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【冷え性対策】手足・腰・内臓の冷え性の原因は? 部位別対策と冷えに効くツボ・レシピ紹介

  • 2017/11/27 UP!

あなたはどこが冷えてる?部位別冷え対策

 女性だけでなく、男性にも悩む人が増えているという冷えの症状。手足や腰など、部分的な冷えがつらいという人も多いのでは? そこで今回の特集では、少しでも楽に過ごせるよう、部位別の対策法や体を温める簡単レシピ、冷えに効くツボを紹介します。

構成・文/達紗智子、撮影(表紙)/亀谷光、イラスト(食材)/はのちん

手・足の冷え
心臓から遠い部分、体の末端が冷たいのは、そこまで血が行き渡っていないから。血管が収縮して血流が悪くなり、手や足、指先まで熱が届き切っていないことが原因です。この冷えに困っている人は少なくないはず。
腰の冷え
腰は体の中でも不調が現れやすい部分。骨盤付近の血流が悪いだけではなく、腰から下の冷えが、影響を与えていると思われます。外からの寒さが関係して、つらい冷えとなっている可能性が。
内臓の冷え
寒い屋外にいると体が冷たいと感じるのは当然。それを避けて暖かい場所へ移動してもなかなか体が温まらないと感じているなら、気付いていないだけで、あなたの冷えは内臓からきているのかも…。
西谷雅史さん

教えてくれたのは
響きの杜クリニック
院長 西谷雅史さん

 日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本東洋医学会漢方専門医で、「響きの杜クリニック」の院長・西谷雅史さんに冷えの原因と、部位別の対策として日常でどんなことを心がけたらよいかを教えてもらいました。

まず、冷えとは?

体が温まらない原因はどこに?
単に体が冷たくてつらいという症状以外に、肩こりや体のだるさなど、さまざまな不調の原因になることもある「冷え」は体温の低下によって起こります。人間は恒温動物ですが、体温を保つためにはエネルギーを使い、筋肉を動かして熱を発生させる必要があります。エネルギーが足りなかったり、体を温めるための血や熱を作り出す力、その熱を体の隅々まで届ける力が下がったりしてしまうと低体温になり、寒いと感じるという仕組みです。
熱を作るには、筋肉が必要。そのため、男性に比べ筋肉量が少ない女性から冷えの悩みは多く聞かれます。ただ、筋肉量不足以外にも冷えを引き起こす血行不良の原因となり得る事柄は日常生活に多く存在。例えば、ストレスによる自律神経の乱れや運動不足、パソコン、スマートフォンなど電子機器からの電磁波。近年、男性でも冷えがつらいという人が増加傾向にあるのは、これらの要因が血管を収縮させ、血液を流れづらくさせているからと考えられます。
セントラルヒーティングの家を思い浮かべてみてください。ボイラーがあって、そこから各部屋にパイプで熱を送れば、家の中全体に暖かさが伝わります。もし、なかなか暖まらないのであれば、どこかに原因があるはず。パイプを通る熱を流す力が弱かったり、家の中に隙間風が入ってきているから寒いのかもしれません。人間の体もそれと同じことです。血液がドロドロだったり、血管が縮こまっていたりすると、血行不良に。身に付ける衣類に問題がある可能性もあります。それぞれの原因に働きかけ、症状を改善していくのが近道です。

手・足の冷え

汗にも注意。新陳代謝がポイント
セントラルヒーティングでいえば、手や足はボイラーである心臓から離れた部屋に当たります。熱を隅々まで届ける力が重要になりますが、血流が悪いと体の末端部分まで血が行き渡りません。そのため、血行をよくして新陳代謝を上げることがポイントとなります。
対策としては、手を握るなど指先に刺激を与えるのはもちろん、表面的ではなく、体の芯まで温める岩盤浴がおすすめ。また、漢方薬も有効です。食事は、血行を促進するビタミンEたっぷりの食材を取るよう心がけてみてください。ミネラルが豊富で〝野菜の王様〞と称されるモロヘイヤがその代表的な食材です。そして、体の熱を奪う汗も冷えの原因になります。風邪で熱が出たとき、汗をかくのがいいとされているのは、これが理由。手や足に汗をかき、そのままにしていると熱が奪われるので、当然冷えます。緊張による汗も悪影響を及ぼすので、リラックスすることも大事。足の冷えにおすすめなのが、5本指ソックス。履くと、指の間の汗も吸収される上、固定されずに自由に指を動かすことができるので効果的です。
汗にも注意。新陳代謝がポイント

腰の冷え

薄着は避け、入浴で体を温めて
薄着は避け、入浴で体を温めて 腰は体の中でも下半身の不調が集中して現れやすい箇所。腰の冷えは、腰周りの血流が悪くなっていることに加え、着ている下着や洋服の保温性が低く、外からの寒さを防げていない可能性があります。腰から下、下半身全部が冷えるとそれが腰の冷えにつながります。
ウオーキングなど、下半身を動かす運動をして血を巡らせましょう。温泉で温まるのもおすすめです。自宅では、シャワーで済ませず入浴を。ミネラルが含まれる天然塩を成分としたバスソルトを使うと血行がよくなるため、より体がポカポカしてくるはずです。湯冷めしにくい効果も期待できます。
薄着をしないことも重要です。女性はオシャレを気にするあまり、暖かさを後回しにしがち。下半身の冷えは、全身の冷えへと広がっていきます。ミニスカートなど薄着は避け、暖かい服装で過ごしましょう。

