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注目の声楽家! 加耒徹 バリトンリサイタル2019~歌道Ⅱ~

2019/11/21

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ボンジュール! みなさま!

Madame Mでございます。

 

秋晴れの穏やかな日々が続いています。

秋も深まり、まさに音楽の秋。

いろいろなコンサートにお出かけされる方も多いのでは!

コンサートの醍醐味は、

終わった後の充実感ではないでしょうか。

心が潤い、明日からの活力になる、

そんなコンサートに行ってきました。

今回は、加耒徹 バリトンリサイタル2019~歌道Ⅱ~

にフォーカスオン!

 

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加耒徹バリトンリサイタル2019~歌道Ⅱ~
豊洲シビックセンターホール
2019年11月7日(木) 19時開演 / 18時半開場

第1部
[ヘンデルのオペラアリア]
1. 歌劇『リナルド』より
「アレクトーの蛇の音が聞こえるのか」
Sibillar gli angui d’Aletto

2. 歌劇『アグリッピーナ』より
「お前に会いにまた戻ってきたぞ」
Pur ritorno a rimirarvi

3. 歌劇『ロタリオ』より
「海が凪いでくれるのなら」
Se il mar promette calma

 

第2部
[現代邦人作曲家による歌曲]
1.うたうことー平和へのソネット
宮本益光  詩 / 宮本益光  曲

2.レモン哀歌
高村光太郎 詩 / 加藤昌則  曲

3.いんへるの
林 望   詩 / 伊藤康英  曲

4.うみのきりん
谷川俊太郎 詩 / 松岡あさひ 曲

5.貴種流離譚(祝婚歌)
宮本益光  詩 / 信長貴富  曲

 

第3部
[R.シューマン作曲: 歌曲集『詩人の恋』全曲]
Robert Schumann “Dichterliebe” Op.48
1. うるわしくも美しい五月に
2. 僕の涙はあふれ出て
3. ばらや、百合や鳩
4. 僕が君の瞳を見つめると
5. 僕の心をひそめてみたい
6. ラインの聖なる流れの
7. 恨みはしない
8. 花が、小さな花がわかってくれるなら
9. あれはフルートとヴァイオリンの響きだ
10. かつて愛する人が歌ってくれた
11. ある若者が娘を恋した
12. まばゆく明るい夏の朝の
13. 僕は夢の中で泣きぬれた
14. 夜ごとに君を夢に見る
15. 昔々の童話の中から
16. 古く忌まわしい歌

 

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豊洲シビックセンターホールは、

ステージの向こうがガラス張りとなっていて、

街の光が煌めく星のように見え

それが会場の雰囲気を盛り上げています。

そして、会場は満員のお客様。

 

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加耒徹(かく とおる)さんは、今、注目の声楽家です。

その品のある端正な顔立ちと

低音で凛々しく美くしく澄んだバリトンの音色で、

会場の方たちをうっとりさせ、

楽しい音楽の世界へと誘ってくれます。

伴奏は作曲家でもあるピアニストの松岡あさひさんです。

 

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第1部はヘンデルのオペラアリア。

日本ではほとんど上演される機会のないオペラアリアを

生き生きと演奏しました。

このアリアには、繰り返し歌われる部分があり、

歌手の即興による妙技が示されます。

加耒さんにとって、それが楽しみのひとつなのだとか。

まさに、一期一会のアリア、コンサートの醍醐味です。

 

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第2部は、現代を生きる邦人作曲家による日本歌曲。

加耒さんが尊敬しているバリトン歌手の宮本益光さんが

作詞作曲され、平和への思いがこめられた

「うたうことー平和へのソネット」から始まりました。

 

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「うみのきりん」は、松岡さんが今回のリサイタルのために

谷川俊太郎さんの詩に、作曲したものです。

加耒さんの演奏とともに初披露でした。

奥深く、抒情豊な素晴らしい曲でした。

 

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第3部は、シューマンの歌曲集【詩人の恋】の全曲。

約30分間の演奏でした。

この曲は、加耒さんが東京芸術大学の学生時代から

取り組んでいた曲で、10年前が初披露でした。

その時は、歌いきることができるかどうか

不安だったとか。

それから10年の月日を重ね、

今回、加耒さんの思うとおりに演奏ができたそうです。

「詩人の恋」は愛に溢れた詩で、ステージの上では、

時には明るく、時には悲しく、時には力強く、

まさにその歌の光景が浮かび上がるような、

感情豊かな演奏でした。

30分間、演奏し続けるというのは、

かなりの集中力で、いつの間にか加耒ワールドに

引きこまれてしまいました。

 

