いバラを差し上げたかと思います」を小池さんはやや照れ気味に。

一方で、あまりにも有名な原作には熱狂的なファンも多く、さまざまな意見もあるよう。中には「萩尾先生が許しても、私が許さない」という声もあったほど。小池さんは「原作を知っているすべての方の期待どおりにはならないかもしれません。ただ私たちが作るベスト、花組で作るベストを目指します」。ヒロインはメリーベルでなくシーラにし、原作ではエドガーは13〜14歳の設定ですが、舞台ではあえて年齢設定をあいまいに。原作のどこが生かされ、どこが宝塚オリジナルなのか、それを確かめてみるのも楽しみの一つかもしれません。

「ポーの一族の世界へ入り込んでいます」
舞台への意気込みを語る出演者たち

 

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舞台への意気込みを聞かれた明日海りおさんは、「漫画のキャラクターを立体的にしてしまうことに重大さを感じています。原作を読み進めて、「ポーの一族」の世界に入り込んでいきました。エドガーの気持ちだけでなく、アランやいろんな登場人物の気持ちが押し寄せてきて、頭が狂いそうになり、胸が苦しくて。でも、そんな時間がとても楽しくて仕方ありません。稽古場で『エドガー』と呼ばれて『はい』と返事することすらおそれ多いほどの特別な作品。年をとらないバンパネラになったことで、彼が失ったものへの思いをずっと抱えながら生きていかなければならない、独特の葛藤を表現していきたいと思います」。

仙名彩世さんは「シーラは愛に生きる女性。駆け落ちしてまで、男爵と一緒になり一族に加わる。加わってからも男爵や一族を愛する気持ちは変わらず、バンパネラにも愛があるという気持ちがとても強くて素敵だなと思いました。そんな強さを表現できればと思います。また、シーラは美しい貴婦人ですが、情熱的で妖艶な部分も持っている人物でもあります。そんなシーラのたたずまいも研究していきたいと思います」。

柚香光さんは「漫画でこんなに想像力を刺激されるという今までにない体験をしました。舞台では、アランが一族に入る前の人間の頃が長く描かれています。今日初めて明日海さんが演じるエドガーを舞台のそでから見たときに身体がぞくっとしました。バンパネラを初めてみたとき、アランもこんな身の毛のよだつ思いだったかもしれない。このような新鮮な感情を覚えておき、舞台で表現したいと思います」。

撮影/吉原朱美

この特別な舞台を見逃さないで!
2018年3月3日(土)リビング貸切公演も開催

さまざまな運命的な出会いを経て、それぞれが特別な思いを込めて作り上げたミュージカル・ゴシック「ポーの一族」は2/16(金)〜3/25(日)東京宝塚劇場で上演されます。

3/3貸切公演SS席お食事プラン抽選販売はコチラ
http://ent.living.jp/kageki/79692/

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』
原作/萩尾 望都「ポーの一族」(小学館フラワーコミックス)
脚本・演出/小池 修一郎
公式サイト
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2018/ponoichizoku/index.html

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