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ほー知らなんだ、それも方言じゃったんか~!?よくわかる「伊予弁講座」

  • 2019/08/10 UP!

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県外から引っ越ししてきた方と話していて、「その言葉はどんな意味ですか?」と聞かれたことはありませんか?リビング読者に、県外の人に伝わらなかった言葉についてアンケートをとってみたところ、「やっぱり!」「え、そうなの?」という言葉が続々と寄せられました。
(アンケート:調査日/2019年6月〜7月 回答数/187人)

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アンケートには、「関東からの転勤者が上司から『ちょっと、かまん?』と呼ばれた時、“ちょっと、カモ〜ン”と聞こえたらしく仰天していた」、「『除(の)けて』と言われ、必要ないと思って捨てたら、大切ものだから『のけて(しまっておいて)』だと、愛媛出身の夫に叱られた」など、いろんなエピソードも寄せられました。
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「『帰ってこーわい』は、愛媛県外の人なら一度は被害?にあうようですね。私の知り合いにも、いつまで待っても戻って来ないので家に電話した、という人が何人かいますよ」と話すのは、郷土史研究家で伊予弁に詳しい今村威(たけし)さん。

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「さらに“わい”は、よく考えで決めた決意の表れです。『やめとこわい』と言われたら、もうそれ以上頼めません」
また「〜をかく」は、「駕籠をかく」と同じで、“重い物”を“2人以上”で運ぶということ。無意識に使っている伊予弁にも、深い意味がありました。

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伊予弁には古語も多く残っており、「まがる』は『古事記』の中にででくる言葉だそう。触る、ジャマになるという意味ですが、『あの人にまがられん』と言われれば、“あの人には関わるな”という意味になります。『おらぶ』は叫ぶという意味ですが、『万葉集』の歌の中にあるそうです。
アンケートには「〜せられん」という言葉が通じなかったという声も、たくさんあがっていました。「これは、やさしい禁止で『こけられんよ』と言えば、転ばないように気をつけて、という優しい気遣いが含まれます」

伊予弁は、独特でありながら、思いやりのある言葉だとも言えます。ずっと伝えていきたいですね。


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参考資料/『新版 伊予弁ぞな』松本武昭、『いよのおもしろ方言集』長谷川孝士監修、『愛媛ことば図鑑』土井中照

 

知ってましたか おまけ

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子狸のことを「豆狸」と書いて「まめだ」という。「よもだ」は「よも狸」で、死んだふりをして人間を油断させ、隙を見て逃げだす狸のこと。知っていながら知らんフリ、いい加減で信頼できない常識はずれな人をさす。最近では常識にとらわれないユニークな人という肯定的な意味で使われることもある。

楽しいお盆をお過ごしなもし♪リビングも次回はお休みしようわい。

 

<リビングまつやま 2019年9月8日号より転載>

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