ボンジュール! みなさま!
Madame Mでございます。
小泉八雲といえば、「怪談」を思い出します。
子供の頃、「耳なし芳一」、「雪女」、「むじな」などを
読んだことがあります。
幼い頃で、現実と物語の区別がわからず、
怖かったことを思い出します。
出生名はラフカディオ・ハーン。
ギリシア人の母とアイルランド人の父のもとに生まれ、
イギリスで育ちました。
新聞記者として日本に来て、
松江の女性と、国際結婚をして日本国籍を取得しました。
明治時代の終わりの頃のことです。
松江に小泉八雲の旧居があるというので行って来ました。
今回は、小泉八雲にフォーカスオン!
旧居の隣りにある、小泉八雲記念館です。
昔風な門構えですが、中はリニュアルされたばかりです。
貴重な展示品があります。
小泉八雲が着ていたスーツや、鞄もあります。
案外、小柄な方だったようです。
館長は、小泉八雲の曾孫である小泉凡さんです。
中は撮影禁止でしたので、外観のみです。
記念館の隣りにある、小泉八雲旧居です。
門をくぐると、障子で閉ざされた、間口のそう広くない、
こじんまりした家があります。
庭との境は、塀で仕切られています。
入ってすぐに目に入ったのが、こちらの南側の庭です。
庭に降りることはできませんが、
きちんと手入れのされた庭は、
小泉八雲が住んでいたころを偲ばせます。
この庭は、「知られざる日本の面影」という八雲の著書で
紹介されていたそうです。
小規模ながら、枯山水の庭として、
高く評価されています。
このガラス戸が、なんともいえないレトロ感に溢れています。
部屋に差し込む日差しが優しく、
木の陰が畳の上で、素敵な模様を描いていました。
ガラス戸のガラスのわずかな歪みが、
なんとなく温かみを増しています。
とはいえ、冬は寒かったのではと思います。
家を囲むように、「コ」の字型に、三方に庭があります。
こちらは、西側に位置する庭です。
なんの木でしょうか、紅葉した葉が、
庭に彩りを添えていました。
部屋は、「田」の字型になっています。
八雲が使っていたという机があります。
本物は、小泉八雲記念館に展示されていて、
こちらにあるのは、レプリカです。
机は特注で、かなり高く作ってあります。
小泉八雲は学生時代に事故で左目を失明し、
右目も極度の近視でした。
それ故、肖像写真は右側が多いです。
眼鏡をかけない八雲が執筆をするとき、
原稿に目を近づけて仕事をしていました。
そのための高さなのだそうです。
これは、レプリカですので、
実際に、座ってみることができます。
八雲の机から見える庭です。
先ほどの庭の反対に位置する、北側の庭です。
こちらの庭には、池があります。
飛び石が、池に続いています。
小さな池があります。
紫色の実は、ムラサキシキブでしょうか。
小泉八雲は、部屋から、この三方の庭を眺めるのが
好きだったそうです。
何を思いながら眺めていたのでしょうか?
簡単に紹介された「怪談」の動画があります。
よろしければ、ご覧になってください。
夜はご覧にならない方がよいかも・・・。
こちらから → ★★★
小泉八雲旧居
公開時間:
4月1日~9月30日 8:30~18:30(受付終了 18:10)
10月1日~3月31日 8:30~17:00(受付終了 16:40)
年中無休
入館料:大人300円 小・中学生150円 外国の方150円
住所:島根県松江市北堀町315
電話:0852-23-0714