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30代~50代女性に多い関節リウマチとは? 症状・受診の目安を医師が解説

  • 2018/05/24 UP!

 手足の関節のこわばりや痛み、微熱などの症状が続いていたら、関節リウマチかもしれません。30代~50代の女性に多く発症するこの病気について、吉田周造先生に話を聞きました。

自己免疫の異常で発症
決して高齢者だけの病気ではない

 関節リウマチは、関節が慢性的に炎症を起こす病気で、進行すると関節が破壊され、変形したり、固まったりします。本来は体を守るはずの自己免疫の異常で生じますが、異常が起きる原因はよく分かっていません。

 どの年代でも発症しますが、ピークは30代~50代、男性よりも女性に多いのが特徴で、決して高齢者だけの病気ではありません。最初は両方の手や足の指の関節が腫れて、特に朝、こわばるようになります。関節だけの病気ではなく全身病ですので、体のだるさや微熱が続くこともあります。

関節症状・微熱が3~4週間続いたら
リウマチ専門医を受診

 関節の破壊は発症の初期から進むため、早期診断・治療が非常に重要です。症状が出始めてから6カ月、できれば3カ月以内に治療を開始できるのが理想的。しかし実際は、がんばって我慢していたり、整骨院や内科などを受診して、正しい診断にたどりつくまでに時間がかかってしまう人も少なくありません。更年期に女性ホルモンが欠乏すると、関節のこわばりを感じることがあるため、「更年期のせい」と自己判断してしまう人もいます。

 関節症状や微熱が3~4週間も続くときは「もしかして」と疑い、ぜひ早めにリウマチ専門医を受診してください。

 最近、リウマチ治療は非常に進歩しており、症状を抑えて、その状態を維持できるようになってきました。標準治療である抗リウマチ薬の服用で症状を十分に抑えられる人が約半数、抑えられなかった場合、生物学的製剤という関節破壊を止める点滴・皮下注射もあります。生物学的製剤は有効性が高いものの、費用がかさむのがネックですが、つらいときに次の選択肢があることは大きな救いといえます。

 関節リウマチは、“良くなる病気”です。家族や職場の協力を得ながら適切な治療を続け、日常生活を取り戻しましょう。

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有澤総合病院
リウマチ膠原病内科
部長 吉田周造先生

大阪医科大学附属病院 リウマチ膠原病内科 非常勤。日本リウマチ学会認定 リウマチ専門医、日本内科学会認定 総合内科専門医

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