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札幌の書店員がおすすめ!「感動する・泣ける・気分転換ができる本」15選

  • 2017/11/22 UP!

冬は読書でリフレッシュ 書店員のおすすめ本

冬は読書でリフレッシュ
書店員のおすすめ本

 暖かい部屋でお気に入りの飲み物を用意して、ゆっくり好きな本を読む…。幸せですよね。今回は、そんな時にオススメの「感動する・泣ける」「気分転換ができる」本を、書店員に教えてもらいました。「理屈抜きにオススメ」の1冊と合わせて紹介します。

構成/五十嵐知里、文/遠藤真善美、表紙撮影/亀谷光

今回教えてくれたのはこの4人

紀伊国屋書店札幌本店

 日本を代表する書店の1つ「紀伊國屋」。札幌本店では、北海道の季節感や地元のトピックに合わせた書籍が常にクローズアップされています。

冨田 いずみさん

スタッフ 高瀬ちな美さん

<好きな作家>
・髙田 郁 ・誉田 哲也 ・海堂 尊 ・森 博嗣 ・高橋 克彦

SHOP DATA
札幌市中央区北5西5‒7 sapporo55 TEL 011-231-2131
●営業時間/10~21時。無休

東京堂書店

 昔ながらの「地元の本屋さん」の雰囲気に、心和む書店。病院などに医学書を卸しており、2階には医学書がずらりと並んでいます。

渡邊 美沙希さん

スタッフ 渡邊 美沙希さん

<好きな作家>
・貫井 徳郎 ・東野圭吾 ・夢野久作 ・江戸川乱歩 ・ヨシタケシンスケ

SHOP DATA
札幌市北区北24西5 TEL 011-756-2570
●営業時間/月~土曜9時30分~20時、日・祝日10~19時。無休(年末年始を除く)

ヒシガタ文庫

 “物語との出会いを、つくる本屋” をコンセプトに、本屋の中に作られた、本と雑貨のセレクトショップ。そのセレクトがたまらないというファンも多数。

谷尾 苑香さん

スタッフ 谷尾 苑香さん

<好きな作家>
・瀬尾まいこ ・西川美和 ・坂元裕二 ・小川糸 ・西加奈子

SHOP DATA
札幌市東区北25東8‒2‒1(ダイヤ書房内) TEL 011-712-2541
●営業時間/10~22時。無休

文教堂 北野店

 スタッフが注目した作家を、手作りのポップやディスプレイで大きく紹介。店をあげて応援する姿勢が多くの人を引きつけています。

若木 ひとえさん

スタッフ 若木 ひとえさん

<好きな作家>
・小路幸也 ・宮下奈都 ・太田愛 ・桜木紫乃 ・北大路公子

SHOP DATA
札幌市清田区北野3-2 TEL 011-883-8036
●営業時間/10~24時。無休

感動本

猫が教えてくれたこと

かばきみなこ(原作)、みつき和美(漫画)/アスコム 1080円

猫が教えてくれたこと

6つの感動の実話がコミックに
子供も大人も“いい涙”が流せます

 猫と飼い主の心温まる実話をもとにしたコミックエッセー。獣医の卵が出合う障害のある子猫の話、親子の絆の強さを教えてくれた2匹の保護猫の話など、6つのストーリーを収録。

オススメコメント
子供から大人まで、動物が好きな人なら感情移入すること間違いなし。実話なのでなおさら胸に迫ります。私は6話全てに泣けました。“いい涙”を流せますよ。(紀伊國屋書店 高瀬さん)

盤上の向日葵

柚月裕子/中央公論新社 1944円

盤上の向日葵

白骨死体と天才棋士を結ぶものは?
過酷な運命が胸を締め付ける

 実業界の寵児(ちょうじ)で天才棋士。彼は本当に殺人犯なのか? 山中で発見された白骨死体。現場には伝説の名駒が残されていた。2人の刑事は将棋の聖地・天童に降り立つ…。人間ドラマを織り込んだ将棋ミステリー。

オススメコメント
父親から虐待を受ける少年。彼を気にかけ将棋の道へ導く元教師。将棋に金を賭ける真剣師。棋士を目指して挫折した刑事。さまざまな人間模様の中、物語は衝撃のラストへ。あまりにも過酷な運命に胸が締め付けられます。(文教堂 若木さん)

