1. 東京トップ
  2. スタッフの東京コレクション
  3. ひそひそ話
  4. 安藤忠雄さん、大いに語る!「安藤忠雄展-挑戦-」記者発表会

安藤忠雄さん、大いに語る!「安藤忠雄展-挑戦-」記者発表会

2017/4/20

ケセラセラ
ケセラセラ

1941年、大阪生まれ。既成概念を打ち破る大胆な発想による「光の教会」や「地中美術館」、「ピューリッツァー美術館」など、国内外で広く活躍している独学の建築家・安藤忠雄さん。

faceP1110601

10周年を迎える国立新美術館では、9/27(水)~12/18(月)、「安藤忠雄展-挑戦-」を開催。安藤建築の原点である住宅の代表作品を一挙公開するほか、直島プロジェクトの模型や代表作「光の教会」の原寸大展示(野外展示場)など、作品はもちろん、彼の想いや生きざままで伝わる過去最大級のダイナミックな展覧会となります。

9月からの催しに先立ち、安藤忠雄さん自身による特別レクチャーが4/12(水)に行われたので、さっそく参加しました。

P1110602

まず驚いたのが、その話し上手ぶり。キーワードやこれまでに見聞きしてきたこと、作品などをテーマごとにスライドにまとめ、ジョークも交えつつテンポよく話します。

アッという間に“安藤ワールド”へ引き込まれ、約20分と短かったにも関わらず、「なるほど」「そうだったのか!」と濃密なひとときを過ごしました。中でも印象的だった「なるほど」を、いくつかシェアすると…。


“絶望”→“挑戦”へ

もともと専門教育を受けていないという絶望からスタート。そこで勉強しなければと、さまざまな美術を見たり世界中を旅して学ぶうちに“人は知らないものだらけである。だからこそ、命ある限り生きて挑戦を続ける”と決めました。人生とは“絶望”から“挑戦”です。

“建築”は“体験”である
生活文化は自分が体験したことを大切にしなければなりません。「住吉の長屋」を建築した際、昔の家には中庭があったように長屋にも屋根のない空間を設けました。おかげで家の中に雨が吹き込み、冷暖房も電気もない、エネルギーゼロの家ができました。風流でしたが、家主からは評判が悪かった(笑)。今になって売ってほしくても、なかなか家主が手放してくれません(笑)。

P1110582

美術は体験を通じて感動するもの。だから「直島プロジェクト」では、“人が来て感動するもの”を作ろうと考えました。そこで直島に植林し緑を増やすなどの地道な持続力や、体験アートといった発想力も含めて“ここにしかない美術館”が完成しました。

今回の展覧会で展示する模型はすべて写真を撮っていいし、触ってもらいたい。模型が壊れたら修理すればいい。「建築は体験をしてこそ」だからね。

“新しさ”だけでなく、“古いもの”も大切に
建築は、新しいものを作るだけでなく、古いものを大切にする心も大切です。たとえば、上野にある「国際子ども図書館」では、旧建物をなるべく活かし、外側に新たな建物を作ることで“古いものを新たにパッケージ”しました。ベネチアやパリの建築でも同様の考え方を採用してしています。
原寸大「光の教会」を再現
建築は体験が重要、と言いましたが、「光の教会」は宗教施設であり観光客向きではありません。そこで今回の展覧会では、普段あまりみられないものを見てもらいたい。手触りも重さも、同じ素材を用いる等身大の「光の教会」を作ることは不安もありますが、長年付き合いのある青木保国立新美術館長となら、実現できると思っています。

P1110593

東北に、子どものための図書館を作りたい
建築とは“過去・現在・未来”を考えることであり、さらに“公共性”も欠かせません。
色んな募金活動をしている中で、東北に子どものための図書館を作りたい。東北の民家に図書館を作り、本を寄付で集めたい。一見、建築とは異なるように感じるかもしれませんが、“未来に必要なものは公共性”だと思います。

P1110567 P1110569

安藤忠雄展-挑戦-
9/27(水)〜12/18(月)
国立新美術館(企画展示室1E/野外展示場)
港区六本木7-22−2
03-5777-8600
10:00〜18:00 ※金・土曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで。火曜休館
一般当日券1500円(大学生1200円、高校生800円)
http://www.nact.jp/

ケセラセラ
ケセラセラ

口グセは「大丈夫。どうにかなる、なる」。ゆる~い暮らし、もちろん財布のヒモとウエストもゆるめです。



人気記事ランキング

  1. 東京トップ
  2. スタッフの東京コレクション
  3. ひそひそ話
  4. 安藤忠雄さん、大いに語る!「安藤忠雄展-挑戦-」記者発表会


会員登録・変更