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関西大倉中学校・高等学校校長 下川清一さんに聞きました

関西大倉中学校・高等学校校長 下川清一さん
2022年創立120周年 キャリア教育や企業探究から自ら学び、たくましい人間に【北摂の教育人】

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関西大倉中学校・高等学校校長下川清一さん
中学生はアナログに徹することから、学びの本質に触れてほしい
関西の名ハイキングコースの一つ、鉢伏山。その懐に抱かれた関西大倉中学校・高等学校で、3年前から校長を務める、下川清一さん。4年後の2022年に創立120周年を迎える同校では、新校舎の建築も決まっています。
「緑があふれ、すがすがしい空気に包まれた素晴らしい環境で、この自然の地を生かした教育をプログラムに入れていきたいと考えています。例えば、中学校からの6年間で、稲刈りなどを通じた地域交流を行っていますが、この環境がある関倉だからできること」と下川さん。
一方で、21世紀型キャリア教育コンテンツ〝ENAGEED〟を導入。「自己肯定感を育て、自分の可能性を信じてチャレンジできる力を付けるための教育コンテンツです。どう生きるべきか、答えのない課題を追求していけるたくましい生徒に育てていきたい」

下川さんが大事と感じているのは、デジタル社会だからこそ、アナログを知ることが全ての基礎となる、ということ。「中学受験はある意味、答えのあるものを中心にした、受け身の学習ですよね。入学後は、自から学ぶという姿勢を身に付けていってほしいと思います。そのためにも、中学生ではタブレットなどを使わず、生徒はアナログを徹底してもらいます。例えば、電子辞書ではなく、辞書を引く。インターネットで調べてコピペするのではなく、自分で調べて自分でまとめる。そうして自分でまとめたものを一冊の本にする取り組みも行っています。一見〝今どき非効率〟と思えることも、これをやっているかいないかは、高校で差が出ます。答えにいたる道のりを楽しむことを知れば、学習そのものが楽しくなります。そうすれば、必ずその子は伸びますから」

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企業探究では、生徒らによるプレゼンも実施
企業探究で主体性とキャリア意識を育てる
高校では中学からの進学生と外部からの入学生が共に学ぶ体制。特徴的な取り組みは、全高1生が、総合的な学習の時間に「企業探究」を行うこと。
「レジャー施設、電鉄、建設会社、旅行会社、新聞社など多岐にわたる企業の方々にご協力いただき、〝お題〟をいただきます。4、5人程度のグループで自分がやりたいと思う企業のお題について、約半年間、ヒアリングや調査を行います。例えば2017年度では、〝未来の働き方を考えろ〟〝高校生が思わず飲み物やお菓子を買いたくなる、次世代自動販売機を考案せよ〟など、難しい課題が出されました。生徒らの取り組みや発表に対して、企業の方々には本気で講評してもらっています。すごい刺激だと思うんですよ」
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2022年、新校舎が誕生。自然の地の利を生かしたの開放感あふれる学びの空間が出現します

<下川校長からのメッセージ>
AIの発達で、近い将来なくなる職業が出てくる、ということが話題です。ただ、学校はなくならないと私は思います。なぜなら、家庭だけではつけられない力を学校でならつけることができるからです。関倉生は非常にまじめで、礼儀正しい。この美質に、たくましさが加われば、グローバル社会で活躍できる人物になりえます。たくましさは、受け身の教育からは育まれません。主体的に学ぶ、クラブ活動をする、学校行事に取り組むといった経験を、関倉でぜひ体験してください。

関西大倉中学校・高等学校
https://www.kankura.jp/

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