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人生の岐路に立って悩む子どもたちと保護者へ ~看板先生からのメッセージ~

~看板先生からのメッセージ~
 受験生にとって秋は、春からの進路決定に向けての正念場。人生の岐路に立って悩む子どもたちと保護者へ、大学の看板先生がメッセージを送ってくれました。その道をきわめたスペシャリストならではのアドバイスに、耳を傾けてみませんか。
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画像大阪市出身。マンガ家。高校2年生の時に「ピアの肖像」でデビュー。持統天皇の生涯を描いた「天上の虹」は今年3月、32年をかけ23巻が完結。


 「毎朝、新聞を広げて一つの記事を選び、そこに書かれている人の気持ちや背景を15分ほど考えるのです」。マンガ家・里中満智子さん(67)が、何十年も欠かさず続けている想像力を養うトレーニングです。「経験の多さ=人生の豊かさではありません。恋愛画を描いていると、恋愛経験豊かな女性かと思われがちですが、実際は修道女のような生活です。経験より、物事をどれだけ一生懸命考えたか、ということが大切なのですよ」
 本業のかたわら、大阪芸術大学教授で、キャラクター造形学科学科長として、後進の指導に情熱を燃やす里中さん。マンガと活字が大好きだった少女が、そのころ“悪書”扱いされていたマンガを守りたい一心で、16歳でマンガ家デビュー。当時を振り返りながら、里中さんは「進路の決断も経験です。若い時に、たくさん悩んで考えてください。それが、将来問題にぶつかった時に、解決して乗り越えていける人間力につながるはず」。まっすぐ、全力投球の里中さんならではの励ましメッセージです。

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画像箕面市出身。京都大学大学院修士課程修了後、シャープ入社。1995年から大阪大学へ。講師、助教授を経て、2004年神戸大学教授


 「小学生のころ、“電卓”の機能を不思議に思ったのが、コンピューターとの出合い。高校ではプログラムを組み始め、自在に動かせるコンピューターにのめり込みました」と話すのは、神戸大学大学院工学研究科電気電子工学専攻教授・塚本昌彦さん(51)。身に着けるコンピューター「ウエアラブルコンピューター」を研究しています。
 塚本さんが装着するメガネ型のディスプレー(写真)では、スケジュールやメールの確認などができます。「両手を使いながらディスプレーが見られるから、調理中に作り方を見るなど可能性は無限大です」
 コンピューターをもっと身近に、もっと面白くと、学生の指導に当たる塚本さん。「ダンスが好きな学生が、コンピューターの知識を身に付けて電飾を制御。今では何万個という電飾と、ダンスによる新たな空間を作っています」と誇らしげに。「大切なのは、若い時から好きなこと、面白いと思ったことを続けること。夢中になれることがあれば人生楽しいですよ」
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画像広島市出身。作曲家。摂南大学、大阪音楽大学短期大学部作曲専攻卒業。映画「舟を編む」で、第37回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。


 映画やCM音楽、クラシックの作曲まで、幅広い活動を続ける渡邊崇さん(39)。来年4月に大阪音楽大学で開設される、ミュージッククリエーション専攻の特任准教授として、作曲を教えます。
 27歳で同大学に入学、2度目の学生生活を経験、紆余曲折を経たからこそ、見えてきたものがあると言います。
 「若いうちに、いろいろな人の話を聞いてみてください。自分の世界だけで世界一になれると思っていた自分に、モノには多様な見方や考え方があると気付かせてくれたのが今の大学の哲学の教授でした」。似合わない派手なドレスを着て、クラシックの舞台に立つ演者への違和感を唱える渡邊さんに、教授は「それがクラシックの誇り」と。
 「君には、それ以上のこだわりがあるのかと言われ、即座に心の中で謝りました。いろいろな視点から解釈し、理解を深めることで、作品も深まっていくような気がします。聞くという選択肢を加えてみてください。皆さんの周りにも面白い人がいるはずですよ」

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