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500円以下で楽しめる! 札幌近郊の湯どころ巡り・おすすめ温泉11選

札幌近郊湯どころ巡り

 秋のレジャーシーズンが今年も到来。紅葉や秋の味覚を求めて、郊外へ出掛ける機会が増えますね。せっかくならドライブついでに温泉にも立ち寄ってみませんか。今回は湯どころ巡りを気軽に楽しめる、“大人料金500円以下”の温泉を紹介します。

構成・文/山神朋子、佐藤悦子、八幡智子
撮影/工藤了、久保ヒデキ、千葉奈都美(アンドボーダー)

温泉の泉質はさまざま。
泉質を知ることで湯につかる楽しみがさらに増します

札幌近郊湯処巡り
 札幌近郊には、銭湯タイプから大型施設まで温泉が数多くあります。温泉の湯は色や匂いなど一目で分かる違いのほか、含まれている成分もさまざま。北海道大学大学院教育学研究院教授の大塚吉則さんに主な泉質の特徴などを教えてもらいました。

「温泉分析書」で泉質をチェックしてみましょう

札幌近郊湯処巡り 温泉施設には「温泉分析書」が掲示されています。適応症や禁忌症のほか、泉質についての詳細が記されています。温泉ときくと「源泉」という言葉にこだわる人が多いですが、泉質の違いを知っておくと、より温泉を楽しむことができます。
泉質はいくつかに分類されますが、もっとも多く見られるのは塩化物泉。その名の通り塩分が多く含まれています。湯につかると塩分の結晶が肌の表面を覆うため、保温効果があり、湯冷めしにくいという特徴があります。硫黄泉は血行がよくなることで知られ、体がよく温まる温泉の一つです。アルカリ性の温泉は、肌の表面の脂質などを洗い流す作用があり、肌がつるつるに。ナトリウム―炭酸水素塩泉もアルカリ性の湯。女性はとくに興味があるかもしれませんね。女性におすすめといえば、「婦人の湯」と呼ばれる含鉄泉もあります。分析書で鉄の数値をチェックしてみましょう。ナトリウム―硫酸塩泉の旧泉名は芒ぼうしょうせん硝泉といい、以前は「傷の湯」とも呼ばれていました。
飲泉許可を得ている施設では温泉を飲むことができます。注意事項を守ってぜひ飲んでみてください。

札幌近郊湯処巡り
話を聞いたのは
北海道大学大学院 教育学研究院教授
大塚吉則さん
医師。医学博士。日本温泉科学会理事

【千歳】松原温泉 <大人入湯料 500円>

松原温泉昼は日差しがあふれる浴室。湯ぶねは小さめです

松原温泉札幌から車で約1時間。道路よりやや奥まった位置にあります
松原温泉蛇口をひねると温泉が出てくる飲用のコーナー

明治30年創業の歴史ある名湯
一度に2種類の温泉を楽しめる松原温泉は、何といってもそのお湯のよさが自慢。浴室には食塩が含まれた無色の温泉と、重曹が含まれた濃い茶色の温泉があります。重曹の成分が入った温泉の方は「美人の湯」で知られるモール温泉系のお湯で、肌がつるつるになると評判。飲泉も可能なのでぜひ飲んでみては。2種類の温泉に入って飲んでとは、何とも贅沢な限りです。1897 年に入植した後、開湯したという歴史を感じる風情も落ち着きます。広間で休みながら10 ~21 時まで入浴できる「日帰り休憩入浴」(大人850円)も利用を。

DATA
千歳市泉郷708 TEL 0123-29-2536
●営業時間10時~ 21時30分。木曜定休(祝日の場合は営業)
●大人500円、12歳未満200円 ●泉質/ナトリウム―塩化物温泉、含硫黄―ナトリウム―炭酸水素塩冷鉱泉

【小樽】奥沢温泉 中央湯 <大人入湯料 440円>

奥沢温泉 中央湯手入れの行き届いた浴場で昼から湯浴みを楽しみたい

奥沢温泉 中央湯場所は赤井川村に向かう道道393号沿い
奥沢温泉 中央湯創業時から変わらないという木製のロッカーや壁のポスターに思わず目がいく脱衣場

肌がツルツルになるアルカリ性温泉。
仲良し親子が迎えてくれます

光野麗子さん、小川七美さん親子が営む、「奥沢温泉 中央湯」は、1937 年(昭和12年)創業。昔ながらの〝街のお風呂屋さん″はどこか懐かしく、親戚の家を訪れたような親しみやすい雰囲気が新鮮。番台に座る光野さんとの会話も楽しく、気持ちがほっこり和みます。浴槽からあふれるお湯は独特の湯触りが心地よいアルカリ性。pH 値が9.50 と高く、天然保湿成分「メタケイ酸」も豊富に含まれ、まさに「美肌の湯」。シャワーとカランの湯も温泉を使用。飲泉もOK です。

