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【第7回】日本画家 岩波昭彦さん<キラリ千葉人(ちばびと)>

【第7回】日本画家 岩波昭彦さん
日本人のだれもがきっと心に響く
千年の色彩と挑戦する心!

岩波昭彦

その絵を観たらきっと、日本人独特の美意識が奮える-。海外でも高い評価を受ける若き日本画家・岩波昭彦さんの描くのは源氏物語の時代から千年もの間、全く変わらない日本画の技法を使った絵画。天然の鉱物から生まれる鮮やかでどこか郷愁をかきたてられる群青色の空。エメラルドグリーンと簡単に呼びたくない緑は美しい翡翠(ひすい)色。銀箔・金箔を施したアクセント。テーマはニューヨークの都市の群像であったり、故郷の諏訪大社であったり、海外に人気の高いコンテンポラリーであったり、多岐にわたる。
日本の画家には職人としての「御用絵師」の文化があり、のちに、新しいことに挑戦する「芸術家」の文化が入ってきたと話す。「職人として売れるのも大事です。お金を出して絵を買ってくださるお客様は真剣です。その真剣さに応えたい」。お金と無縁の仕事もある。恩師に「故郷を描き残してほしい」と導かれて描いた3m60cmを超す六曲の屏風。神社に伝えず奉納されるかもわからないまま、1両(15g)1色10数万円もする顔料を自腹で買い続け、孤独に描くこと10年。「奉納が決まり、ほっとしました。やりがいのある営みですが、ほかの職業とはだいぶ違いますね」と笑う。
目指すは、「だれも見たことがない新しい日本画を描くこと」。芸術家としての顔だ。「ゴッホは印象派称賛の時代に、だれにも認められなくても自分のために描き続けました。私も失敗することを恐れず、常に新しいことに挑戦し続けたい。1点でもいい、質の高い品格ある作品を残したい思いで描き続けています」。この熱さ!彼に注目しないで、だれに注目します? (大石登子)

岩波昭彦さんプロフィール

1966年長野県茅野市に生まれ、合戦図を描くのが大好きな少年時代を過ごす。多摩美術大学日本画専攻卒業後、産経新聞社入社。同年「院展」初入選。2007年~ 2008年紺綬褒章受章。国内は上野の森美術館、北澤美術館、海外でもNY・パリ・スイスなど多数個展開催。家族は妻。佐倉市在住。※写真は個展ポスターを前に(作品はもっとずっと大きいです!)

※2014.11.29の記事です

 

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