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息のあった加耒さんと松岡さんの演奏が終わり、

充実感に満ちた笑顔です。

言葉をかわさなくても、通じそうな感じです。

 

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コンサートが終わり、会場からは大きな拍手が。

帰路に向かう方々はみなさんよい表情でした。

心に広がる充実感、湧き上がる活力、

そして、心が清浄されたような感覚でした。

 

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今回使用されたピアノは、

FAZIOLI(ファツィオリ)というイタリア製のもので、

日本には数台しかなく、東京では、

豊洲シビックセンターホールだけとか。

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松岡さんによれば、

明るく華やかな音を奏でるのだそうです。

ピアノの内部がとても麗しく、

手の込んだ作りになっていました。

 

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「うみのきりん」の楽譜の販売もありましたが、

あっという間に完売でした。

 

加耒さんが歩む「道」は、これからも続きそうです。

とても勉強熱心で、努力家である加耒さん、

どんな道ができるのか、これからがとても楽しみです。

 

テレビ出演もあります。

BSプレミアムの「クラシック倶楽部」で、

8月に開催された二期会サマーコンサートの

演奏が放送されます。‬

加耒さんは「スペードの女王」のアリアの演奏です。

時間は、‪11月25日(月)の午前5時〜5時55分‬、

この機会をお見逃しなく!

 

加耒徹さんのコンサートの予定などは

以下のサイトをご覧ください。

加耒徹サポーターズクラブ(オフィシャルサイト)
https://www.kaku-toru.net/

加耒徹の気ままにDiary(ブログ)
https://ameblo.jp/kakutoru/

 

プロフィール

【加耒 徹(かく とおる)Kaku Toru】
福岡県出身。
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程独唱科を首席で修了。大学院アカンサス賞受賞、武藤舞奨学金を受ける。
二期会オペラ研修所マスタークラスを総代で修了し、最優秀賞および川崎靜子賞受賞。
NEUE STIMMEN 2013国際コンクール、日本人男声として初のセミファイナル進出。
第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。日本歌曲賞、日本Rシュトラウス協会賞受賞。
2014年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。
バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバー。海外ツアーや録音をはじめ、近年では『マタイ受難曲』『メサイア』などの公演でソリストとして出演。
オペラでは、日生劇場オペラ公演『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、二期会オペラ公演『ナクソス島のアリアドネ』などに出演。
歌曲の演奏には定評があり、世界各国の歌曲に幅広くレパートリーを持つ。
CD【Kaku Toru Début】【加耒徹×ドイツ歌曲】をリリース。
NHK-FM『リサイタルノヴァ』出演。
Jリーグチーム「アビスパ福岡」の熱狂的サポーターとして知られ、スタジアムでのイベントにも出演している。
桐朋学園大学嘱託演奏員。二期会会員。

 

【松岡 あさひ(Matsuoka Asahi)】
1985年 ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。幼少よりピアノ、作曲を学ぶ。東京藝術大学音楽学部作曲科を首席で卒業。アカンサス賞、同声会賞受賞。同大学院修士課程音楽研究科作曲専攻修了。
2006年第17回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第2位。2007年、東京藝術大学モーニングコンサートにて、自作のオーケストラ作品「空に読む 光」が藝大フィルハーモニア(指揮=田中良和、ソリスト=入川舜)により初演される。
同年、奏楽堂学内公募最優秀企画「怪談」において、オペラ「荒絹」が初演され好評を博す。2011年第18回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位受賞。これまでに作曲を佐藤眞、北村昭、松下功、小鍛冶邦隆の各氏に、チェンバロを大塚直哉氏に師事。2012年より、文化庁新進芸術家海外研修員(音楽部門)として、ドイツ国立シュトゥットガルト音楽・演劇大学に留学し、作曲をCaspar Johannes Walter氏に、オルガン演奏法をMartha Schuster氏に師事。2014年帰国。
作曲、編曲の他、的確な解釈と多彩な音色によるピアノ伴奏にも定評がある。

 



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