- 2018/01/15 UP!
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鑑賞後は”きらきら眼鏡”をかけて
船橋市で生まれ、今も暮らす人気作家・森沢明夫さんが地元を舞台に書いた小説「きらきら眼鏡」の映画化が話題だ。地元を愛する市民らによるNPO法人・船橋宿場町再生協議会をはじめ、船橋市長も全面協力。”100年先にも世界に残る映画”を目指して映画作りが進んでいる。市民総動員のエキストラが参加した撮影シーンは、北習志野駅や南極観測船「しらせ」ほか、地元の人が見れば気づく場所がこれでもかと登場する。未来へ向け、今の船橋の風景を残す意味でも貴重な作品になっている。
物語は、恋人の死を経験した若者、余命宣告を受けた恋人を持つヒロインと恋人を中心に、やさしくせつない恋の物語を通して死生観も描かれていく。「きらきら眼鏡の本質は、生きていることへの感謝だと思っています」と犬童監督。
“きらきら眼鏡”をかけている人は、日常がきらきらして見えて、小さな幸せに気づくことができる。「映画を観終わったら、きらきら眼鏡をかけて映画館を出てほしいですね。空がきれいだとか、人の笑顔がいいなとか気づければいいな」。それは今の日本に必要なこと、とも。「日本は、安全で裕福で恵まれた豊かな国なのに、ネガティブなことに目を向けがち。SNSもノーリスクで、だれが傷つくか考えないで発信できちゃう。きらきら眼鏡をかければ、良いところが見えます」。主要キャストはいずれも演技派の池脇千鶴さん、安藤政信さん、新人の金井浩人さん。特に金井クンは「主人公の明海っぽい!」と監督イチオシ。3人が醸し出す空気と合わせ、このやさしい物語が、船橋の風景の中でどう紡がれていくのだろう。ちなみに取材後の雑談で、最近泣いたことは? と聞くと、「この映画のあるシーンを編集していて泣きました」、と。公開は今年下半期だ。(大石登子)
1986年、神奈川県出身/映画監督。映画作品に「カミングアウト」(2014年・脚本/監督)、「つむぐもの」(2016年・監督・第19回上海国際映画祭出品)ほか。現在、船橋市が舞台の映画「きらきら眼鏡」を2018年下半期公開に向け制作中。「みんなで何かを作るのが好き。大学では学祭の実行委員をずっとやっていました」
■「きらきら眼鏡映画化プロジェクト」では、2018年1月末まで、船橋市内上映に向け署名活動を実施中。
https://kirakiramegane.com/news/youbousho
※2018.1.15の記事です
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