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【第3回】千葉手づくり甲冑 匠の会・代表 拝野初枝さん<キラリ千葉人(ちばびと)>

【第3回】千葉手づくり甲冑 匠の会・代表 拝野初枝さん
日本の歴史文化を次の世代に
甲冑づくり教室、開催中!

拝野初枝さん

拝野さんと拝野さん作・真田家甲冑「赤糸毛引威二枚胴具足

日本の戦(いくさ)支度は美しい。帯地や昔ながらの平織りの組み紐やボール紙を使い、本物さながらの甲冑づくりを教えている拝野初枝さんに話を聞いた。
「手づくり甲冑の生みの親は、黒澤明監督の映画・影武者の甲冑を製作した岐阜県関ケ原町の甲冑師・林乙二さんです。後継者不足を憂いて、タンスに眠る着物や帯・段ボールを材料に作り方を考案されたんです」。林氏に弟子入りしたのが、戦国武将・里見氏の館山城を擁する館山市の職員や同市の商店街。拝野さんは、現在共に教室を運営する同志に誘われ、館山市の甲冑教室に通って夢中に。今は主に千葉市で教室を開いている。
威(おどし)をつなぐ平紐を丁寧に組んでいく。紐の色が赤ならば“赤糸威の鎧(よろい)”、多色の紐を使えば“色々威の鎧”。「目立つ鎧は戦場で狙われます。なのに甲冑が華やかなのは、自分の大将に自分の活躍を知ってほしいから。また、やられてしまったら、甲冑は死装束になります。最後の衣裳に最もお金をかけていたんです」
製作で一番楽しいのは胴の部分のデザイン。「表に帯地の柄が出せます。男性なら龍・虎・ムカデ(前進あるのみ!)、女性なら花柄や手毬の柄など。無心になって作業をします」。生徒は意外にも4分の3が女性。「戦に行く農民の甲冑は妻が作ったのでは。代々の威し方を守ることが夫の命を守る。もし戦で亡くなったら、支度で手を抜いたからとならぬよう一つ一つ手順を守って作ったと想像しています」
週1回、半年で一領の甲冑(当世具足)を製作して、費用は10万円ほど。伝統技術を学べるMy甲冑づくりに魅かれて生徒が通う。(大石登子)

拝野初枝さんプロフィール

大阪市生まれ。子育て中は専業主婦・PTA活動等に専念。子どもの巣立ちの時期に「館山銀座手づくり甲冑教室」に通い、甲冑づくりと出会う。「技術を伝承して、一人でも多くの人、次の人に伝えていきたいです」。館山銀座手づくり甲冑匠の会会員。次回の教室は、春を予定。氏名・電話番号・住所をメールしておけば、案内連絡をくれる。
メール=hatsue.haino(at)mm-biomet.com ※ (at) は @ に置き換えて下さい

※2014.9.06の記事です

 

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