- 2015/02/19 UP!
※2015年にインタビューした記事です
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、千葉市出身・渡 航(わたり わたる)さん作の大人気ライトノベル。千葉市内を舞台に主人公の高校生活を描いた小説は、アニメやゲームにもなっています。作者・渡さんに直撃インタビュー! 真摯(しんし)に答えてくださり、とてもステキな方でしたよ~
渡 航さんプロフィール
1987年生まれ
千葉市在住(生まれも育ちも千葉市内)
千葉市内の高校卒
ライトノベル作家と会社員を兼業
2009年「第3回小学館ライトノベル大賞ガガガ文庫部門」で、ガガガ大賞を獲得した「あやかしがたり」でデビュー。
2011年から第2作目「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(略称“俺ガイル”)を執筆中。現在10巻まで発売中
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(略称“俺ガイル”)の舞台、千葉について
Q.千葉がよく登場しますね。千葉の思い出は?
A.JR千葉駅や稲毛駅周辺のラーメン屋は、ほとんど制覇! という勢いで通っていました。稲毛駅や京成稲毛駅・稲毛海岸駅周辺は、高校の帰り道だったのでいろいろな所に行きましたよ。小学生のころ、津田沼の塾に通っていたので津田沼サンペデックや船橋駅周辺にも、よく行っていました
Q.稲毛は、どこに行っていた?
A.稲毛商店街は、自転車でよく通っていました。稲毛浅間神社のお祭りや初詣も、高校の友達にばったり会ったりして楽しかったです。JR稲毛駅前の、今はなくなっちゃったカラオケ屋やボウリング場にも行きましたね
渡さんの高校生生活について
Q.高校時代の一番の思い出は?
A.作品に出てくるようなドラマチックなことはなかったので…(笑)。あえて言うなら友達と2人で、地元のファミレスのドリンクバーだけで夜10時ごろまで、ず~っとしゃべっていたことですかね。あんなに長い時間を過ごすことって、今はないからあの時間が懐かしいです
比企谷八幡
主人公。「このライトノベルがすごい!2015」(宝島社)で“好きなキャラクター男性部門1位”を獲得!
Q.どんな高校生だった?
A.部活はしていなかったので、地元のファミレスやコンビニでアルバイトをしていました。クラスでいろいろなことが起きているのを中心になってやる方ではなく、わりと周りの様子を見ているタイプでした
“俺ガイル”のキャラクターについて
Q.キャラクターにモデルはいる?
A.特にいるわけではないです。ライトノベル作家を目指している材木屋義輝は、私じゃないですよ。目指していなかったんで(笑)
Q.感情移入しやすいキャラクターは?
A.書き始めのころは、比企谷八幡。感情移入しやすかったのでしょうね。今は、自分も年を重ねたから、平塚先生でしょうか
Q.1番お気に入りのキャラクターは?
A.比企谷小町。私には兄がいて妹はいないのだけれど、キャラとして確立しているので、1番書きやすい
比企谷小町
比企谷八幡の妹。兄思いの中学3年生
“俺ガイル”について
Q.ストーリーは、実体験?
A.実際に起こったことではなく、高校時代に思っていたことを書いています。あの頃はメール文化全盛期だったから、ありふれたメールをきっかけに人間関係のいさかいなどがしょっちゅう起っていたのを見たりしていたので…
Q.こんなに連載が続くと思っていた?
A.全然考えていなかった。1巻で完結していたので、続編が出せると聞いてあわてて6巻くらいまでのストーリーをおおざっぱに考えました。これからどこまで続くかは、お楽しみに! でも構想の中では、ラストシーンは浮かんでいますよ
雪ノ下雪乃
八幡の部活「奉仕部」の部長。クールだがちょっと毒舌な部分も
Q.なぜ、こんなに人気があると思う?
A.今はネット上の付き合いも増え、コミュニケーションの取り方など人との付き合い方が変わってきています。人間関係に疲れている時代だから“日常のさまざまな問題が起こる中でいろいろな選択をしていく主人公の生き方”が受け入れられたのでは? また、イラストの力も大きいと思っています。最初からぽんかん⑧先生が、イメージ通りの素敵なキャラクターを描いてくれて、感謝しています
Q.1冊書き上げたら、必ずすることは?
A.MAXコーヒーを飲む!(この回答、作品を読めばわかります!)。1~2か月かけて1冊を書くので、書き終わった自分へのご褒美です
ライトノベル作家について
イラスト(すべて)/
ぽんかん⑧
Q.ライトノベルを書き始めたきっかけは?
A.就活で落ち続けてしまい、“このままでは無職になる!”と焦っていた時に「第3回小学館ライトノベル大賞」を募集しているのを知って“ライトノベル作家なら、なれるんじゃないか。作家という肩書ももらえるし…(笑)”と思い、大学4年の夏に一気に書き上げ応募しました
Q.それまで、小説を書いていましたか?
A.小説は書いていなかったけれど、文系なのでレポート提出が多く書くことには慣れていました。出版業界にも、興味があったので
Q.これからも、会社員との兼業を続けていく?
A.今、自分が作りたいものを多くの人と関わりながら作っていけるのが楽しくって仕方がない。この楽しさが得られるなら、ライトノベル作家にこだわらなくてもいいと思っています
新作について
Q.“俺ガイル”の新作は?
A.3/18(水)に10.5巻を発売予定です
Q.ほかに新作を書く予定は?
A.今年の夏ごろ、小学館ガガガ文庫から新作が出る予定です。また1/23に、集英社ダッシュエックス文庫から、さがら 総先生と共著の「クズと金貨のクオリディア」が発売されています
(詳細はガガガ文庫ホームページ http://gagagabunko.jp/specal/oregairu/index.html)
リビング読者へのメッセージ
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は原作もアニメも千葉に住んでいる方なら、なじみ深い光景がいっぱい出てきます。地元の人だからわかること、地元の人ならではの楽しみ方ができると思います。例えば、僕らが仲間内で“マリピン”と呼んでいた稲毛海岸のマリンピアで子供たちが映画を見ている間にお母さんが2時間くらい自由に買い物をするって、20年前、千葉市の多くの家庭で普通に行われていたこと。実際には、八幡たちの年代にはマリンピアの映画館はなくなっているんですけどね! (笑)
懐かしい思い出と一緒に楽しんでください。
●春から、TBS・BS-TBSでTVアニメ第2期「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」がスタート! 放送開始を記念して、5カ所の商店街がコラボイベントを開催。「稲毛商店街」では2/28(土)に、“あかりサロン稲毛”のオープニングイベントとして行います。
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