DATA
小樽市奥沢3ー27ー22 TEL 0134-32-0502
●営業時間13時40分~21時。月曜定休
●大人440円、小学生140円、6歳未満70円
●泉質/アルカリ性単純温泉

【新篠津】しんしのつ温泉たっぷの湯 <大人入湯料 500円>

しんしのつ温泉たっぷの湯足をのばしてつかりたい、岩風呂風の露天風呂

しんしのつ温泉たっぷの湯バリアフリー設計の、広々とした大浴場でくつろいで
しんしのつ温泉たっぷの湯田園風景の中にたたずむ温泉施設

源泉掛け流しと充実の浴室設備が魅力
札幌から車で約50 分、道の駅「しんしのつ」に併設した温泉宿泊施設です。周辺には、しのつ湖のほか、パークゴルフ場やキャンプ場もあり、温泉以外の楽しみもいっぱい。お湯はナトリウム-塩化物強塩泉の100%源泉掛け流しで、天井が高く広々とした大浴場をはじめ、サウナや岩風呂風の露天風呂が人気です。大浴場の隣には車イス対応の小浴場もあり、入浴料プラス1050 円で利用できます(1 組1 時間。予約制)。「レストランもみの木」では、地元の旬素材を使った料理も楽しめるので、お風呂上がりにくつろいでください。

DATA
新篠津村第45線北2 TEL 0126-58-3166
●URL:http://www.tappunoyu.com/
●日帰り入浴10~23時(22時30分受け付け終了)。不定休(12月18日・19日休館)
●大人500円、小学生250円、幼児無料
●泉質/ナトリウム-塩化物強塩温泉

【江別】江別天然温泉 湯の花 江別殿 <大人入湯料 440円>

江別天然温泉 湯の花 江別殿洋風大浴場の「露天大岩風呂」(左)と「美人の湯」

江別天然温泉 湯の花 江別殿鉱物質を豊富に含む「漢龍石」が敷かれた岩盤浴
江別天然温泉 湯の花 江別殿無料で休める大広間

大浴場は男女日替わり。家族で行きたい大型施設
「和風大浴場」と「洋風大浴場」、2つの大浴場を男湯と女湯が日替わりで入れ替わる「江別天然温泉 湯の花 江別殿」。内湯には大浴場のほか、ジェット水流の刺激が心地よいアクティブスパやお湯が流れ落ちる打たせ湯などがあり、和風には4タイプ、洋風には3タイプの露天風呂も。どこから入ろうか思わず迷ってしまいます。エステやマッサージ、岩盤浴「超美肌浴」といった女性にうれしい施設も充実(別途料金)。ちなみに道内に4カ所ある「湯の花」のうち、大人440円という入浴料はここだけ。ファミリーのお出かけスポットとしてもオススメです。

江別天然温泉 湯の花 江別殿赤いちょうちんが目印

DATA
江別市野幌美幸町33 TEL 011-385-4444
●URL:http://www.yunohana.org/ebetsu/
●営業時間9~翌1時。無休
●大人440円、小人(6~11歳)140円、幼児(1~5歳)70円、乳児無料
●泉質/ナトリウム-塩化物強塩温泉

【小樽】神仏湯温泉 <大人入湯料 440円>

神仏湯温泉ピカピカに磨かれたタイルと床、豪快にあふれる湯が印象的な浴場

神仏湯温泉脱衣場では温泉を飲むことができます
神仏湯温泉源泉をそのまま流している浴槽。湯の色はほんのりと淡い茶色です

深夜1時まで営業。源泉のみの浴槽や飲泉が好評
開店前から常連さんが並ぶ「神仏湯温泉」。縁起が良さそうな店名は信仰心のあつかった先代が名付けたそうです。主浴槽は3 つに区切られ、浅めの子供浴槽と超音波浴槽も。加水していない源泉だけの浴槽があるのも特徴で、湯口から止むことなく流れる湯をたっぷり堪能できます。脱衣場の水飲み場では温泉を飲むことができ、口あたりがやわらかく、まろやかな温泉水は湯上がりの喉を潤すのにぴったり。来館者に好評です。仕事帰りの人がほっと一息つけるようにと、深夜1時まで営業。2 階の家族風呂(別途料金)も温泉を使用。

