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ジャズプロでまた来年会いましょう!

2017/10/10

10/7(土)・8(日)、横浜の秋の風物詩「横濱 JAZZ PROMNADE(以下ジャズプロ)」が開催されました。1993年にスタートしたジャズプロは、“街全体をステージに”を合言葉に、アマチュアからプロまで約3000人のミュージシャンが横浜に集結。横浜の西区・中区を中心とした街のいたるところでジャズの音色が響き渡る、ジャズの祭典です。9/30付「リビング横浜東・南」版の巻頭特集でもご紹介。ジャズ入門者のtabathaがジャズプロの一日をレポートします。

横浜とジャズ

ジャズプロ開催にあたり、ジャズプロ実行委員会企画運営委員の小針俊郎さんと、今年で20回目の出演となるピアニストの鬼武みゆきさんのお二人にお話を伺いました。

小針さん 20171007_105959_resizedジャズプロ実行委員で「24Jazz Japan」プロデューサーの小針さん

ジャズプロの話をする前に、横浜とジャズのつながりを話さないとね」と小針さん。

横浜のジャズは、北米航路の途中で船が横浜に寄港し、船員たちが街に広めたのがきっかけ。その後戦争が始まり、“敵性音楽”となって封印されるも、横浜が進駐軍を受け入れたことで、戦前のミュージシャンや、軍の楽師(バンドマン)たちが続々と横浜に集結してジャズが復活。当時花月園にあったダンスホールで“大衆の音楽”として定着しました。ジャズセッションを企画して日本のジャズの原点を作ったり、街にはジャズ喫茶やクラブが軒並み増えて。戦後のジャズを広めたミュージシャンなど有力者で、横浜ジャズ協会が発足されて、ジャズプロも生まれた」のだそう。(ざっくりですみません…)

なるほど、異国文化が横浜に流入してきた文明開化と同様、世界に開けた港町ならではのエピソード。当時からジャズはどんどん進化してるんでしょうね。

ジャズプロは今年で25回目。ジャズという音楽がレコードに録音されてちょうど100年目の年。また、女性ボーカリストのエラ・フィッツジェラルドやトランぺッターのディジー・ガレスピーの生誕100周年ということで、彼らを偲ぶ演目も多数用意。聴きどころ満載の2日間ですよ

“街がステージ“となるジャズプロはの楽しみ方は3つ。シートに座ってステージ上のプロの演奏をじっくりと聴き込むホールスタイル。ジャズ喫茶やジャズクラブなど、プロの演奏者を間近に、お酒やお茶を楽しみながら聴くスタイル。そして、街中のパブリックなスペースで、アマチュアの演奏を楽しむ「街角ライブ」。

国内外のプロからアマチュアまでが一同に横浜に集結して、昼から夜まで街のあちらこちらでジャズの音色が響きます。イベント名にある通り“プロムナード“=“街を散歩しながら”、自分の好きなジャズに巡り合ってくださいね

円周率でジャズ

そして、今年で20回目の出演となるピアニストの鬼武さんは、横浜出身。作曲家・編曲家の顔も持つ鬼武さんは、東京理科大学理学部数学科を卒業し、ミュージシャンに転身した経歴の持ち主。

鬼武さん 20171007_105959_resizedピアニストの鬼武みゆきさん

モノづくりは自由に発想すること。ジャズも同様、毎日違うモノをやっていますよ。今回は、3.1415926535…と終わりがない円周率をテーマに、3はミ、1はド、4はファといった10の音階で作った曲も披露します。お楽しみに♪

凡人の私には、“自由な発想”ってとても難しい。円周率を音にのせてしまうなんて、さすが理数系出身のアーティストならでは! 脱帽です。

散歩しながら青空ジャズ

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街歩きがテーマになっているジャズプロ。プログラムを手に、お話を伺ったジャズプロ拠点「横浜市開港記念会館」を出発し、目指すは「カップヌードルミュージアムパーク」。ジャズプロ2017のファーストライブは、「日大商学部ジャズ研究会」です。

潮の香りとともに、かすかに聞こえてくる楽器の音。演奏直前の音合わせに間に合いました!

ここからはダイジェストでお届け!

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ルパン三世のテーマ曲でスタートし、メロディックなバラード調の曲など全4曲を演奏。かわるがわるソロのパートが飛び出してきては、めいっぱい吹く!鳴らす! 太陽燦々、爽やかな海風を肌に受けながらの青空ライブはもう病みつきになりそう。何より学生たちのフレッシュで一生懸命な演奏に思わず涙が…

お次は運河パークで「ビッグバンorchestra」

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スティービーワンダーのお馴染みの曲のアレンジが耳に心地よい~。アマチュアとは思えないほど安定したスイングにうっとり。MC初挑戦の女子を冷やかしたりする場面は、中高時代の教室の風景をほうふつ。和気あいあいが音楽にあらわれます。

みなとみらいエリアを後にして、元町へ!

元町ショッピングストリートでは、「外山喜雄とデキシー・セインツ」のパレードが賑やかにやってきます。

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パレードの終盤は、王道「聖者の行進」。小学校の鼓笛クラブで18番だったな。お店に入って店内を練り歩いたり、小さい女の子に向けて演奏したり、サービス精神旺盛なお姿は、まるでお正月の獅子舞のよう。きっとご利益がある。

絵画に引き込まれる不思議ジャズ

ふと気づけば薄暗い夕方に。道すがらランチしたり、ショッピングしたり、文字通り街歩きを楽しみながらめぐった「街角ライブ」。趣きの違うジャズに巡り合えて、あらためてジャズの幅広さと奥深さを実感。今のところ、どれも好きなジャズ。しかし、もう足がくたくた。楽しみにしていた鬼武さんのライブは、みなとみらいホールで19:20から。ぼちぼち移動です。

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今回で20回目の出演となった鬼武さん。特別企画となった「『Station to Station~音絵物語~』スペシャル」は、単なる絵画とのコラボではなく、新しいアートの世界を表現。パーカッショニストで画家の渡辺亮さんの描いた、“日々手を加えられ進化する絵画”とともに奏でられるメロディー。音楽を聴き、じっと絵画を見つめていると、絵が違うモノに見えてくるという不思議体験をしました。

また、先のお話に出た、円周率のアレンジ曲。一音ずつたどれば奇妙な音の羅列のはずなのに、伸ばしたりスタッカートにしたり、コードも付けて、それはもう優雅なセレナーデのようなメロディーに。繊細なのに力強い鬼武さんのピアノの世界に引き込まれました。

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仕事というカタチで巡り合ったジャズ。そして、横浜在住十年の身で、初体験のジャズプロ。横浜とジャズのつながりもお勉強でき、今日一日で初級者に昇格した気分。そして何より青空ライブの気持ちよさは、格別! また来年もジャズプロで会いましょう!(tabatha)

横濱ジャズプロムナード



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