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内診台の恥ずかしさ軽減! 婦人科専用「女性検査用パンツ」誕生

内診台の恥ずかしさ軽減! 婦人科専用「女性検査用パンツ」誕生

婦人科検診の内診台、抵抗がある

婦人科の検診や診察で避けて通れない、あの内診台。抵抗がある人も多いようですが、みなさんはいかがですか?

以下は、リビング くらしHOW研究所が2016年3月に調査した「婦人科検診、婦人科についてのアンケート」(集計数:女性773人、平均年齢:43.28歳)の結果から抜粋した、リビング読者の婦人科に対する声の一部です。

 

検診イメージB
下着をはずした状態で待たされる数秒がとても恥ずかしく、長くて嫌だった」(41歳)
「やはり内診は抵抗があります」(39歳)
妊娠や出産を経験していない人が検査に行くのは勇気がいること。医師や看護師さんはそういったことを理解して接して欲しい。初めての時は、内診台が動くのもびっくりした」(33歳)
「出産経験のない人や若い人は、抵抗があると思う。 どこの病院にも、 緊張を和らげるような診察システムがあると良い」(35歳)

 

婦人科受診のハードルを下げる「女性検査用パンツ」誕生

そんな女性たちの羞恥心をやわらげようと、内診台での露出部を狭くできる「女性検査用パンツ」が開発されました。

下が現物写真。不織布製で前開き。履いたまま検査を受けられます。

検査用パンツ_正面オープンL

医療機器メーカーの日本シーエイチシー(東京・中央区)が、福島県立医科大学と産学連携で製作した「女性検査用パンツ」

全身

着用イメージ

 

本商品を考案した渡邉久美子准教授(獨協医科大学病院乳腺センター)は、その理由について、「医学部の学生実習をしていた平成6年当時、内診台に乗った患者さんが必死に膝を閉じようとしているのを見て、せめて脚を覆うものなどで露出部を狭くすればはずかしさも減るのに・・・」と感じたことがきっかけだった、と話しています。

「婦人科検診に行きづらいのは羞恥心があるからではないのか。少しでも女性の辛さを軽減したい」(渡邉先生)との思いから、今回の検査パンツを考案されたそうです。

プライバシーに配慮した検査衣といえば、大腸検査用のパンツ(後ろに穴があいたもの)はすでにありますよね。でも婦人科では、患者さんが声を挙げづらかったからでしょうか・・・これから普及を目指す、という段階です。

 

今後は人間ドック、皮膚科、エステサロンでも

メーカーの日本シーエイチシが行った試着アンケート(回答100人)では、着用することで「受診しやすくなった」と答えた利用者が76%だったとのこと。

パンツイラスト_PI.png

 

現在、首都圏で採用しているのは、がん研有明病院 健診センター新宿健診プラザ、さくらレディースクリニック(横浜市)など、まだ数か所ですが、今後は婦人科だけでなく、人間ドック、皮膚科、エステサロン(脱毛処理の際)など、さまざまな場所での導入も検討する動きがあるそうです。

こうしたニーズに気づいていない施設もまだ多いでしょうから、利用する側から「女性検査用パンツは着用したい」と伝えることで、普及を後押しできるかもしれませんね。

子宮頸がんの発症は若年齢化しているため、若い世代の受診率が上がらないのは心配。
娘さん世代のためにも、より婦人科を受診しやすい環境が整っていくといいですね。

 

■情報提供
日本シーエイチシー
http://www.j-chc.jp/

リビング くらしHOW研究所「婦人科検診、婦人科についてのアンケート」まとめ
http://www.kurashihow.co.jp/admin/wp-content/uploads/2016/03/fa23bfa04c907931c0d36aea7febaa4a.pdf

 

 

ogawa小川留奈(おがわるな) 医療ライター/健康・医療ジャーナリスト。中央大学文学部卒業後、スポーツメーカー社長秘書、サンケイリビング新聞社を経て2001年からフリー。新聞、雑誌、書籍、ウェブなどで健康・医療情報を執筆。専門家に取材した内容をわかりやすく伝えている。「信頼できる医師と最新治療シリーズ 監修/日本医師会」(講談社MOOK)部分執筆。サンケイスポーツ「Dr.サンスポ」(不定期)、医療コラム「OL3分ニュース」(シティリビング)連載中

 

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