神仏湯温泉建物横と裏にも駐車場があり、土・日は遠方から訪れる人も多いそう

DATA
小樽市住ノ江1-5-1 TEL 0134-22-3893
●営業時間12時30分~翌1時。月曜定休
●大人440円、小学生140円、乳幼児70円
●泉質/ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉

【恵庭】恵庭温泉 ラフォーレ <大人入湯料 400円>

恵庭温泉 ラフォーレ日中は爽やかな青空を、日が暮れてからは美しい星空を楽しみたい露天風呂

恵庭温泉 ラフォーレ内風呂にはサウナやジェットバスも完備
恵庭温泉 ラフォーレ札幌や千歳からも好アクセスの公衆浴場

露天温泉は天然の保湿成分を含むモール泉
道道46 号近く、恵庭岳を望むロケーションが魅力の温泉施設です。露天風呂は茶褐色のナトリウム塩化物泉で、湯量もたっぷり。植物由来の腐植質が含まれるモール温泉は肌に優しく、なめらかな感触が特徴です。広々とした内風呂には天然温泉の小浴槽をはじめ、サウナやジェットバス、打たせ湯もあり、館内にいる限り何度でも再入浴可能。1日中楽しめます。メニュー豊富なレストランもあるので、手づくりカレーや定食など、人気のひと品を味わってみて!

DATA
恵庭市恵南4-1 TEL 0123-32-4171
●URL:http://www.eniwa-onsen.com/
●営業時間11~23時(22時30分受け付け終了)。年中無休
●大人400円、小学生140円、幼児無料
●泉質/ナトリウム-塩化物温泉

【小樽】小町湯温泉 <大人入湯料 440円>

小町湯温泉浴槽は浅いもの、やや浅めのジェットバス、深いものと3種類

小町湯温泉脱衣所には昭和を感じる備品がたくさん。鉄板にレリーフ模様を施した天井も
小町湯温泉住宅街の中の温泉銭湯。昭和初期に建てられたそう

日々の生活に寄り添うマチの温泉銭湯
小樽市内に多くある温泉銭湯の中でも、最も古いのがこちらの小町湯温泉。明治10 年代にはすでに界隈の地図に載っていたそうで、1905 年(同38 年)に現在の店主である河本家の初代が経営を引き継いだといいます。磨き込んだ木の番台や木の鍵が付いた靴箱、模様ガラスなど時代を感じるレトロなものがいっぱい。浴室は一見銭湯そのものですが、まきで炊いて加温するお湯は「温まる」と評判で利用者のお墨付き。会社帰りに立ち寄る人もいるという気軽さも魅力です。

DATA
小樽市信香町11‒4 TEL 0134-23-1276
●営業時間11時~21時30分(金曜は12時~)。月曜、1月1日~3日休み
●大人440円、小学生140円、幼児70円
●泉質/含硫黄―ナトリウム―塩化物温泉

【江別】天然温泉やすらぎの湯 北のたまゆら江別
<大人入湯料 440円>

天然温泉やすらぎの湯 北のたまゆら江別屋根付きの趣のある檜の露天風呂

天然温泉やすらぎの湯 北のたまゆら江別遠赤外線でポカポカ温まるブラックシリカの湯
天然温泉やすらぎの湯 北のたまゆら江別サウナで汗をかいて日ごろの疲れを癒やして

檜風呂やブラックシリカなど多彩な浴槽が自慢
江別市内で気軽に利用できる日帰り温泉施設。館内には、良質な天然温泉の主浴槽をはじめ、電気風呂やサウナ、檜ひのきの露天風呂や岩風呂、天然鉱石ブラックシリカを使った浴槽もあります。入浴後はゆったりとくつろげる大広間コーナーやラウンジで休憩でき、ボディケアやフットケアなどリラクセーション施設も充実。50 種類以上のメニューが並ぶフードコーナーもあり、食事だけの利用もOK。夜遅くまで営業しているので、観光やレジャーの後に立ち寄れるのも魅力です。

天然温泉やすらぎの湯 北のたまゆら江別落ち着いたレンガ調の外観が印象的

DATA
江別市野幌屯田町48‒1 TEL 011-381-2683
●URL:https://www.e-u.jp/ebetu_main.html
●営業時間8~翌1時(24時受け付け終了)。年中無休
●大人440円、6~12歳140円、5歳以下無料
●泉質/ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉

【三笠】湯の元温泉旅館 <大人入湯料 500円>

湯の元温泉旅館温泉につかりながら、四季の移り変わりを楽しみたい

湯の元温泉旅館お風呂上がりは、広々とした大広間でくつろいで
湯の元温泉旅館訪れた際にはぜひ味わいたい、醤油ベースの「合鴨鍋」

四季の移ろいを感じる、心和む温泉宿
豊かな自然に恵まれた桂沢湖近くにある、1957 年(昭和32 年)に創業した隠れ家的な温泉宿です。お湯は無色透明な単純硫黄冷鉱泉で、神経痛や皮膚炎に悩みを抱える人が多く訪れるそう。こぢんまりとしたサウナや露天風呂もあり、内風呂の大きな窓からは、移り変わる四季の風景が望め、ゆっくりつかって疲れを癒やせます。休憩や食事は畳の大広間で。旅館の名物料理である「合鴨鍋」(1 人前1600 円)は、ぜひ堪能したい逸品です。

湯の元温泉旅館昔懐かしい、趣のあるたたずまいが印象的

DATA
三笠市桂沢94 TEL 01267-6-8518
●日帰り入浴10~21時。年中無休※点検日は休館
●大人500円、子ども250円、幼児100円、3歳以下無料
●泉質/単純硫黄冷鉱泉

【長沼】馬追温泉旅館 <大人入湯料 500円>

馬追温泉旅館ライオンの口からお湯が出ているのが何とも愛らしい。カランから出るのも温泉です

馬追温泉旅館庭には約40 本の桜が植えられており、春は桜の名所として知られているそう。これからの季節は紅葉も楽しみ
馬追温泉旅館国有林に包まれた温泉旅館。のんびり宿泊もよさそう

馬追山に湧き出るやすらぎの湯
長沼町の外れ、馬追山の麓に湧く温泉。1908 年(明治41 年)に「峠の茶屋」として営業を始め、その後昭和初期に入って2代目店主が温泉を引いてから、「温泉に入れる茶屋」と評判になったそうです。お湯は無色透明、硫黄が含まれていますが匂いはほとんどしません。「湯冷めしにくく冬でも体がポカポカする」「乾燥肌がしっとりとしてきた」というお客さんが多いそう。自然豊かな環境に包まれており、秋の紅葉や春の桜なども見事です。

DATA
長沼町フシコ番外地 TEL 0123-88-3737
●日帰り入浴10~21時。無休(メンテナンス休業あり)
●大人500円、小学生250円、3歳以上~小学生未満100円
●泉質/単純硫黄冷鉱泉

【新十津川】吉野地区活性化センター <大人入湯料 300円>

吉野地区活性化センターシンプルな浴室ですが、お湯は含有成分が豊富。鉄分も含まれていますが匂いは感じません

吉野地区活性化センターセンター前に「吉野公園」、奥にはキャンプ場も。開放的で心地よい風景が広がります
吉野地区活性化センター2003 年にオープン。周辺の水田では酒米を中心に栽培されています

のどかな田園地帯に湧き出る穴場の温泉
新十津川市街から稲穂が色づく田んぼを眺めつつ進むと、広々とした敷地にポツンと吉野地区活性化センターが現れます。ホールや会議室などに並んで、知る人ぞ知る温泉浴場があり、塩分が多く含まれたお湯は透明のサラリとした感触。「体が温まって暑いくらい」という利用者が多いそうです。穴場のせいか300円という破格の料金ながら通常は混み合うことが少ないとか。「静か、空いている、安い」の3拍子に加えポカポカの湯とあれば見逃せません。

DATA
新十津川町吉野1ー39 TEL 0125-73-2632
●営業時間14~21時(10~5月は15~19時)。月・木・金曜定休
●中学生以上300円、小学生200円
●泉質/含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-ナトリウム―塩化物強塩冷鉱泉

大学教授に聞く、温泉の楽しみ方

その1 五感で楽しむ
景色や湧き出る湯を目で眺め、その音に耳をすます。湯の香りをかぎ、湯触りを確かめる、飲泉可能であれば味わってみる。全身を使って満喫することで、より深いリラクセーション効果を得られるでしょう。

その2 食事や運動の直前直後は避けること
体に負担が掛かるので、食事や運動の前後は30分以上あけてから湯につかること。車を長距離運転した後も、到着後に一息ついてからの入浴がおすすめ。余裕を持って出掛けましょう。

その3 一度に長くつかるのはNG
湯につかる時間は5 分前後。少し額に汗をかく程度がベストです。心臓の鼓動が早くなるまで無理をしてつからないこと。長く楽しみたいのなら、一度湯から出て休憩し、またつかるのを数回繰り返しましょう。

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