最後の冒険家

石川直樹/集英社 691円

最後の冒険家

映画を見るように一気読み
気球に魅せられた冒険家の軌跡

 熱気球での冒険で数々の記録を樹立し、2008年、太平洋単独横断中に消息を絶った神田道夫。かつて同乗して生死を共にした経験を持つ写真家が、不屈の冒険家の軌跡を追う。開高健ノンフィクション賞受賞作。

オススメコメント
臨場感があり、映画を見ているような感覚で一気に読み切れます。冒険や記録に挑戦することへの著者自身の思いに、胸が熱くなりました。表紙のさびたカメラが、最後に訪れた「奇跡」を物語ります。(ヒシガタ文庫 谷尾さん)

わすれられないおくりもの

スーザン・バーレイ(作・絵)、小川仁央(訳)/評論社 1296円

わすれられないおくりもの

大切な人を失った悲しみを
そっと包んで昇華してくれます

 優しく博識でみんなから慕われていたアナグマが死んでしまった。悲しみにくれる森の動物たちは、アナグマとの思い出を語り合ううちに、彼が一人一人に宝物のような知恵や工夫を残してくれていたことに気付く…。

オススメコメント
テーマは「大切な人の死をどう乗り越えていくか」。残された動物たちがアナグマの教えとともに前向きに生きていこうとする姿が、繊細な絵と相まって、心に響きます。経験を重ねた大人にこそ読んでほしい絵本です。(東京堂書店 渡邉さん)

気分転換本

鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!

鴻池剛/KADOKAWA 1080円

鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!

暴れまわる愛猫との日々を描く
爆笑必至のコミックエッセー

 人気Webマンガを書籍化。自由気ままな猫のぽんたと、愛猫に振り回されっぱなしの作者の日常を描くコミックエッセー。実物のぽんたの写真も掲載。

オススメコメント
暴れまわる猫ちゃんのエピソードは、ほんわかするというより、もう大爆笑。本を読んで声を出して笑ったのはこれが初めてです。いろんな人に「元気が出るよ」と薦めています。(東京堂書店 渡邉さん)

こねてのばして

ヨシタケ シンスケ/ ブロンズ新社 1058円

こねてのばして

リズミカルな文章とかわいい絵に
思わずニンマリしちゃいます

 こねてのばしてまたこねて つついてつまんでおしつけて たたいてゆらしてころがして…。声に出して読みたくなる「ヨシタケワールド」全開の、優しくてゆるりとした絵本。

オススメコメント
少し体や心が疲れた時に、手に取ってみてください。かわいい絵とリズミカルな文章に、きっとニンマリしますよ。ちょっぴり不思議な世界へといざなわれます。(文教堂 若木さん)

九十歳。何がめでたい

佐藤愛子/小学館 1296円

九十歳。何がめでたい

ベストセラーにはワケがある
何度でも読み返したい“スカッと本”

 著者は大正12年生まれ。自分の体に次々起こる故障を嘆き、現代の行き過ぎた進歩に怒り、悩める年若い人たちを叱りながらも温かく鼓舞する。人生をたくましく生きるための金言が詰まった100万部突破のエッセー。

オススメコメント
これだけ売れているのにはやはり理由がありますね。すぐに読めて、でも何回でも読み返したくなる面白さ。とにかく読めばスカッとします!(紀伊國屋書店 高瀬さん)

あたらしい北海道旅行

セソコマサユキ/WAVE出版 1620円

あたらしい北海道旅行

本を開けば小さな旅が始まります
道内の魅力的な人と場所を紹介

 カフェ、雑貨、パン、工房、宿…。自然あふれる北海道で、物を作り、小さな店を営み、自分らしく豊かな暮らしを育む人たちの「物語」を巡る旅。魅力的な「人」と「場所」を紹介するガイドブック。

オススメコメント
ものづくりへの思いや店を始めたいきさつなど、それぞれの店主の話をじっくり丁寧に聞き出しているので、面白くて読み応えがあります。日常からちょっと離れたくなったら、この本の中へ旅してみてください。(ヒシガタ文庫 谷尾さん)