内臓の冷え

食生活が鍵。食事は温かいものを
食生活が鍵。食事は温かいものを 暖かいはずの家の中。冷たいものを持ち込むと、室温は低下します。内臓にも同じことがいえるので、注意が必要です。冬でも当然のように氷の入った冷たい飲み物を飲んでいませんか? なかなか冷えが改善しないという人は、運動やマッサージでせっかく体を温めても、気付かないうちに体の中から冷えを作り出していることが多いのです。
冷えを感じているなら、食事のときは冷たいものより、温かいものを選ぶのが鉄則。暑い夏に喜ばれる、体を冷やす効果のある食材は避けましょう。夏に旬を迎えるものや南国の食材、生野菜などがこれに当たります。体を内側から温めるためには、冬に採れる根菜類を使ったメニューがおすすめです。冷えへの影響を意識した上で、栄養バランスのよい食生活を。白砂糖も体を冷やす性質があるので、甘いものもほどほどにしましょう。

普段の食事にプラス! 冷え対策簡単レシピ

薬膳・お菓子研究家で、フード・ナチュラルコーディネーターの折原ゆみさんにソースやふりかけなど、さまざまな料理に取り入れやすい薬膳レシピを教えてもらいました。①~③は、材料を混ぜるだけで完成。食材の特性を生かして未病を防ぐ薬膳は、冷え改善にも役立ちます。薬膳では体を温めたり、冷やしたりする性質によって、食材を5つに分類。今回のレシピには、そのうちの体を温める「温」と、熱くする「熱」に属するものを多く使用しています。

今回のレシピに登場する「温」「熱」食材
ニンニク ラー油 ナンプラー ニラ 長ネギ ショウガ アンチョビー オリーブ

①アジアン風ドレッシング

ニンニク(すりおろし)・・・1片
ラー油・・・少々
砂糖・・・大さじ3
ナンプラー、ごま油・・・各大さじ2
レモン汁・・・大さじ1
こしょう・・・適量

 オリエンタルな味のソースで、野菜や白身魚と相性抜群。温野菜や豆腐にかけたり、ゆでた春雨を和えるのもおすすめ。
ニンニク

②香味和風ソース

ニラ( みじん切り)・・・2本
長ネギ(みじん切り)・・・3cm
ニンニク、ショウガ(どちらもみじん切り)・・・各1片
ごま油・・・大さじ5
砂糖・・・大さじ1
しょうゆ、酢・・・各大さじ2

 特に貝の酒蒸しに合います。砂糖とごま油を少なめにすると、水炊きのつけだれにも使えるので、これからの季節に大活躍しそう。
長ネギ・ニラ

③ソイドレ〜アンチョビ風味

アンチョビー(みじん切り)・・・3枚
長ネギ( みじん切り)・・・5cm
ごま油、しょうゆ・・・各大さじ1
木綿豆腐(水を切り、潰してクリーム状にする)・・・100g
こしょう・・・適量

 クリーム状のソースで、蒸し野菜にかけるほか、チーズやチップスにディップして食べてもOK。また、混ぜた後に約30秒電子レンジで加熱して水分を飛ばし、スライスチーズを載せた食パンに適量を載せ、オーブンで焼けば、朝食やランチにもぴったりの1品になります。
アンチョビー

④ブラックオリーブふりかけ

ブラックオリーブ・・・10粒
むき栗・・・3粒

 オリーブは、ラップをかけずに電子レンジ(500W※)で15分ほどカラカラになるまで加熱。栗と一緒にミキサーにかけるとふりかけになります。海苔やゴマを足すと、また違った味わいに。ご飯やおかゆ、納豆にプラスしてもおいしく食べられます。リゾットに散らしてもいいですね。
※ワット数が高い場合は、加熱時間を短くして様子をみてください
栗・ブラックオリーブ

冷えに効く 9つのツボ

血流をよくして冷えを解消するには、寝る前にマッサージをするのも有効です。日中は、さまざまなことに使っているエネルギーを、体をリセットすることだけに集中して使えるため、リラックスした状態で行うのが理想的。それぞれにツボの位置と、効果のある部位を紹介します。刺激が強すぎると筋肉組織を傷めて、後から痛みが生じることもあるので、親指の腹で気持ちいいと感じる強さで試してみてください。

取材協力/京都鍼灸治療院 鍼灸師・鎌野守さん

【関元(かんげん)】

位置
ヘソから指4本分下

効果
内臓の冷え

関元(かんげん)

【気海(きかい)】

位置
ヘソから指2本分下

効果
全身の冷え

気海(きかい)

【腎兪(じんゆ)】

位置
肋骨の一番下の骨と同じ高さで、背骨の中心線から左右指2本分のところ

効果
腰から下の冷え

腎兪(じんゆ)

【三陰交(さんいんこう)】

位置
内くるぶしの1番高いところから指4本分上。骨の際部分。

効果
足の冷え

三陰交(さんいんこう)

【太谿(たいけい)】

位置
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ

効果
足、腰の冷え

太谿(たいけい)

【湧泉(ゆうせん)】

位置
足の裏の指を曲げると最もくぼむところ

効果
足先の冷え

湧泉(ゆうせん)

【至陰(しいん)】

位置
足の小指の爪の付け根、外側

効果
足の冷え

至陰(しいん)

【太衝(たいしょう)】

位置
足の甲にある親指と人差し指の骨が交わる部分の前のくぼみ

効果
内臓の冷え

太衝(たいしょう)

【足三里(あしさんり)】

位置
膝の外側で皿の下のくぼみから指4 本分下。むこうずね(弁慶の泣きどころと呼ばれる部分)の外側上部。

効果
全身の冷え

足三里(あしさんり)

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