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おいしい横濱めぐりリポート~曹洞宗大本山總持寺で坐禅、創建の歴史話 天璋院篤姫が暮らした徳川家旧書院と佛殿拝観は読者限定~

2017/4/20

地元横浜の魅力を盛りだくさんの内容で楽しめると好評の「おいしい横濱めぐり」。3月は、「曹洞宗大本山總持寺で坐禅、創建の歴史話 天璋院篤姫が暮らした徳川家旧書院と佛殿拝観は読者限定」を開催しました。盛りだくさんのイベント内容をリポートします!

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約700年前に石川県で開創し、明治44年に鶴見に移転した曹洞宗大本山總持寺。約10万坪の広大な境内には国登録文化財に指定されている16の建造物、坐禅ができる「衆寮」などが点在。これらを解説付きで巡ります。

案内してくださったのは、總持寺の修行僧の方々です。

見どころいっぱいの境内の一部を紹介しますね。

まずは「百間廊下」。總持寺は建物と建物の間を廊下でつなぎ、外に出ることなく全ての建物を行き来できます。ですので、たくさんの廊下があります。この百間廊下は全長約180mの長さ!

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廊下の床は磨きこまれてピカピカしています。それもそのはず、ここは修行僧が修行として1日2回、朝と昼に雑巾がけをしているのです。毎日欠かさず行っているので、水拭きだけでこのつややかさ!

「大祖堂」。ここは、鉄筋コンクリート造りでは日本最大級の大きさなのだそうです。間口54m、奥行き47m、高さ36mの広々とした空間に千畳の畳敷き。

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修行僧が朝と昼の2回のお勤めで使う他、節分会や数々の儀式を執り行います

「紫雲臺(しうんたい)」。大正4年に完成した、総檜造りの書院です。ここは全国の寺院の僧侶等の会見に使われています。

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總持寺を鶴見の地に移転することを決断した石川素童禅師の肖像画が飾られています。

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他にも、華麗な日本画で彩られたふすまなど、見応えたっぷりです。

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さて、「おいしい横濱めぐり」だけの特別拝観は次の2ヶ所です。

「佛殿」。「大雄宝殿(だいゆうほうでん)」とも呼ばれていて、禅宗の本尊であるお釈迦様が祀られています。

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通常は外から中を拝観するのみ。今回は佛殿の中に入り、じっくりと拝観しました。

大正4年に完成した、総ケヤキ造りの建物。日本と中国の建築様式を組み合わせているそう。床は中国風の黒御影石、佛殿内には鎌倉彫が施されています。

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湾曲した柱は海老虹梁(えびこうりょう)といい、珍しい構法で作られているのだとか

中央にお釈迦様が鎮座しています。

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もうひとつの特別拝観は「待鳳館」。ここは、東京・千駄ヶ谷にあった徳川家旧書院を移築したもの。かつて江戸幕府第13代将軍徳川家定御台所、天璋院篤姫が晩年を過ごしたところです。

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篤姫の紋であるフタバアオイが、旧書院のあちこちに

「衆寮」。ここで坐禅体験をしました。

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今回体験したのは、作法説明約15分、坐禅約20分のショートコースです。

脱いだスリッパの置き方ひとつにも作法があり、それにのっとって行います。

修行僧の方々が丁寧に教えてくれました。

坐禅は、座蒲(ざふ)と呼ばれる丸いクッション状のものに座ります。

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足の組み方は、“結跏趺坐”(けっかふざ)と呼ばれる、交差させた片方の足の甲を、反対の足の太ももの上にのせるもの。これが辛い人は、両足を重ねて座る“半跏趺坐”(はんかふざ)で。

坐禅の時の呼吸の仕方も習いました。

「体を整えたら、次は呼吸を整え、最後に坐禅で心を整えます」という修行僧の方の言葉が印象的でした。

精神を統一して自分と向き合い、心を整えます。

 

続いて法話の時間。

布教教化部参禅室長の花和浩明さんが總持寺の修行について、開創や鶴見に移転した歴史を語ってくれました。

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禅宗の修行は厳しいことで有名だそう。その内容は700年前から変わっていないのだとか。

總持寺の修行僧が最初に行うのは、外出もできない、電話もできない、手紙を出すことも許されない「100日の禁足」。ひたすら自分をみつめて、仲間とともに乗り越えることで、この道に進むのだという覚悟が生まれるそうです。

他にも石川県の能登で開創した瑩山禅師のエピソードなど、興味深い話が満載でした。

 

最後はお楽しみの食事です。

修行僧が作った精進料理をいただきました。

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食事を作るのも修行であるし、食事をいただくのも修行なのですって。

修行僧が精進料理を作る時の心構えとして“三心”という教えがあるのだと花和さんが教えてくれました。

それは、喜心(きしん):食べる人に喜んでもらいたいと思いながら作る

老心(ろうしん):慈しみの心で作る

大心(だいしん):どんな人にも同じ心をもって作る

家族に作る食事も、“三心”を心がけながら作ったらステキだろうなと思いました。日頃バタバタしてて、なかなか心穏やかに作ることはできませんが・・・。

食事の前には、箸袋に書かれている“五観の偈(ごかんのげ)”を唱えます。

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これは僧侶の食事作法なのですって

意味はこちら

①この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。

②自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。

③心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、など三つの過ちを持たないことを誓います。

④食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。

⑤今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。

(Wikipediaより訳したものを引用しました)

 

最後は總持寺からお土産を皆さまに。

こちらの”梅皿”です。

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梅皿は非売品。總持寺の地紋である桐の花付きです。手のひらサイズで、少量のお菓子を盛るのにぴったり

また、“五観の偈(ごかんのげ)”が書かれている箸袋と箸もお土産としていただきました。

参加者の皆さまからも、

「普段参拝に訪れるだけだったので、じっくりと建物内部を拝観できて楽しかった」

「精進料理がボリュームもあっておいしかった」

などの感想をいただきました♪

今後もリビング横浜は、皆さまに喜んでいただける企画を考えてまいります。

次回もどうぞお楽しみに!

 

 

 

 



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