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【第4回】日本動物園水族館協会会長 荒井一利さん<キラリ千葉人(ちばびと)>

【第4回】日本動物園水族館協会会長 荒井一利さん
動物が絶滅に瀕することない
豊かな国を作っていきたい

荒井一利

千葉が誇る水族館、鴨川シーワールド館長の荒井一利さんがこの夏、「日本動物園水族館協会」会長に就任した。国内151の動物園・水族館が加盟する協会で、主に種の保存の取り組みや動物の生態の理解、環境教育の普及を行っている。
「動物園は市町村立が多く財政難のうえ、国内の園館から動物を調達するのも限りがあります。地方の例では、ゾウが亡くなったら、ゾウを入れられない動物園が出てきました。もっと海外と交流して動物を入れたり、海外の状況も参考にしていきたいと考えています」
絶滅の危機に瀕する動物の種の保存も重要な課題だ。「トキもツシマヤマネコの繁殖も個々の動物園の努力によります。今後は複数の園館で取り組みたい。生息地の整備も必要です。国の政策に協力して、動物が絶滅に瀕しない豊かな国を作っていきたいです」
鴨川シーワールドでは、春にオープンした「コーラルメッセージ」が人気を呼んでいる。来館者が描いたCG画像の魚がサンゴ礁のスクリーンを楽しげに泳ぎ回る。「描いた魚が仲間の群れに入ったり、イソギンチャクと共生したり。生物が多種多様に生活する様子を見て、サンゴ礁はキレイだね、大切にしたいねというメッセージを感じて欲しいのです」
展示で話題を作り、注目してもらうことは大事だが、「楽しいゲームだったね」で終わってはいけない、と話す。目指すは動物たちを理解して大切に思い、彼らが住む環境まで思いやれる展示。その姿勢に、協会会長の顔がのぞく。
夢は、飼育する人たちも楽しめる水族館を作ること。「動物を好きで入ってくるのに、あまりの大変さに辞めていっちゃう。不幸な話です。そうじゃない仕組みを作れたらいいな」 (大石登子)

荒井一利さんプロフィール

1955年生まれ(59歳)。1979年北海道大学水産学部増殖学科卒、同年「鴨川シーワールド」海獣展示課入社。飼育・調教・パフォーマンスの実務経験豊富な現場たたき上げ。現在、総支配人兼館長。国際海洋生物研究所所長、世界動物園水族館協会・個体群管理委員会決定委員ほか。エラ~イ人なのだが、偉ぶったところが微塵(みじん)もない。写真は自ら育てたセイウチ「タック」と。園内では“タックのお父さん”という呼称も

※2014.10.11の記事です

 

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