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高大接続ポータルサイト「ジャパンeポートフォリオ」始動 ふるい落としからマッチングへ

ふるい落としからマッチングへ
高大接続ポータルサイト「ジャパンeポートフォリオ」始動

 2020年度から、“学力の3要素(※1)を多面的・総合的に評価する”大学入試。関西学院大学を代表とする8大学では、主体性を評価する高大接続ポータルサイト「JAPAN e-portfolio(ジャパンeポートフォリオ)」を構築。「これからの入試は、ふるい落としからマッチング」という同大学の尾木義久さんに聞きました。

開発者の尾木義久さんに聞きました

 「ジャパンeポートフォリオ(以下JEP)」って何?

 文部科学省の委託を受け構築・運営する高校eポートフォリオ(※2)と大学出願ポータルが連携したWebサイト。新・大学入試では、学力の3要素の多面的・総合的な評価が求められます。中でも、主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度についての評価にJEPを活用します。

 その特徴は?

 1年次から生徒がデータを記入。画像・プレゼンデータ・論文なども添付できます。特徴は、蓄積したデータから大学別にアピールしたいものを選んで出願できること。民間のeポートフォリオとも連携予定です。

 主体性が評価できるの?

 JEPは、高校での学びを記録するとともに、各項目で「振り返り」「気づき」を入力。生徒自身が自らの学習を振り返り、気づき、次の学びを見つける様子を通して、主体性を評価しようとしています。

 高校の先生や大学側のメリットは?

 高校教員にとっては、2020年度から充実が求められる調査書を書くに当たっての有効なデータとなり、日々の生徒の記録を閲覧することで活動を把握できます。大学側は、アドミッションポリシーに適した、目的を持つ生徒を選抜するツールとして活用できます。

尾木義久さん
関西学院大学 アドミッションオフィサー
文部科学省 大学入学者選抜改革推進委託事業担当
これからの時代を生きる子どもたちにメッセージ

 大学入試改革は、子どもたちにとっても大学側にとっても大きなチャンス。もちろん、3要素を総合的に評価されるので、知識や技能は必要ですが、eポートフォリオに記入された日々の学習や生活の記録も評価の対象に。大学は、受験生一人ひとりが持つ資質や能力を見ようとしています。

ジャパンeポートフォリオの今後

 JEPは、7月末の調査で2380校6万3484人が利用。民間のポートフォリオと連携すると、約120万人が利用することになります。
 もちろん、現在、日本の高校に在籍する高校生なら、JEPにログインすることが可能。IDは、在籍する高校から振り当てられるそうです。
 一方で、JEP参画大学も増えているとか。2019年度の入試から、評価、参考などで活用することを表明しています。実際に、来年度の入試要項欄にJEPを使った“学びのデータ”の提出について触れている大学もあるようです。
 「ジャパンeポートフォリオ」は、文部科学省委託事業としては2019年3月で終了しますが、「実証事業を経て、今後の展開を発表します」と文部科学省は話します。
 今後の展開が気になる、大学入試改革。「ジャパンeポートフォリオ」についても、webでチェックしてみてはいかが。
 https://jep.jp/

※1
学力の3要素=① 知識・技能の確実な習得②(①を基にした)思考力、判断力、表現力③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
※2
eポートフォリオ=高校生活の活動の記録をデジタル化して残すことができるシステム

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