理屈抜きにオススメ本

慟哭

貫井徳郎/創元推理文庫 802円

慟哭

衝撃のラストが待ち受ける
人気推理作家の鮮烈なデビュー作

 続発する幼女誘拐事件の捜査が難航し、捜査一課長は窮地に立たされる。警察内部の不協和音、マスコミによる私生活の追求。緊迫する状況の中、事態に新展開が…。新興宗教や家族愛を題材に人間の内奥を描く著者のデビュー作。

オススメコメント
作者が全部経験したのかと思えるほどリアルな心理描写にのめり込みます。思わず言葉を失う衝撃のラストまで、ページをめくる指が止まりません。(東京堂書店 渡邉さん)

キラキラ共和国

小川糸/幻冬舎 1512 円

キラキラ共和国

「ツバキ文具店」は今日も大繁盛
鎌倉の代書屋を巡る優しい物語

 鎌倉で代書屋・ツバキ文具店を営む鳩子の元に、「亡くなった夫からのわび状を書いてほしい」という女性など、今回も次々と風変わりな依頼が舞い込む。テレビドラマ化もされたベストセラー「ツバキ文具店」の続編。

オススメコメント
おなじみの登場人物にまた会えます。今回は代書にまつわる話もさることながら、主人公が結婚して本当の家族を作り上げていく過程にも注目です。前作ファンはもちろん、ここから読んでも楽しめます。(文教堂 若木さん)

愛蔵版 イヌイットの壁かけ

岩崎昌子/誠文堂新光社 3024 円

愛蔵版 イヌイットの壁かけ

手元に置いて楽しみたい
味わい深いイヌイットアートの世界

 著者はカナダ在住。30年以上にわたって集めたイヌイットアートのコレクションの中から、「壁かけ」と名付けたアップリケ作品と人形を収録。「イヌイットの壁かけ」(暮しの手帖社、2000)の増補改訂版。

オススメコメント
味があってかわいくて素敵なデザインの作品にほっこり。見て楽しんでほしい一冊です。生活の情景を描写したものが多いので、イヌイットの民族性や文化を知ることもできます。(ヒシガタ文庫谷尾さん)

八朔の雪 みをつくし料理帖

髙田郁/ハルキ文庫 802円

八朔の雪 みをつくし料理帖

ドラマ化もされた連作時代小説
江戸を舞台にした料理人・澪の物語

 江戸に出てきた上方生まれの料理人・澪。数々の困難に立ち向かいながら料理を通じて人を幸せにする姿と、人々の人情を描く。連作時代小説第1弾。

オススメコメント
出てくる料理がおいしそうでどれも食べたくなります。テレビドラマ化されましたが、原作が本当に素晴らしくて「絶対に読むべき」と断言できます。シリーズ全10巻、時間のあるときにぜひ。最後はちょっと泣けますよ。(紀伊國屋書店 高瀬さん)

【番外編】
オントナスタッフの読書家3人の「理屈抜きにオススメ」

思いを伝えるということ

大宮エリー/文春文庫 626円

思いを伝えるということ
 つらさ、切なさ、何かを乗り越えようとする強い気持ち…。筆者がその思いを赤裸々かつ勇敢に記した詩と短篇小説。あふれる思いを伝えたい、でもそれは一人よがりなのかも、相手には迷惑かもと思った時に読むと、気持ちが整理できて勇気をもらえます。(馬場郁子)

おばちゃんたちのいるところ

松田青子/中央公論新社 1512円

おばちゃんたちのいるところ
 歌舞伎や落語、民話など古い怪談をベースにした短編集。幽霊や妖怪が普通に登場します。おかしくて爽快な“おばちゃん”(人間だったりそうでなかったりする)が登場して元気をくれます。一つ一つの話がそれぞれ短く、軽い語り口で読みやすいのも魅力。(藤田郁美)

憑かれたポットカバー

エドワード・ゴーリー/河出書房新社1620 円

憑かれたポットカバー
 世界中に熱狂的ファンがいる絵本作家。美しい絵とは対照的な、救いのないストーリーが持ち味ですが、この作品は優しいテイスト。クリスマスの定番「クリスマスキャロル」も、彼にかかるとこうアレンジされるのかと感心します。(澤田由実)

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